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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 203

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おれ?今日休日なんですよね?何で夕方に仕事から帰って……………うっ!頭が!!

クリスマスの時期に合わせたコスプレをした、いつもの図書館のメンバー達。

伊奈野も同情するが、あまりそれ以上その話に触れ過ぎてもかわいそうかと考え(という建前で)、

「じゃあ、私は勉強しますね」

「「「「あっ、はい」」」」

今度こそ机に向かって勉強を始めた。

うるさい人は別として、完全にネタにされている屈辱さんや司書さんがもっと触れてほしそうにしてたのは言うまでもないかもしれない。

ただ、時間が経過していけば伊奈野にまた触れてもらえる機会が出てくるわけで、

「あぁ~。かわいいね。それイベント用の装備?」

「ん。限定装備」

「すごい似合ってるよ。かわいい」

「……………私も、似合っていると思いますよ」

「むふ~」

残念ながら、司書たちの服装に触れられることはなかった。伊奈野が褒めるのは、普段は寝ていることの多いマターの服装。

話を聞いてみると、どうやら期間限定のクリスマスイベント用の服装らしい。

そして、マターは服装を手に入れただけではなく、

「イベント、する」

「マターちゃんもイベントに参加するの?」

「ん。一緒、する?」

「いや~。私は勉強しなきゃいけないからさすがに無理かな。ごめんねぇ」

「ん。残念」

イベントに参加するらしい。

マターからの説明と事前に瑠季から聞いていた説明などを合わせて伊奈野はイベントの概要を理解し始め、

「ミニゲームが集まってる感じなんだね。マターちゃんは何やるの?」

「全部」

「あっ。そうだよね」

クリスマスの期間限定イベントは、ミニゲームが主となっていた。もちろんそれ以外にも新しく追加された雪のフィールドで倒したモンスターは特別にイベント用のアイテムをドロップしたりするらしい。

そしてミニゲームやモンスターを倒すことで手に入るチケットを使って専用のアイテムと交換したり………ということもできるのだとか。

そこまで聞いて考えるのは、わざわざマターがなぜイベントのある場所ではなくこの図書館まで来たのかということなのだが、

「寝溜め」

「寝溜め?そんなことできるの?」

「ん。できる」

イベントで活動するため、そのぶん寝溜めをしておくのだという。

普段から寝ているのだから結局睡眠時間は減ってるし溜めるというのが分からない伊奈野だが、あまり深く追及したりはせず、

「じゃあ頑張ってきてね」

「ん。いってきます」

「いってらっしゃい」

優しい笑顔を浮かべて、イベントへと向かって行くサンタ姿のマターを見送る。

ゲームは完全にクリスマスの雰囲気に染まっているようだった。

「当日に来れない人たちのために結構前から本格的にイベントするんだな~」

まだクリスマスには1週間ほどの余裕がある。この時期からクリスマスのイベントを行なうことは、イブや当日に予定がある人達への配慮だろうと思われた。

「マターちゃん、受験関係とかの話を聞く限り親は厳しそうな印象があるんですけど、ちゃんとクリスマスはやらせてもらえるんですかね」

「ん?やらせてもらうというのは?」

「クリスマスっていうのは私のいるところだとイベントとしては……………」

図書館の面々に伊奈野はクリスマスの内容を説明しながら、マターへと思いをはせる。

子供を思うがために厳しくなる親がいるということは知っているが、せめてクリスマスなどのイベントくらいでは息抜きをさせてあげてほしい、他人の家庭の事情に首を突っ込むつもりはないが、せめてマターに平穏が訪れることを祈るばかりな伊奈野であった。

それから数時間後。

「じゃあ私はこの辺で失礼します」

「あっ。お疲れさまでした~」

「師匠、お疲れ様です」

勉強と少しの休憩を繰り返した伊奈野が、そろそろ学校に行く用意をしなければない時間となったためログアウトしていく。

結局、最初以降司書さんや屈辱さんがその恰好に触れられて同情されることは無かった。

「まあ、私は似合っていると思いますよ。司書」

「教皇様!?それはあまり言われてもうれしくないのですが……………」

ログアウトをした伊奈野は、いつものように瑠季と共に学校へと向かう。

その最中で話すのはやはりゲームの中の話であり、

「クリスマスのイベント色々あるみたいだね~」

「そうなんですわ。私も少し新しいフィールドに行ってみましたけど、雪原のバイオームもなかなか新鮮でしたわよ。このままイベント期間中は雪原のモンスターを倒してイベント用のアイテムドロップを狙うつもりですの」

「ほぇ~。そうなんだ。頑張って」

「はい。頑張りますわ!!」

やはり瑠季もイベントに参加するらしい。

新しいフィールドの話やそこにいるモンスターがイベント期間中にドロップするもの。また、チケットにより交換できるものなどの話が行なわれていく。

そんな中、伊奈野が興味を示したのはチケットで交換できる中にあるという、

「『かまくら生成』なんていうスキルなんかもありますの。完全にあの辺はネタ枠ですわね」

「へぇ?そんなのあるんだ。どんな効果なの?」

「その名の通りかまくらを作れるだけらしいですわ。自分の周りにかまくらを出して、身を守ることができる、というか安全地帯を緊急時に作ることができるといった感じの使い方になると思いますわね」

「へぇ~。じゃあ、防御力高いんだ」

「そうですわね。まあそこそこに防御力は高いらしいですわよ。ただ、自分がかまくらを出るとかまくらは消えますし、熱にはめっぽう弱かったりするらしいですけど……………あっ。あと、それに何よりは入れるメンバーも問題なんですの。パーティーメンバーの半分くらいしか入れなくて、そこで安全確保をするとなるとスキル持ちが2人も必要になりますの。さすがにそこまでしてたらチケットがもったいないですわ」

「そっか……………『かまくら生成』ね」

そのスキルの名は、伊奈野の頭の中にしっかりと刻み込まれた。

防御力が高く、さらにはかまくらであるために中を見られにくい個室を作れるスキル。これは、緊急で勉強場所を作り出したい時などに便利なのではないかと思われる。

(あぁ~。私が勉強してても勝手にチケットが増えていかないかなぁ~)

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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