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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 210

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本日2話目

クリスマスイベント期間のある日のこと。

伊奈野がいつものように朝勉強をしていると、最近は防具に『反射』を『設置』する関係上そこまで珍しくはない店主さんがやってきた。

そんな店主さんは、

「お嬢ちゃん。プレゼント交換っていうのは知ってるかい?」

「プレゼント交換?」

クリスマスのイベントごとの1つとして有りがちなものではあるプレゼント交換。その名前が出てきた。

ただ、イベントは聞き覚えがあったがために少々墓穴を掘ってしまい、

「それって、ダンジョンのやつですか?」

などと口走ってしまったのだ。

最近はこちらのサーバでダンジョンのことを話す機会は少なくなっていたため非常に印象は薄くなっていたが、

「ダンジョン!?今ダンジョンって言ったかい!?どこにそんなものがあるんだい!すぐにつぶさないと!!」

この世界で基本的にダンジョンというのは非常に危険なものと認識されている。それはもう、見つけ次第即刻つぶしに行かないといけないと思われる程度には。

もし見つけられようものなら、大量のNPCが押し寄せてきてしまうのである。

「あぁぁ!!落ち着いてください!こっちの話じゃないですから!他の世界の話ですから!!」

「いや、でもダンジョンなんだから!……………って、あぁ。他の世界の話なのかい。悪いねぇ。少しダンジョンって聞いて熱くなってしまったよ」

「い、いえ。大丈夫です。私もうかつに言っちゃったのがいけないんですから」

「いやいや。こっちが悪いんだよ。ダンジョンって聞いたからって、熱くなってたら攻略するときに罠にかかるからね。ダンジョン関連の話だからこそ落ち着きを持たないと……………まあそこは反省するとして、お嬢ちゃん。ダンジョンでプレゼント交換ってどういうことだい?話してくれるんだろうねぇ」

「も、もちろんです!」

店主さんの圧力により、伊奈野は激しく首を縦に振る。拒否などできるような雰囲気ではなかった。

こうして伊奈野は自身の油断もあって強制的にダンジョンのプレゼント交換について話をしなければならなくなるのだが、

(あんまり詳しく言うと、私がダンジョンに関わってるってことが疑われかねないかな?とりあえず私も聞きかじっただけってことにしておこうか……………できれば、私のところ以外でもあの階層があるダンジョンがあって、それが見つかってるとより良いんだけど。さすがにあるよね?サーバもたくさんあるし、1つくらいはああいう階層を作ってるダンジョンがあってそこが見つかっててもいいよね?)

一応わきまえてはいるので、話すことは最小限にして、

「私も聞いただけなので詳しく知ってるわけじゃないんですけど、なんか一定間隔で装備が敵と交換されちゃうとかそんな感じの階層らしいです」

「へぇ?敵と装備が交換かい。それは面倒だねぇ……………で?その階層で出るモンスターは?」

「え?わ、分からないです。ダンジョンって出るモンスターが決まってるものなんですか?」

「いやぁ。別にそんなことはないけど、一応そういうダンジョンがないわけではないから聞いてみただけさ。まあ参考にさせてもらうよぉ」

「は、はい。お役に立てたならよかったです!」

伊奈野の対応が完璧だったかは分からない。ただ、モンスターの種類を知らない風に見せたりすることによってダンジョンに対して無知であるように見せることができたのではないかと考えられる。

店主さんの様子を見る限り、そこまでひどい事にはならないのではないかと思えた。

(で、でもちょっと怖いし話題は変えようかな。やっぱりここで話題をつなげるとしたら、)

「そ、それで、その店主さんが言うプレゼント交換っていうのは何なんですか?」

「あぁ。そうだったね。それを説明しに来たんだった」

店主さんがやってきた理由は、そのダンジョンのものとは違うプレゼント交換。ということでそっちに話題を移していろいろ聞くことはかなり自然な流れと言えるだろう。

伊奈野としてはダンジョンのもののような戦闘に関連するものを想像しているのだが、

「プレゼント交換はそのまま、プレゼント交換だよ」

「へ?そのまま?何人かで集まってそれぞれプレゼントを持ち寄るとかそんな感じですか?」

「そうだねぇ。ちょっと違うけど、そんな感じだよ」

こちらはそのままの意味のプレゼント交換らしい。運営はただの悪意あるプレゼント交換しか用意していないわけではない様だった。

ただ、伊奈野が考える一般的なプレゼント交換を話してみると少しそれとは違うということで、

「まず、チケットを自分で交換するときに使うところの近くから色々と辿っていくとプレゼント交換があるらしいんだよ」

「え?そうなんですか?……………どれだろう?」

自分の方でのチケット交換は『かまくら生成』を獲得する際に使用したが、それ以外にもいくつかこの期間限定のシステムがあるようである。

しかし、チケット交換は瑠季からだいたいどこにあるのか聞いていたため分かったもののプレゼント交換なんてものは知らない。

「うぅん……………まあいっか。で、これがどうかしたんですか?」

暫くアイコンとにらめっこをしたものの結局分からなかったためおとなしく諦める。

それよりも、店主さんからもっと話を聞こうと考えたのだ。分からない部分は、あとで瑠季にでも聞けばいいわけだし。

「いや、それのプレゼント交換もあるんだけど、どうせなら他のところでもプレゼント交換をやろうという話が出てきたのさ。主に、私の弟子からだけど」

「へぇ?そうなんですか?じゃあ、店主さんもプレゼント交換を企画する、と?」

「そうなんだよ。ということでお嬢ちゃんも参加しないかと思ってね。そんなに参加人数が少なくて困ってるってわけではないから、お嬢ちゃんは好きにしてもらって構わないよ」

「あぁ。そうですか」

わざわざ参加する必要もないらしい。ただ、伊奈野としては店主さんにはお世話になっているためこういったところで協力していきたい気持ちもあるし、さらに言えばこういったプレゼント交換はあまり時間がかかるようなものでもない。

「店主さんがどこか場所を借りて皆で交換するって感じになるんですよね?」

「いや、私が預かって、ランダムに参加者にそれを振りわけて、って感じだね」

「なるほど」

それなら参加するには店主さんへプレゼントを渡して後から受けとるだけなので、なおさら困ることはない。

「じゃあ、参加します」

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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