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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 17

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本日2話目

「ふぅ。ちょっと休憩」

伊奈野はペンを置き、一息つく。

集中が途切れたことで無視のスキルも消えて周囲を知覚できるようになるのだが、

「あれ?うるさい人が消えてる」

伊奈野が気づくと周囲から人がいなくなっていた。

うるさい人と彼女が名付けた男性もいないし、外を覗いてみても宗教勧誘少女だっていない。周囲から人の気配が一切せず、伊奈野は違和感を憶える。

が、

「まあ、ここそんなに人気なさそうだし、人がいなくてもおかしくはないかな」

すぐにそう結論づけて違和感を確かめることはなかった。この奥で行われている懺悔に気づくことはない。

それよりも、

「よく見てみると、色々あるね。なんか高そうなものもいっぱいあるし」

彼女は小屋の中を見て回る。

一応この小屋を所有する宗教は歴史も古く世界中に信者が存在した宗教であるため、所有する面積が狭くなればそこへ入る宝物の密度は高くなるのだ。

こんな小屋に置かれてはいるものの、かなり価値のあるものばかりなのである。

当然そんなこと伊奈野は気づかないが、

「宗教的なものだし、あんまり触らない方が良いよね」

伊奈野も宗教の怖さはあいまいだが分かっているし、その恐怖はこの海外サーバを回る中でより理解できた。

だからこそ触らない。なんか凄そうだな~くらいの気持ちでそれらを見るだけである。

ただたとえ見るだけだとしても、ここにあるのは宝の山。

当然多少お高いだけの物を見ている程度ではないため、

《スキル『金の瞳1』を獲得しました》

スキルだって手に入る。

伊奈野がそれに気が付くことはないが、何かが起きたことは理解できた、

「小さい宗教のものだけど、これいくらくらいするのかな。一部では価値を感じる人もいるだろうけど、きっと大半の人がこの程度の宗教の宝物に価値は感じないよね?…………って、ん?何か出てきた」

伊奈野の目の前に出てくる文字。

そこには、

「17億5000万G?」

そう書いてあった。

それは、伊奈野が価値が気になった宝物の相場である。彼女が手に入れた金の瞳というスキルは、物の相場を知ることができるスキルなのだ。

伊奈野はそんな詳しい効果は分からないものの、

「ん~。それくらいで売れるってことかな?結構高いね」

最初の所持金が1000Gだったことから考えれば、とてつもない金額であることが分かる。

これを購入するにはかなり長期間稼がなければならないだろうということは分かるわけだ。

「ふぅん。この規模の宗教でもこの価値が出るんだ………宗教怖ぁ~」

伊奈野は何度目か分からない恐怖を感じる。

ただ、そうなりつつも周囲の宝物を1つ1つ見ていってしまうのは伊奈野らしいと言えるかもしれない。彼女の好奇心は多少の恐怖心では止められないのだ。

そうして伊奈野が休憩時間を過ごしていると、小屋の奥の扉が開く。

「あっ。宗教勧誘少女ちゃん」

「宗教勧誘少女ちゃん!?」

出てきたのは宗教勧誘少女。さすがに伊奈野も本人の前ではちゃん付けをするようだが(あまりそこは大事ではない)。

つけられたあだ名に驚愕している宗教勧誘少女だが、すぐに気を取り直して、

「そ、それよりも、やっぱり入信に興味がおありですか!そんなに我が教の財宝を見ているということはそうなんですよね?ね?」

そうなのだろうと確信した、というより思い込ませているような様子で尋ねてくる宗教勧誘少女。

しかし伊奈野は当然、

「いや、ないけど?」

バッサリと切り捨てた。

「えぇそんなぁ~」

不満そうな、そしてひどく落ち込んだような顔で肩を落とす宗教勧誘少女。

そんな彼女が伊奈野へ入信のメリットなどをめげずに説明していると、

「はぁ~。つらかったです」

奥からまた1人出てくる。

その姿を見て、

「あっ。うるさい人」

「「うるさい人!?」」

伊奈野の口からつけたあだ名が出てくる。

2人ともあまりにもひどいあだ名に驚愕していた。が、

「ああ。まあ、うるさい人で十分ですね」

宗教勧誘少女は納得してしまう。

そうしてもう完全に彼の名前はうるさい人として伊奈野の脳内には刻まれてしまったのであった。

「ひどくないですか!?私の立場ってかなり高いはずですよね!?」

「ほら。その段階でうるさい」

「それは君たちがひどいからですよ!?」

伊奈野のあだ名をきっかけに2人の話が進んでいく。

すでに自分が話に巻き込まれていないため、どうでも良くなってきた伊奈野は、休憩を終わらせまた2人を無視して勉強を始めた。

「………………あれ?あの方、いつの間にか何かを書かれていらっしゃるのですが」

「ああ。うん。さっきも私がしゃべってる途中で完全に無視してこんな感じになってましたし、気にしなくてもいいのでは?」

「そうなんですか、ね?まあそれならそれでいいとして、私思ったんですけど…………」

伊奈野が勉強しているとか何も答えないとか関係なく。2人は伊奈野がそれならそれでいいと自分たちで会話を始めるのだった。

…………それからまた数十分後。

「………………ですから、お金が必要なんです」

「それは分かるんですけど、今の教会の力では……」

伊奈野が気づくと、まだ2人が話をしてた。

うるさい人だけでなく宗教勧誘少女ちゃんまで話が長いのかとげんなりしそうだが、今のところ実害を受けていないのでそこまでストレスは大きくない。

それよりも、

「いくらくらい必要になるんですか?」

「そうですねぇ。大体20万あれば安定すると思うんですけど」

「………あの、すみません」

「「っ!?」」

今まで勉強に集中していた伊奈野が突然話しかけてきて驚く2人。

そんな2人を伊奈野は無視して、

「ここ、事前にお金払って置けばまた来た時に使えますよね?」

「え、ええ。もちろん利用可能ですが」

「こ、この場所を気に入って頂けたのならよかったです」

今前払いをしておいても構わないという許可を取った。

ならばすることは、

「とりあえず、30万渡しておきますね」

「「………………………………は?」」

「30万時間。1万2500日ぶんです。よろしくお願いしますね」

「「え、あ、はい?」」

伊奈野は30万Gを渡す。通常プレイヤーが軽々しく渡せるような金額ではないのだが、今の伊奈野にとってゲーム内の金銭というのはあまり重要なものではない。

いつの間にか大量のお金を魔女さんから貰っていた伊奈野としては、これくらい渡すのは痛くもかゆくもないのだ。

というか、それだけの時間あれば一生困らないだろうという試算である。

ただ、ログイン制限が8時間からさらに延長されれば、そして時間の加速倍率がもっと大きく成れば、その時間も消費するときが来るかもしれないが。

「あ、あの。ありがとうございます」

「いえ。気にしないでください。私も場所は欲しかったので」

「そ、そうですか………」

ひきつった笑顔を浮かべながら礼を述べる宗教勧誘少女。

そして、

「ありがとう!君は救世主だ!もしかしたら神が遣わしてくれた天使かもしれない!ぜひとも我が教の信者に、」

「なりません」

天使かもしれないとか言っておきながら勧誘してくるうるさい人。

しかし、彼の感謝はとてつもない物だった。

この日、他教に浸食されて消滅の危機にあった教会は一瞬にして回復。その後はつつましくも安定した運営が行われていくことになるのだった。

また、これによる伊奈野の活躍は大きく、

《称号『教会の救世主』を獲得しました》

《称号『教皇の救世主』を獲得しました》

《称号『聖女の救世主』を獲得しました》

彼女の知らないログがまた増えていた。

これの影響はまだ表には出ないが、伊奈野がさらなる影響を生み出す日も近い。

「ん~。今日も勉強日和ですね」

しかし、その日もまたきっと勉強日和なのは間違いないだろう。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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