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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 239

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非常に珍しい。だが全くないわけではなかった、ごくまれにある伊奈野のログ確認。

イベントの説明映像の空間で勉強をするなどと言うふざけた目的で使われて以来のそれが、伊奈野の前に姿を現した。

イベント後のアナウンスでは、

《イベントが完了しました。報酬が獲得できます。アイテムボックスをご確認ください》

としか言われなかったので、ログを確認するしかないのである。

アナウンスではアイテムボックスが指定されているが、伊奈野のアイテムボックスは長らく中を見られずに放置されているので何が今回のイベントで得たもので何が今までの中で手に入れたものなのか分からない。

ということで一応獲得できた景品の名前だけは書いてあるログを確認するのである。

「えぇと……………あっ。全体の成績は5位?意外と高いね。私ってほとんど寝てなかったはずなんだけど?もしかして、今回のイベントでああいう驚かし要素が来るのが分かってて皆そっちを狙ってたのかな?そっちに何か用意されてると思ったとか」

自身が予想以上に高い順位にいたことに驚愕する。頭には疑問がいくつも浮かんだ。

ただもちろん驚きだけでなく喜びもある。この順位なら上位入賞特典など貰えるかもしれないし、参加賞以上のものを用意できるかもしれないのだから。

もちろん色々とこうして上位になった理由も考えてはいたが、そうして考え探り出すと、

「……………ん?瞑想大会?」

伊奈野はついに気が付いてしまう。イベントの真実に。

今回のイベントはお昼寝大会などというものではなく、瞑想の大会だったということに。

「いや、まあ、瞑想っていうものをあの年代の時に理解してたかって言うとそんなことはないんだけどさ。……………でもマターちゃん、それでお昼寝って誤解しちゃったか~。これはマターちゃんあんまり上位には入れなかったかもねぇ。慰めた方が良いかも」

結果的にマターから伝えられたことは嘘だったとはいえ、伊奈野は別に怒りを覚えたりはしない。どちらかと言えばその誤解をしていたマターが低い順位にいて落ち込んでいるのではないかと心配するくらいだ。

が、それを考えるのもほんの数秒。

今の状態では日本サーバが重くなっており時間を無駄にしてしまうということですぐに本題の方を思い出し、もらった景品の方に意識を向ける。

やはりそこには参加賞だけでなくそれ以上のものが書かれており、

「まず、上位入賞特典ね……………うん。アイテム名だけ見ても珍しいかどうかわかんないや」

伊奈野は貴重なのか一般的なものなのか判断がつかず、見るだけで終わってしまう。普段からアイテムなど大して見てないし興味も示してない伊奈野だから仕方ない事ではあるのだが、これではどれをコレクターさんに見せればいいのかさっぱり分からないわけだ。

それは困る。

ただ、そんな伊奈野はその上位入賞特典以外にももらっていることに気が付き、

「んん?何これ?最高無心特典?」

最高無心特典という何が何だかさっぱり分からない特典が入っていたのだ。

名前の通り最高に無心になったものに贈られる特典であることは理解しているのだが、だからと言ってそれがどういうことなのかは分かっていない。

「え?私無心だった?勉強してた時も別に無心ってわけじゃないと思うんだけど?寝るときはマターちゃんがいたから私になるとも思えないし……………」

勉強の時は問題のことを考えているのだから決して無心ではない。そして寝ている時が無心だという判定をされたとしてもマターがいるので伊奈野がなるのは理解できない。

それこそ自分が無心になるようなスキルや称号でもない限りいつも寝ているマターには勝てないと思うわけだ。

「寝てるときはみんな同じくらいだって判定されて同率1位だったとかならあり得るかな?それが1番あり得そうかも…………まあそれならマターちゃんと合わせて2個になるしコレクターさんに渡しちゃっても良いかな。複数あっても貴重なのには変わりないし、私もそのアイテムが周囲から完全になくなるわけじゃないから本当に必要になればマターちゃんから借りればいいし」

1つの項目での話とはいえ、1番になったのだからもらえるアイテムというのもやはり貴重なのだろうと予想できる。それならコレクターさんも満足できるだろうと考えたわけだ。

こうして伊奈野はマターとの約束通りお昼寝イベントではなかったものの瞑想イベントを終わらせ、期待していたコレクターさんへのプレゼントも手に入れられた。

ついでに聖属性の魔力の危険性も再認識できたことだし悪くない時間だったように思われる。

「……………よしっ!OK!決まり!じゃあログアウト!」

決まったのならば伊奈野のしておくべきことは終わりだ。いつまでもこんな危険なサーバにはいられないと急いでログアウトを選択し、消えていく。

まともにその最高無心特典というものの内容を見てないとしても、それは些細な問題でしかないだろう。きっとそのはずだ。

「……………ふふっ、んふふっ!」

「瑠季ちゃん結構ツボに入ってるね。そんなに面白かったの?」

「ええ、ええ!それはもうとっても面白かったですわよ!お嬢様はみませんでしたの瞑想イベント!あれはなかなか笑わせてもらえましたわ」

「そうなんだ。私参加してたからあんまり笑える感じじゃなかったんだよね~。なんかうるさいし、私が気づいたときにはもう大量に居て凄いカオスだったし」

「あぁ~。確かに最後の方はカオスでしたわね。でもそれぞれ個性があって、増えていくのも見てて面白かったですわ~。しかも配信者にはカメラに対して特別演出があったりしましたのでもっと面白くて……………」

「へぇ?そんなのあったんだ」

ログアウト後、最近にしては珍しく伊奈野と瑠季は話をしながら勉強をしている。この流れは瑠季から生み出したものなのだが、それほどまでに瑠季にとって今回のイベントは見ていて面白かったというわけだ。

「もちろんやっぱり面白かったのはプレイヤーの反応ですけどね。途中まで耐えてたのに最後はもう発狂して暴れまわってるのを見るのは本当に楽しかったですわ」

「まあ、瞑想中にあんなの来たら発狂して暴れまわりたくもなるよね~。でも、邪魔なら聖属性使えばよかったのに」

「ん?と言いますと?」

「え?最後の方は違ったけど、途中までは私が聖属性使うとみんな逃げて行って、触れると消滅しちゃったりしてたよ?使ってる人多くなかったの?」

「い、いえ。聖属性は……………おりませんでしたわ。でも、確かにでもそういえば途中まで結界に触れてなかったりとかしましたわね。そ、そういうことだったんですの!?」

「えっ、うん。気づいてなかったの?」

「気づきませんでしたわ!というかよくそんなこと試そうと思いましたわね!?あとお嬢様が聖属性使えたのもビックリですわ!」

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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