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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 177

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うるさい人に連れられて教会に来てしまった伊奈野。

宗教勧誘が少しでも始まったら即座に図書館へ帰ろうと心に決めつつ入ったのだが、

「ようこそいらっしゃいました。本日はどういったご用件でしょうか」

「えぇと」

『師匠、備品付きの祈祷室を使いたいとお伝えください』

「あっ。はい。備品付きの祈祷室が使いたいんですけど」

用件を聞かれただけで特に何か勧誘があるということもなく。

うるさい人も特に何もせず、素直に誘導をしてきた。伊奈野はそれに従い、若干心が緩む。

(意外と何もない?もしかして純粋にうるさい人は来たかっただけとか……………い、いや。そんなことあるわけないよね!来たいなら1人でくればいいわけだし!きっとここから何かあるんだよ!うん!間違いない!)

「あぁ。備品付きですか………申し訳ありません。現在すべて使用中でして。備品ナシの個室ならばお使いいただけるのですが」

「え?あっ。そうなんですか」

警戒している伊奈野はその個室で何かあるのではないかと考えたが、満室と言われてさらに宗教勧誘の可能性が低いように感じた。

明らかに、これすらも狙ってやっていない限りはうるさい人と教会側がかみ合っていない。

それを示すように、

『師匠、申し訳ありません。自由に使える個室はあるようですが、机などがある個室はすべて使われてしまっているみたいです。ご足労いただいたところ申し訳ないのですが、今回は一度帰るしかないかもしれません………』

うるさい人が教会から出ることを促すようなことを言ってきたのだ。ここまで仕込んでくるなんてことはなかなか考えづらく、

(さすがに信用していいよね?宗教勧誘してこないよね?)

と判断したうえで、

「あっ。備品ナシでも問題ないです。ただひざ掛けとクッションなどがあるならいただけませんか?」

『え?師匠?』

「すみません。ありがとうございます。両方ございますのでお部屋に案内する際にお渡ししますね……………こちらになります」

『私の声が聞こえていないんですか?机やいすがないんですよ?』

備品ナシの個室を伊奈野は選択した。うるさい人は自身の声が聞こえていないのかと慌てるが、伊奈野はいったんそれを無視。

そして個室に案内され誰もいなくなったところで、

「ああ。うるさい人、落ち着いてください。大丈夫ですよ聞こえてますから」

『あっ。聞こえていらっしゃるんですか?何かスキルに不具合でもあったのかと焦りました………それならいいとして、師匠はこの備品のない部屋で大丈夫なのですか?机もイスもないこの部屋では勉強ができないのでは?』

伊奈野はうるさい人に受け答えをする。さすがにここまでの間会話をすると明らかにおかしい人として見られかねないため避けていたのだ。とくに宗教施設でそんなちょっと危ない人のようなことをすると、おかしい人と思われるだけでは済まされずに変なことへ巻き込まれてしまう恐れすらある。

それはそれとしてうるさい人の懸念はもっともであり、伊奈野が心配されるのも理解できるのだが、

「ああ。大丈夫ですよ。私は机と椅子がなくてもどうにかできるので」

『……………へ?』

困惑するうるさい人は放っておき、伊奈野はいつぞやに使えるようになった魔力障壁の椅子と肘置きを生み出し、本をサイコキネシスで空中に浮かせる。

流石にこんなものを見せられるとは思っていなかったのかうるさい人もさらに困惑しているようではあったが、

『な、なるほど?確かにそういったことができるのであれば備品がなくても問題はないようですね………どうやら私はまだ師匠が勉強へ使える力を侮っていたようです』

「まあ今まで見せたこともなかったですしそれも仕方ないですよ。それはそれとして、うるさい人はどうしますか?この後私は勉強しますけど、こんな個室だとうるさい人も大したこともできないと思うんですけど」

『ああ。それは大丈夫ですよ。勝手に時間制限までいさせてもらうだけで結構ですので。お願いしても良いですか?』

「それで良いんですか?私はそれくらい別に構いませんけど」

伊奈野はそれだけでいいのかと困惑しつつも了承し、その後やっておくべきお布施という名の料金の支払い方や額を聞いた末に勉強を始める。

その間本当にうるさい人はただただ伊奈野の体の中で何か特に動くということもなく待ち続けるだけであり、

『……………ふむ。まあ聞くべきことは聞けましたか。今回はこれだけで良いでしょう』

何かしら裏のありそうなことを考えて伊奈野が勉強を終わらせる少し前に消えていった。

そこから伊奈野は図書館に戻ることはせず個室でその日の勉強を続け、

「ありがとうございました。こちら心ばかりですがお納めください」

「は、はい!ありがとうございます!あなたに神のお導きがありますように!あなた素晴らしいですね!まさかあの備品ナシの個室で3時間近く祈り続けられる方がいらっしゃるなんて思ってませんでした!」

「そうなんですか?」

「そうですよ!信仰心の特に強い方であってもあそこの部屋では1時間が最高ですし……………」

出てきてお布施をしたところ、教会の人に驚かれた。

どうやら何もない部屋で長時間祈り続けるというのが他に同じことをした人を見たことがないほどすさまじい事のようで、高い信仰心を持っていると思われたようだ。伊奈野の担当をしてくれた人だけでなく数人の関係者らしき人から賞賛の言葉がけられる。

(こ、これは宗教勧誘とはまた違うし、逃げるほどのことでもないよねぇ……………)

すでに勧誘の手口に引っ掛かった状態であるものが考えるようなことを思いつつ、伊奈野はログアウトしていく。

そのログにはそうして教会の人々が驚くほど熱心に祈(るための部屋に入)っていたためか、

《称号『認められし信仰心』を獲得しました》

《称号『時間とは供物』を獲得しました》

などというものが流れていた。もちろん気づかれることはないが。

恐怖を掻き立てる、ほめる、怒らせる。こういった感情が揺れるような行動を知らない人がしてきたら宗教勧誘の恐れがあります。

警戒しましょう(ただ相手が上手い場合はいくら警戒して無駄ですけどね)

ちなみに今年度に入って作者は、「私アンケートを取っていまして、皆様の新年度の目標などを聞いて回っているんです」から始まる宗教勧誘を受けました。一瞬困惑したので向こうの思惑にはまりましたねw

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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