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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 202

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「あっ、アップデート来てる」

イベントが終わった数日後。アップデートのためにゲームが使えなくなっていた。

瑠季の話によると、追加されるのは雪のフィールド。第2の街どころか初心者用のバトルフィールドにすら行ったことがない伊奈野には全くと言って良い程関係のない話ではあるが、

「まあでもそっちの方でイベントやったりするのかな?」

雪のあるフィールドなら、冬のイベントごとが色々と楽しめる。時期的にもちょうどいい追加なのではないかと思えた。

伊奈野も受験生でなければ頑張ってイベントまでにレベル上げなどをしてボスを倒しにいったかもしれない。

「………まあそれは来年でもいいよね。それよりも今は、恒例のPVチェック!」

アップデートが来た際、伊奈野は毎回変更されるPVを見ている。

目当ては勿論、プレイヤーたちからは悪役令嬢と呼ばれている存在。毎回PVの最初の方に出てきていて、

「おぉ~。今回もまた凄い強くなってる。だいぶインフレしてきてない?」

そんな感想を抱くほど、今回もまた悪役令嬢は成長していた。

今回の映像はサーバ戦決勝のものであり、最強と悪役令嬢の戦いが映っている。2人にはそれぞれ各サーバのプレイヤーや英雄たちからバフを大量にかけられているため、あまりにも実力を含めて色々なものがインフレをしているように感じるわけだ、

「……………じゃ、いつものも見れたし瑠季ちゃんのところ行こうかな」

自身がトップ勢に追いつくことは到底不可能だと感じつつ、伊奈野はヘッドギアを外して自室を出る。

その後、

「いやぁ~。PVかっこよかったね」

「そうですの?」

「うん。こうひらひら舞いながら戦っててさ~。凄い強い感じなだけじゃなくて、演出とかもしっかりしてたし。本当に可憐でかっこいい感じだったよ」

「あ、あらぁ。そうなんですのねぇ」

伊奈野がその話題を出した際瑠季が非常に照れていたことは言うまでもなかったかもしれない。

伊奈野に褒められ瑠季は目の前のものに集中できていないが、そんな中でも伊奈野は黙々と勉強を進めていく。そうしてアップデート中のゲームを触ることができない日は過ぎ去っていった。

翌日。

「……………今日は間違いなく、勉強日和」

早朝にログインした伊奈野は、定期的に言っているはずなのにもかかわらずなぜか久々に感じるセリフをつぶやきながら思わずと言った様子で周囲を見回し始める。

普段とは伊奈野がログインした周囲も変化していて、

「雪が降ってるし、あったかくして室内で過ごすしかない。つまり、勉強日和なんだよね」

周囲には、白い雪が舞っている。降っていると言えるほど大量ではないが、それでも目に見える程度ではある。

地面に積もるということもなくいつも通りの地面で、雪遊びをすることも難しそうだった。

「まあ、もしできるようになっててもやらないけどね」

雪に意識を少し奪われはしたものの、それはたった数秒。

そこで何かしようということも考えず、伊奈野はいつも通り図書館へと転移する。そしてそのまま机に向かって勉強道具を置き、

「おはようございます」

「おはようございます師匠」

「あっ。ご主人様おはよ~」

「おはようございます」

伊奈野は図書館にいる面々に挨拶を。

ただとりあえず会話はせずに勉強をいったん先にするつもりだったのだが、一瞬視界の端に映ったものを認識してやめる。伊奈野が顔を上げてみると、そこにいるのは普段の魔女さん達ではなく、

「ん?どうしたんですかその恰好?」

「あっ。師匠。どうですか?そちらの世界のイベントに合わせた服装というものを神からいただいて着てみたんですけど」

「着てみたというか、強制的に着せられてるんですけどね」

笑顔で説明する魔女さんと、その横で少しやさグレたような顔をしながら補足を入れてくる司書さん。

その恰好は、普段見ない配色で、なおかつ数人はコメディ感を出していた、

「クリスマスコス、ですか」

「クリスマスコス?そういう名目のイベントなんですか?」

「いえ。イベント名はクリスマスですね………イベント名は兎も角として、それ強制なんですか?」

「はい。強制ですね。この数日間これを着続けることになっています」

「……………そうなんですか」

クリスマスコス。魔女さんはサンタコスで、司書さんはトナカイコス。

伊奈野も数日間その恰好でいなければならないことに心から同情した。特に、司書さんのトナカイには激しく同情する。

「魔女さんには同情というよりも………なんか似合ってるんですよね」

「そ、そうですか?」

魔女さんのサンタは、大人なサンタといった印象を受ける格好だ。センシティブさが若干出ているような気がするほどのものである。

そうして魔女さんは嬉しいかどうかは別として似合っているし、司書さんは同情される程度にはひどい恰好をさせられているのだが、

「僕もひどい格好だよね。ご主人様もそう思うでしょ?」

「え?屈辱さんは……………まあ、そうですね。同情はしますけど、普通に似合っている気がします」

「えっ!?嘘っ!?」

屈辱さんの恰好もひどい。それはもうクリスマスツリーの格好という生物ですらない存在の格好で動きづらそうなのだが、残念ながら似合っていた。

似合う服があるというのは良い事だが、その似合う服がクリスマスツリーのコスプレというのは何とも悲しい。

「で、うるさい人は……………」

「何でしょう?バケツを被らされてニンジンを鼻に付けられているのですが」

「腰のあたりもかなりふっくらしてますね」

うるさい人はそこまで嫌がっているような表情ではないのでたいして同情はしないが、それでも伊奈野はあまりやりたくないタイプのしっかりしたコスプレだった。

「雪だるまですか」

「おや。これは雪だるまなのですか?」

魔女さんタ 司書トナカイ 屈辱ツリー うるさい雪だるま

まずは仲間にするクリモン(クリスマスモンスター?)を選ぼうw!

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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