Switch Mode
Now you can use the translation tool for free for the first 200 chapters of each novel.

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 172

This post is one of the first 200 oldest posts in its category and is free to translate.
Balance: 0 coin


「師匠。お願いしたいことがあるんですけどちょっと良いですか?」

「は、はぁ。何ですか?また『魔力障壁』を張って欲しいとかですか?」

ダンジョンの改築が終わりその改築で増えたり変更されたりした罠で散々な目に遭った翌日。

伊奈野は魔女さんから頼みごとをされた。

以前もあったように『魔力障壁』を使って魔女さんの攻撃で周囲への被害が出過ぎないようにしてほしいというお願いかと伊奈野は予想したのだが、

「いえ。そうではなく、私の職場を少し見て回ってもらいたくて」

「職場を、ですか?」

「はい。ちょっと色々とありまして………」

魔女さんはすこし困ったような表情で笑う。

(なんか隠してることがありそうだけど、まあ魔女さんが私の勉強をそこまで邪魔してくるってことはないと思うんだよね)

少し疑わしい部分もあるが伊奈野としてはそれでもかまわず、

「勉強できるところは?」

「当然あります!」

「なら行きます」

勉強があればそれでいい。ということで即行で了承した。

準備をしてそれではさっそく行こうとなったところで、

「私も行く」

「あっ。マターちゃんも行きたいの?」

「ん」

いつも朝は一緒の空間にいるはずなのになぜか少し久しぶりな気がするマターが登場した。まあ、普段は寝ていて1日に一度伊奈野も話すことがあるかどうかといったところなのでそれも仕方がないだろう。

ただ、そんなマターであるからこそ、

「珍しいね。マターちゃんがどこかに行きたいなんて」

「気になる」

「気になるの?魔女さんの職場が?……………ふぅ~ん?」

こうして興味を示してくるとは思っていなかった。非常に珍しい事である。

ただそれに関しては伊奈野から言えることというのは特になく、

「魔女さんの職場のことですし魔女さんが決めてください。私は目的も伝えられていないわけですし」

「分かりました………まあ、ついてくる分には構わないわよ?ただ部下も研究なりテストなり色々としてるから邪魔にならないようにしててほしいわ」

「ん。だいじょぶ」

言葉を1音でも少なくするために大丈夫の「う」の音まで削って親指を立てるマター。魔女さんはそんなマターへ本当に信用できるのかと疑いの視線を向けつつも同行を許可する。

こうして3人で魔女さんの職場へ行く………のかと思いきや、

「じゃあ師匠。『みんなで1つに』をお願いします」

「へ?どういうことですか?」

魔女さんのまさかの言葉。

伊奈野の中へ他者の精神のような何かを取り込める『みんなで1つに』を使えというのだ。

(とりあえず使えるのは私だから、私の体で行くのは確定。それでもって魔女さんも案内も必要。となると、)

「マターちゃんを私の中に入れていくんですか?」

「いえ。私を入れていってもらいます」

「……………は?」

伊奈野の予想は完全に外れる。まさかの魔女さんを入れていくことになるというのだ。

ただ、そうなると伊奈野の予想の段階で考えていた、

「魔女さんがいないと魔女さんの職場には行けないんですけど……………ああ。そこに関しては私の中から教えてもらえればいいわけですか」

「はい。師匠たちに行ってもらった後私は遅れて入りますので、職場の解説などはその後にさせてもらえると」

「は、はぁ。それはかまわないですけど」

それ自体はかまわない。

しかし余計に、

(何なんだろう。もう完全に隠す気ないよね?絶対何か企んでるじゃん!)

魔女さんの考えていることが気になった。ここまで伊奈野達に対してわかりやすすぎるほどのことをするということは、間違いなく伊奈野達へ害を与えるようなタイプの隠し事ではないと思うのだが、読めない。

「まあ、そういうならとりあえずその通りにしますね。魔女さん手を出してください」

「はい。お願いします」

伊奈野は魔女さんが差し出した手に軽く触れ、『みんなで1つに』を発動する。直後倒れる魔女さんを屈辱さんが支えたところまで確認して、

「じゃあマターちゃん、行こうか」

「ん」

「魔女さんも案内宜しくお願いしますね」

『はい。お任せください』

マターの保護者気取りで彼女の手を握り、魔女さんに案内を任せた伊奈野。

後はただ、魔女さんの案内というよりは勝手に足を動かしてもらうことに任せて歩いていくだけ。

そうして伊奈野に足を任された魔女さんだが、当然彼女も心得ていることがある。

それが、移動に時間をかけないこと、だ。伊奈野にとって大事なのは勉強時間であり、たとえお願いを聞いてもらえるような関係性にまで関係値を築けている現在でも、もし10分以上移動に時間がかかるなら即行で腕輪を使って伊奈野が図書館へ帰ってしまうことくらいは心得ている。

ということで最短で、しかも不自然にはならない程度に魔法で移動の補助などをしつつ職場へと突き進んでいった。

結果として、

「あっ。思ったより近かったですね」

伊奈野のこんな感想を引き出すことに成功した。その言葉に負の感情は感じられず、嫌がっているような雰囲気もない。

魔女さんはとりあえず、自身の目的を達成するために伊奈野を職場まで連れてきてなおかつある程度機嫌がいい状態でいさせることに成功したわけだ。

ただ当然本番はこれからであり、

『それじゃあ師匠。入りますね。個室にご案内するので、そこで勉強をしていただいてもらって構いません。もちろんマターが睡眠をとるのも』

「分かりました。マターちゃんにもそれは伝えておきます」

伊奈野は魔女さんの職場、国の中でもトップクラスの魔法使いたちが集う研究塔へと足を踏み入れた。

このゲームの最高峰の魔術と、それを研究する者達の狂気が彼女を待ち受けている。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

Comment

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

Options

not work with dark mode
Reset