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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 153

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周囲に光の槍をまき散らす天使。それに対し伊奈野は武器を構える。

しっかりと狙いを定め、

「どのくらい効くのかは分かんないけど……………バンッ」

軽い掛け声とともに引き金を引く。

その手に握られているのは銃。

イベントの前に毒を求めていたプレイヤーと交換した魔導銃である。

片手で握っていられる拳銃サイズであり、見た目や重さからはあまり火力を期待できない。しかし銃という部分だけでなんとなくある程度威力はありそうな気がして手に取ったのだ。

その結果、

「っ!?眩しっ!」

銃口から光があふれだし、銃口を直接見てはいないはずの伊奈野も思わず目をつむりたくなるほどの光に襲われる。

しかし、伊奈野は攻撃がヒットすることを確認するまでは目を閉じたりせず、

『な、なんだ!?グワアアアアアァァァァァァ!!!!?????』

天まで届く光の柱が出現した。

そう思わせるほどに太い光線が、外れることなく天使を正確に貫き昇って行った。

(うわぁぁ。反動凄い!支えるので精いっぱいなんだけど!?というかそろそろ目を閉じて良いかな!?私これ以上目を開けてるのはつらいんだけどぉぉ!!)

想定以上の出力であったために伊奈野の体にも激しく負荷がかかる。

だがそれでもどうにか耐えて数秒すれば、

「あっ。しっかり貫通してる……………」

伊奈野の銃からの光も収まり、結果が見えるようになる。

天に浮かんでいた天使の股下から脳天までしっかりと光線が貫いたようで、大きな穴が空いていたのだ。さすがにここまでされると天使も生きることは難しいようで、その体から神々しかった色を薄めながらゆっくりと落ちてくる。

ただ、伊奈野はログを閉じているため本当に倒せたかどうかなど普段ならわからないところなのだが、

「あっ。ちゃんと倒せたんだね」

今回は理解する。

なぜなら彼女の目の前には、

《上位者に勝利したため職業専用シナリオ『覇道』が進展しました。現在の勝利数は15です》

シナリオ進展のメッセージが。つまり、格上である相手を倒せたというメッセージが現れたのだから。

このメッセージにおける上位者という存在が天使でない別の存在だという話でない限り、この天使を倒せたことはゲームのシステム上も間違いないと思われるわけだ。

「というか、15ってそこそこ進んでるよね。もしかして、さっきのイベントで倒したプレイヤーの中にも上位者がちゃんといたってことなのかな」

前回メッセージを見た時には5くらいだった記憶がある。

その後に誰かと戦った記憶もメッセージを見た記憶もないので、今回のイベントでプレイヤーをキルした際にシナリオが進展したというのは伊奈野視点ほぼ間違いない。

彼女の知らないところで勝手に敗北宣言をしている存在がいなければ、の話なのだが。

「いやぁ~よかったよかった。イベント参加した甲斐があったね」

ややこしい展開の可能性を無視して、伊奈野はイベントの成果だと考えることにする。

そうしてしばらく喜んでいたのだが、

「ん?でも、15人に勝ってもまだ終わらないんだ。これ、もしかしなくても相当な数の人に勝たなきゃいけない?」

人に限る必要はないが、相当な数の勝利を収めなければならないのは間違いない。

なんだか気分が重くなった気がした。

ただ、それ以上何か考えて落ち込む前に、

「おいっ!支えるぞぉぉ!!」

「あそこだ!急げ!!」

声が聞こえてくる。

どうやら天使の死体が落ちて来る時に街へ被害が出ないよう、対応に当たる人々が来たようだった。

ここで姿を見られるとややこしいことになりかねないと考え伊奈野はすぐに転移し、

「あんな簡単に倒せるなら、天使って結構おいしいね。また来てくれないかな~」

そんなことをつぶやきながら勉強を再開する。

簡単に倒せるなどと言っておきながら、自分のMPがいつの間にか底をつきかけていることに気づかないままに。

「さっきの、何だったんだ?」

「さ、さぁ?明らかにヤバい光だったのは分かるけど」

「……………天罰、じゃないか?」

「「「「天罰?」」」」

「天使を貫くあのまっすぐの光。やっぱり、神の光だろ……………」

「な、なるほど」

「そ、そういわれると確かに」

伊奈野が出した光。

それはあまりにも大きく、天を穿っていた。それは神々しさすら感じさせられるものであり、人々が神によるものだと考えだすのも必然と言えば必然。しかも、天を貫いていたため逆に天から落ちてきたようにも見ることはできた。それで勘違いするものが現れることは仕方のない事。

市民たちの間で、天使が神により裁きを受けたという話が広まっていくのであった。

「あれは耐えられる気がしないな………真面目に生きよう」

「やっぱり悪い事とかしちゃいけないよな。うん」

ちなみに、その天罰に恐れをなした小悪党が数人悔い改めたということもあったりなかったり。

ただ間違いなく、この日から犯罪の件数が激減することになるのであった。

そんなことを全く知らない伊奈野のログには、

《スキル『貫通1』を獲得しました》

《スキル『狙撃1』を獲得しました》

《称号『天使殺し』を獲得しました》

《称号『大天使殺し』を獲得しました》

《称号『天罰代行者』を獲得しました》

《称号『神を偽りし者』を獲得しました》

相変わらず気づかれないスキルや称号の獲得ログが流れている。

明日から新年度で学校という方も多いのでしょうか

皆様お体にお気をつけて、五月病にならない程度に無理せず頑張っていきましょう!(新年度さっそく休日とか関係なかった作者よりw)

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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