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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 127

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「………そういえば私、クイズ大会で優勝しました」

優勝が分かった翌日、伊奈野はクイズ大会の優勝を報告する。

報告する相手は、手伝ってくれたメンバー。

「あっ。そうなんですね。おめでとうございます」

「おめでと~」

「ありがとうございます。皆さんにいろいろと教えてもらったおかげです」

「いえいえ。私たちが教えられたことなんてほんの少しですから。後は師匠の実力ですよ」

「私というより、あの本の実力がほとんどだとは思いますけど………」

「「「「あっ。なるほど」」」」

いつもの図書館のメンバーが黒い本へ一斉に目を向ける。当の視線を受けた黒い本は、本の状態では羞恥心など感じないようで気にした様子もなく司書さんの手の中に納まっていた。

相変わらず伊奈野が来ている間は、司書さんに黒い本が貸し出されているのだ。

こうして行われた伊奈野の報告だが、珍しいことに勉強中だった。

ということで4人はこんなチャンスはめったにないと、

「そういえば最近、邪神の使徒を何人か説得してこちらへ引き込めたんですよ」

「あっ。そうなんですね。司書さんが説得できたんですか」

伊奈野に雑談をしかける。とはいえあまりにも興味のないどうでもいい話をすると無視されてしまうのはあまりにも分かり切ったことだったので、邪神の使徒という少し興味を引くかどうかというギリギリのラインで会話を展開していく。

伊奈野が返答をする程度には食いついてきたので、

「私に説得できたことが意外みたいな言いぐさですが」

「いえ。別にそんなことはないですよ。ただ純粋に、邪神の使徒という割には邪神への信仰心みたいなものは小さいんだなと感じただけです」

「本当ですか?………まあ、良いです。邪神の使徒と言いましてもそれぞれ目的や欲望のために邪神を利用するのが手っ取り早かったというだけで、邪神にこだわる必要はない者がほとんどなんですよ。そこで私がそれぞれこちら側に来てもできることというのを提案して引っ張ってきたというわけです」

「なるほど?」

欲望や目標と言われれば、なんとなく伊奈野も予想がつく。

自分自身に当てはめてみれば簡単で、伊奈野のように勉強がしたいと思って邪神の使徒になったものがいるなら、そういった者達には勉強場所を提供してあげればいいだけ。それだけで敵対勢力の者達を味方に引き入れられるなら安い物だろう。

「ただ、そうして説得できる人員を探している間に分かったのですが」

「はい」

「そちらから来る方々は、皆さん殺人鬼にでもなるような教育でも受けられているんでしょうか?」

「……………はい?」

司書さんの言葉に伊奈野は激しく困惑させられる。

殺人鬼になる教育、などと言われて困惑しないわけがないのだ。なぜそんな話が突然出てきたのかと伊奈野が司書さんへ視線を向けて先を促してみれば、

「私が勧誘した中に、未成年だとおっしゃる方がいたんです。その方が、ストレス発散で人を殺したかったけど血が出なかったから楽しくなかったなどと申されていまして」

「……………」

伊奈野は何となく納得できた。

今のネット社会、血しぶきの出るゲームを笑いながらやる未成年の学生など数多くいることだろう。それこそ、未就学児であっても存在するはずだ。

ゲームだからと倫理観のない行動をとるものは多いかもしれない。

(私も今は成人してるけど、その前までも結構人を殺すゲームとかやってきたからな~。NPCにとっての現実でそれをやられると、確かにNPCとしては恐怖だよね)

「そういう教育を受けているわけではありませんけど、似たような子は多いかもしれませんね」

「……そうなのですか。外というのはやはり、怖いところがあるものなんですね」

雰囲気が少し暗くなる司書さんだけでなく、魔女さんやうるさい人、屈辱さんも何とも言い難い表情を浮かべていた。

そんな会話が少し心に残りつつも、その日の日本サーバでのゲームは終わっていく。

何もなく、少し不穏さを残しながら。

だが、午後になって学校から帰ってくればほとんどそのことは頭から消え去っていて、

「あぁ~。これをそろそろどうにかして突破しないとなぁ~。黒い本、何かいい案ない?」

「……………」

「まあこんな人がいるところで喋んないよね」

彼女がログインしたのは海外サーバ。

墓場の前には相変わらずきれいな砦がそびえていて、人が集まっているように見える。そろそろダンジョンへと入るためにこの砦を攻略しなければならない。

ただ、

「何だろう?皆、距離を取ってる?」

何故かはわからないが、人々は距離を取って立っているように見えた。

何かを警戒するようにキョロキョロと辺りを見回しており、伊奈野は居心地の悪さを感じる。

(何だろう?何を警戒してるのかな……………ん?でも、警戒してるのは来てる人だけかな?なんか、砦の辺りは全然誰も見てない)

「もしかして、行けるかな?」

砦の方には誰も注意を向けていないように見えた。だからこそ伊奈野は外側からゆっくりと近づき、

「『設置』」

砦に魔法を設置する。

砦を破壊するための、

「なっ!?」

「おい!あれ見ろ!!」

「に、逃げろ!巻き込まれるぞぉぉぉ!!!」

魔法。

伊奈野が魔法を『設置』した場所からは、激しい嵐が巻き起こっていた。

……………ただ、それはただの目くらましでしかないのだが。

本命は、それの隣にもう1つ設置した魔法。砦の壁を破壊するための魔法だ。

「私だってこの1週間、ただクイズと勉強しかしてなかったわけじゃないんだよ」

砦ができてから、伊奈野は対策を立てていた。この砦を壊すための魔法陣を作るという対策を。

実際砦にどの程度の強度があるのかは分かっていなかったが、

「急激な温度の上昇と低下で物質がもろくなる、よくあるやつだよ!」

もう何度こすられただろうかという、硬い物を破壊するときの手法。

急激に温めて冷やしてということを繰り返しているのだ。そうすることで表面が膨張と収縮を繰り返し、崩れやすくなる。そうして魔法陣でその周囲の壁をもろくし、見せかけと目くらましのための風で破壊するだけ。

数日の休憩時間だけで考えたにしてはそこまでひどくはない作戦だろう(ただし誰にも見られないようにすることは何も考えていなかったことを除く)。

《スキル『炎氷一体1』を獲得しました》

司書さん、黒い本を利用して無双w

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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