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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 183

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「………あぁ~。若い悩みですねぇ」

「そうですか?恋愛関係は年齢なんて関係ないと思いますけど」

「いやいや。そういうこじれ方をするのは若い証拠ですよ。もう少し年齢が上がってくるともっとドロドロとしたものに変わることも多いですから」

「ああ。なるほど」

崩れた瓦礫が散らばる中で座り込み、談笑をする伊奈野と魔女さん。

この魔女さんならばこれから関わることもあまりないだろうし話をしてもいいだろうと、非常に軽くではあるが事情を打ち明けた。

「気晴らしでもしますか?」

「いえ。大丈夫です。今日が過ぎれば明日にはきっと心も回復してるでしょうから」

「そうですか。まあ時間で解決する話ならそれでいいんですけど」

伊奈野のために気晴らしを提案してくれる魔女さんだが、伊奈野はそれを拒否する。ただただ時間を浪費して、ぼぉっとしていれば勝手に心は落ち着いてくると確信めいたものを感じているのだ。

そんな伊奈野だったが、魔女さんはそれでも話がしたかったようで伊奈野の事情から色々と話題は移っていき、

「おぉ~。大きい魔法陣ですね」

「そうなんですよ。大きいだけで威力が伴っているのかは分かりませんけど、見た目で脅すことにも使えるかなと思いまして」

「なるほど~」

魔女さんが出してくるのは、かなり大きく細かく書かれた魔法陣。

伊奈野もある程度魔法陣の構造を理解しているということで色々と見せてくれているのだ。そうなるとだんだん見せられているうちに魔法陣の方に意識が集中していって、

「そういえば私、こういうの作ってみたんですけどどう思いますか?」

「え?新しい魔法陣ですか?………おぉ!凄いですね。簡略化されていますけど大事なところは残されてて威力は保たれてる!これはすごいですよ!!」

伊奈野は自分の作った魔法陣を見せだす。

このゲームの世界で主に行われてきた作り方とは大きく乖離した作り方によって作成されたものであるため魔女さんの反応も大きく、伊奈野もそれによりさらにいくつも魔法陣を出していくことになる。

それはもう、日本サーバの魔女さんにすら見せたことのない魔法陣まで見せるほどで、

「た、試してみていいですか!」

「え?いいですけど、私も試してないのでどうなるのかわからないのも結構多いですよ」

「そうなんですか!?じゃあなおさら確かめたいです!一緒にやりましょう!!」

そんなものを見せられた魔女さんのテンションは爆上がり。

伊奈野を引っ張っていって、伊奈野が試したことのない効果が分からない魔法陣も含めて大量の魔法陣を1つ1つ発動させて確かめていった。

「うわっ!?すごい爆発ですね………」

「ですねぇ。ちょっと成分の調整をミスったかな………」

「こ、今度はなんか煙が!」

「あぁ~。禁忌がどうこうとか言われたので封印した一酸化炭素中毒を引き起こすためのやつですね」

「禁忌!?」

伊奈野はこんな魔法陣もあったなと思い出しながら魔女さんが使う様子を眺める。

大抵は予想通りだったり結果がショボかったりしたのだが、作ったはいいものの伊奈野が効果を把握していなかった魔法の中には、

「これは……………凄いですね。何をどうしたらこうなるんでしょうか?」

「さぁ?私も完成させるだけで内容に興味はなかったので何とも………」

「まあそれはそうなんでしょうけど、それにしても範囲内のものを粉々にするというのはあまりにも強烈すぎませんか?」

範囲内にある物体をすべて粉々にする魔法や、重力を数倍引き上げた後に上から金床を降らせる魔法などもあり、魔女さんに変な目で見られていた。

あまりにも殺意が高すぎたり破壊的過ぎたのだ。そんな視線にもなるだろう。

ただ、

「救世主様。この魔法、私が使っても良いですか?」

「え?良いですよ。好きに使ってもらって構わないです」

「本当ですか!ありがとうございます。このご恩はいつか必ず返します」

「は、はぁ。別にそんなに重く考えなくていいんですけど」

魔女さんはその殺意が高すぎる魔法を使う許可を伊奈野へと求めた。

魔女さんもまた殺意が高いことがうかがえる。

(まあそういう時もあるよね。うん)

そんな風に過ごして、何時間か過ぎ去ったころ、

「……………ヴォォォォォォ」

「ん?何でしょう?」

突然、怪物が唸り声を上げ始めた。

話しているのが長すぎて飽きてしまったのかと考えたが、どうやらそういうことではないようで、

「人を発見したみたいですね。それじゃあ私たちはこのあたりで行かせてもらいます」

「あっ。分かりました。お気をつけて」

「はい。救世主様もお気をつけて」

人を見つけたということで、その人をどうするつもりなのかは分からないが怪物と魔女さんはその人へと向かって行った。ここでお別れである。

別れの言葉を告げてしばらくその去って行く巨大な怪物の背中をぼぉっと眺めた後、

「ほら。黒い本。もう行ったし出てきて良いよ」

「う、うん。おっきかったね」

「そうだねぇ~。大きかったね」

魔女さんと話している間ずっと本に戻っていた黒い本を人化させて、また2人で話を始める。

黒い本の目は、何か興味深い物を見つけたようにじっと巨大な怪物の背中に送られていた。

翌日。

伊奈野のスマホにA美から謝罪の連絡が来ていることに気づき、少しホッとしつつ学校へと向かう。

そして、

「伊奈野ちゃんおはよう。昨日はごめんね」

「ううん。気にしないで」

伊奈野は首を振る。

そんな彼女の視線の先には4人の男女がいて、

「それで、みんな付き合い始めたの?」

「「「「うん」」」」

A美やモブ雄、B奈と言った見覚えのあるメンツがそれぞれ恋人を作っていた。

どうやら、B奈とモブ雄が。そして、A美と新しく出てきたぽっと出の男子が付き合っているようだった。

(なんでA美ちゃんはモブ雄君じゃなくてそっちの子と付き合ってんの!?しかもなんでB奈ちゃんの方がモブ雄君と……………恋愛ってよくわかんないな~)

丸く収まり解決したものの、自分には恋愛など1000年は早いかもしれないと本気で思う伊奈野なのであった。

モブ雄君は主人公が好きで、A美ちゃんはモブ雄君が好きで、B奈ちゃんはA美ちゃんを止めに行ったはずで………本当にどうしてこうなった

作者も恋愛は5億年くらい早いかもしれないw


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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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