Switch Mode
Now you can use the translation tool for free for the first 200 chapters of each novel.

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 242

Free translation limit for this category has been reached for older posts. Please login or register to translate this post.
Balance: 0 coin

Click here to buy coins


伊奈野はメテオを自分で使えるようになろうと新しい魔法陣の解読を始める。

もちろん使うのは休憩時間のみであり勉強時間はいつも通り勉強に使っているのだが、それでも進捗は割と進んでいる。

それこそ、

「え?何これ?今まで見てきた応用とは全然違う……………へぇ。面白ぉ!」

魔法陣とは数学が応用されている。だからこそ伊奈野は興味を持って魔法陣を作成したりなんだりしていたのだ。

だからこそここで、今まで見てきた魔法陣とはまた違った方向性の応用をされた魔法陣の構成を見れば、それはもう興奮し盛り上がり解読に熱が入るのだ。

「欠陥があるけど、その部分を捧げ物で補ってるってことなのかな……………なるほどね。ちょっと魔法陣が上手く構成できない時とかにこういうことしてみればいいかも」

魔法陣の作成というのはなかなか難しい。

伊奈野の学んでいる数学を応用するだけではかなり無理がある場面も多く、一定以上の大きさにするのはなかなか難しい物があった。そこまで巨大な魔法陣で計算をして整合性を持たせるというのは無理があるのである。

しかしここで、このメテオの魔法にある捧げものの部分を活用できるのではないかと思うわけだ。

多少崩れても、捧げものさえすれば整合性が取れるようになっているのだから。

「あとはどれくらい捧げものが必要なのかって話になるけど……………私の作ったのの中で1か所だけうまくいかないやつとか捧げもので補ってみようかな~」

メテオを使う際の捧げものがどういったものなのか調べるためにまずは自分の魔法陣に捧げものを組み込むというのは随分狂った所業だが、捧げものをする部分の数もその整合性の部分の変更もかなり小さくて済むため案外悪くない選択である。

早速試してみようということで伊奈野はいつもであれば『龍落とし』の練習をしている階層へと転移する。

実験相手は、最近『龍落とし』の練習相手となってお世話になっているヒュドラだ。

……………お世話になっている相手を実験台にするなんて鬼畜の所業とか言ってはいけない。

「さて。じゃあ、私のDPで交換しておいたなんかそれっぽい素材を置いて、魔力を流せば……………おっ。来た来た!」

捧げものは事前に自分用のDPを使って交換してある。それを魔法陣の枠の中に置き、魔法陣へと魔力を流した。

すると魔法陣が淡く発行し、それからすぐに捧げものにした素材がまばゆい光を放ち、

「あっ。消えた」

消えた。消滅したのだ。

それはつまり、捧げものとなったということだと思われ、

「「「……………ぶぇっくしょおおぉぉぉぉぉ!!!!!!!」」」

「う~ん。汚い。でも成功かな」

《スキル『儀式魔法1』を獲得しました》

伊奈野は満足げにうなずく。完成しないと思っていた魔法が成功したのだから満足感はとてつもないだろう。

気持ちとしては自分の力で完成させたい部分もあったとは思われるが、それでも使えないよりは悪くない気持ちになれる。

とはいっても、その成功した魔法がくしゃみをさせる魔法だという部分は少し感動を薄めてしまうかもしれないが。

「いや~。まさかボスもくしゃみするなんてね。今度ドラゴン系のと戦う時とか、ブレス吐かれそうになったらこれで妨害しようかな………あっ、普通にヒュドラも毒吐いてくるしそこでも使えるかな」

伊奈野は非常に満足した様子である。その頭の中ではすでに、どのようにこの魔法を応用するかが考えられていた。

確かに応用の仕方次第で効果的な魔法となることは間違いないだろう。口の動きを強制的に作り出すのだから、様々な場面で有効活用できるはずだ。

ただ、今は応用をする時ではない。

それ以前の段階であり、検証の必要があるのだ。それは勿論捧げるものを変えてみて効果の変化を確かめることもそうだが、

「まだまだ試してみたい魔法はあるし、実験台にちゃんとなってね……………死なないと良いんだけど」

「……………(ガクブルッ!)」

伊奈野には完成させることのできなかった魔法陣がまだまだある

それをもしその身に受けたとして、伊奈野の目の前のボスが生き残ることができるかどうかというのは定かではない。

『龍落とし』の練習台にされる時とは違い恐怖を覚え、冷たい汗が背中を伝うのであった。

「よし!じゃあ次は喉の筋肉が異常に発達して息ができなくなる魔法だよ!」

《スキル『代償軽減1』を獲得しました》

《称号『器以上の捧げもの』を獲得しました》

《称号『最小代償を知る者』を獲得しました》

《称号『儀式とは手順』を獲得しました》

『なぁ。炎』

「何ですか?自分が儀式魔法に捧げられないか心配してるんですか?」

『そんな心配はしておらん。というか、どちらかと言えば捧げられるとすれば先に炎になるような気がするが』

「い、いやいや~。そんなまさか。自分はこのダンジョンのサポート役ですよ?ダンジョンマスターに好かれないわけがない立場……………のはずなんですけどね。あまり価値を見出されていないような気がしなくもないです」

『……………まあそういうこともある。炎はよくやっているのだから自信を持て』

「はい。すみません。ありがとうございます……………」

『うむ……………と、いつの間にか話が変わってしまっているが炎がダンジョンマスターに好かれているかどうかが問題ではない』

「ん?そうなんですか?では、何の話を?」

『いや、なかなかの期間ダンジョンマスターが努力しているから言いにくいのだが……………何度あのボスを殺せた?あの儀式魔法の数々と手ごろな供物があれば、『龍落とし』なんぞなくとも格上であったとしても対処できるような気がするのだが』

「……………なるほど。それは言っちゃダメな奴ですね。心の中にそっとしまっておきましょう』

『う、うむ。やはりそれが賢明か』

骸さんと炎さんが伊奈野を見ながら話をしていることなど知らず、伊奈野は何度目か分からない死を迎えたヒュドラを横目に最後まで使い終わった儀式魔法を見ながら考え始める。

「うぅ~ん。供物、つまり代償があって効果を得られるってことだし、なんか魔法というよりも怪しい服の人の呪いに近い気がするんだけど。いやでも、魔法はMPを捧げものにしてるだけで結局代償を払ってるのに変わりはないのかな?得られる結果とささげるものが違うだけで、実は魔法と呪いとかって近い関係だったりする?」

何やら深そうなことを考え始めている。

ただもちろんそんな考察は数秒で打ち切られ、

「あぁ~。変なこと考えちゃうと無駄に頭を疲れさせちゃうから良くないね。勉強勉強!勉強しよう!」

興味が出たら尽きないようなことを考えてはいられないと思考を勉強へとシフトする。

今日もなかなかに、勉強日和なようであった。

明日ステータスを投稿して、できればプロローグまで…………いけたら良いなぁ

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

Comment

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

Options

not work with dark mode
Reset