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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 233

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「いや~。すみません騒がしくて。あはははっ」

「いえ。良いですけど……………何か御用ですか?」

新手のSC●やらスライディングマンやら散々なことを言われた(?)存在だが、少ししてどうにか落ち着いて伊奈野の前で立ち止まって話をすることが可能な状況になった。

失敗したと頭を掻くその相手は今時性別にこだわる必要もないのだが彼と呼ぶべきなのか彼女と呼ぶべきなのか分からない非常に中性的な存在で、そして先ほどまでは高速で移動していたため見えなかったが、

「怪しい服の人2号……………」

怪しい服なのである。

ここには怪しい服の人しか住んでないのかと思うほど怪しい服なのである。しかも、怪しい服とは言っても怪しい服の人とはまた違う怪しい服を着た怪しい服の人なのである。もう文面では誰が誰だか分からない。

とりあえず伊奈野はこの目の前の人を怪しい服の人2号と命名して1号に当たる今までの怪しい服の人と区別することとした。

「え?何ですかそれ?……………ま、まあ、いいです。すみません。ちょっと呪いで足を速くしたのは良いんですけど代償にグリップをかなり減らしちゃっててこんなことになっちゃったんですよ~」

「はぁ。そうですか」

呪い、怪しい服の人2号はその単語を発した。

つまりそれは、おそらくではあるが怪しい服の人と怪しい服の人2号にはつながりがあるということだと思われる。この怪しげな森の中に住んでいてさらに呪いを使えることも共通しているとなれば、つながっていない方がおかしい。

「で、何の御用でしょう?」

「あっ。そうでした!すみません答えてなかったですね。ついつい呪いの話で熱くなっちゃって。あははっ……………で、用件なんですけど、単純にここに入ってきた人がいたからどういう用件なのかなと思って確認をしに来ただけです」

「用件の確認、ですか」

「はい。ここで活動している私が言うのもどうかと思いますけど、ここって全然人が来るところじゃないんですよ~。だから、何かしら用がある人しか来ないものなので」

どうやら怪しい服の人2号は伊奈野が何のためにここに来たのかということを探りに来たようである。さすがにこのホラーゲームにありそうな森に人が多くやってきているとは思えなかったので、伊奈野も納得できる話だ。

当然ここで答える伊奈野の用件と言えば、

「あなたとは別の怪しい服の人に、天使との仲介を頼んでるんです。ちょっと天使に渡したいものがあったので、それを持っておいてもらいたくて」

「ほぇ?天使との仲介ですか?それに私とは違う怪しい服の人って……………ん~?もしかして師匠に何か御用ってことですか!?まさかあのひねくれ師匠にお客さんなんですか!?」

「え?あ、は、はい?」

「へぇ~。凄いですね!あの呪いだけしか取り柄がなくて他を全部ドブに捨ててるような性根がゴミくず以下の師匠に頼みごとができるなんて!とってもすごい人だったんですね!」

「……………」

興奮した様子の怪しい服の人2号に伊奈野は、「マジかよこいつ」と言いたげな視線を送る。

この怪しい服の人2号が言う師匠というのが怪しい服の人のことなのかはまだはっきりとは分からないが、おそらくその可能性は高いように思われる。そして、もしそれが正しくて割と関係が深そうなこの人の話を信じるとするのならば、

「え?ゴミくず以下?性格が?」

「はい!そうですよ!多分あの人誰も見てないところだとピンポンダッシュしたり壁に落書きしたりしてると思いますよ!逆にあの性格でやってない方がおかしいですもん!」

「は、はぁ」

「多分趣味はアリの巣に水を流したり虫の触角をちぎって殺さずに地獄みたいな状況へ陥れる事なんじゃないかと思うんですよね!」

「へ、へぇ」

「たぶん私は弟子なのでやられてないだけで、人の失敗とかネチネチと執拗に言い続けるタイプだと思いますよ。10年前の失敗とかもずっと言い続けてそうです」

「そ、そうですかぁ~」

今のところやけに具体的だが1つも実際に経験したことではない怪しい服の人2号の偏見(?)に伊奈野は苦笑しながら適当な相槌を打つ。

それから少し怪しい服の人2号を見続けた後、

「……………ちなみになんですけど」

「はい?」

「その性根が害悪で年より相手に詐欺をしてるクズの方がよほどましだと思うような性格の人だったとして、ですよ?」

「おぉ~。私そういうことは言ってないはずですけど、なかなか鋭い表現をしてきますね。ただ、だったとして、という仮定の話ではなく実際にそうなんですけどそれがどうしました?」

「その人が今の言葉を聞いてあなたに何もしないと思いますか?」

「あぁ~。確かに聞かれてたらマズいですね。絶対地味に嫌な呪いを何個かかけてきてまともに生活できなくしてきますよ…あっ。言わないでくださいね。もしかして言わない代わりに対価が欲しいとかそういう話ですか?」

「いえ、そういう話ではないんですけど」

「そうなんですか?いや~。優しいですね。やっぱりあの百害あって一利なしで、路上の鳥のフンの方がよほどましな師匠にお願いができる人は懐の深さも違いますねぇ……………ん?」

そこまで言って、怪しい服の人2号は気が付く。伊奈野の表情が苦笑であることに変わりはないものの先ほどとは少し違うことと、そしてその視線が怪しい服の人2号から少しそれていることに。

だいたい焦点は同じような場所にあるはずなのだが、少しだけ違う。

それはまるで、怪しい服の人2号の目を見ているのではなく、その背後に立っている存在に目を向けているくらいの微妙なずれで、

「……………さぁて、馬鹿弟子ぃ。ひたすら生活するのが嫌になるストレスでしかない呪いを受けたいと聞いたんだけど、いくつくらいかけてほしいんだぁい?」

「あ、あれれぇ?師匠じゃないですかぁ!ちょっと私は用事を思い出したのでお客さんの対応お任せしますね~!」

「行かせると思ってるのかぁい?馬鹿弟子ぃ」

「ゲフッ!?」

怪しい服の人2号の背後から現れた怪しい服の人。

逃げようとする怪しい服の人2号の襟をつかみ、逃げることを許さない。呪いの効果と言っていたがかなり速度が上がっているということもありそれによる首の締まり具合も強く、うめき声が上がる。

そのまま怪しい服の人は伊奈野へと視線を向けて、

「じゃあ、ついておいでぇ。ここを案内するよぉ」

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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