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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 247

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本日2話目

連日休憩時間にお菓子へ魔法陣の『設置』をすることになった伊奈野。

そんな伊奈野はいつの間にか覚醒したというわけではないが、『設置』の速度をかなり上げることに成功していた。

その要因は

「『設置』『繰り返し』」

設置を高速で繰り返し使用できるようになったのだ。

それは、『繰り返し』というそのままな名前のスキルによるもの。

これを使えるようになったのは、決して偶然ではない。数時間ほど時はさかのぼり、伊奈野が何度か休憩によって『設置』を何度も行った結果少しだけだが余裕ができて、伊奈野は必要に駆られるような形で現在の状態の改善を求められ、

「『設置』って『連射』できたりしないかな?さすがにしないかな……………」

死んだ魚のような眼をしながら、普段は考えたこともないようなスキルの使い方を考え始めたのである。

確かに『設置』の効果を『連射』して放つことができれば効率は上がるかもしれないが、もともと『設置』は射出するものではないためまず『連射』の対象にならない。

伊奈野とて名前の段階ですでにそんなことなど分かっているのだが、それでも現在の状態はいろいろと問題があるためそんな世迷言を吐いてしまうわけだ。

「『設置』連射……………できない。やっぱり無理かぁ~」

ダメもとで試してみるが、うまくいかない。

ただそれでも伊奈野は諦めることなく、試行錯誤を重ねて状況を確実に改善する、そうすると決めているのだ。

決して楽な道ではないが、それで今後が楽になるならある程度本気でやるつもりだ。

「じゃあ、牽制魔弾に設置してそれを連射したら設置したのは牽制魔弾が当たったものに残るとかいう仕様がないかな?」

ということで改善案の第一弾として考えたのが、『牽制魔弾』を間に挟む形での『設置』。もしこれができるのであれば、遠く離れたところにも設置できるということである程度改善できるし、さらにそれが『連射』できるのであれば確実に世界が変わる。

そう思って始めようとしたのだが、

「『牽制魔弾』『設置』連射ぁぁぁ!!!」

一息で全て言い切るのがまず難しい。

それの影響なのかは分からないが、牽制魔弾を出してそこに魔法陣を設置することまでは成功するものの、連射ができない。

「速さの問題かな。このまま頑張れば『早口』とかいうスキルが手に入ってもっとやりやすくなるとかあるかな?」

自分の口の動きをよくするのではなくスキルの獲得を頼りにしているところがもうすでにかなりこのゲームに染まってきてしまっている部分だが、それはそれとしてこのまま自分の練習だけでスキルを獲得するとしたら何度も実践するしかない。

伊奈野はめげることなく、何度も挑戦していく。

そして、数分後。

「……………ん~。何か問題があるのかな?さっきより断然早く言えるようになってる気がするけど、まだ全然発動しそうにないなぁ」

かなり一連のスキルの名称を叫ぶのには慣れてきて、ある程度の速さを出せるようになってきた。

それこそ伊奈野の予想通り、

《スキル『早口1』を獲得しました》

早口のスキルまで手に入れているが、それでもまだ駄目なのだ。

まだまだタイミングが間にあっていないのか、それともまた別の要因があるのか。理由もはっきりとしたことは分からないが、とりあえずまだ駄目なのである。

そして残念ながらそろそろ時間が経ってしまったため、この試してみる時間というものも終わりである。

「なんでうまくいかないんだろう。『牽制魔弾』を連射するだけなら簡単なんだけど……………ん?」

伊奈野は不満を抱きつつ勉強へ移そうとしたその時。何気なくした行動により前提が大きく崩れることになる。

なにせ、『牽制魔弾』を『連射』できなかったのだから。

「あれ?『牽制魔弾』連射、『牽制魔弾』連射……………あれ~?出ない」

何度か試してみるが、一向に出る気配がない。

いや、正確に言えば言葉に出した1発分の『牽制魔弾』は出ているのだが、『連射』されていないのだ。

それは間違いなく、『連射』というスキルが、使えなくなっているということになる。

「え?もしかして間違えて怪しい服の人に呪いで使えなくしてもらったスキルの中に『連射』入れちゃってた?そんなことある?というか、あの後使ったっけ?どうだったかな~。記憶にない……………」

伊奈野は怪しい服の人から一部のスキルを使えなくしてもらった後、『連射』を使用した記憶があまりない。あったのかもしれないが、あまり強く残っていない。

そのため、怪しい服の人の呪いにより使えなくなってしまった可能性は捨て切れないのである。

「ちょ、ちょっとログ見ないと!いつくらいだったかなぁ」

自分のステータスはすでに色々と問題が起きていることは何となく理解しているため、あまり見たくはない。

そのため見るとすれば、真っ先に候補として出てくるのがログである。

ただ。ログの場合どれだけ遡ればいいのやらと言ったところなのだが、

「……………ん?ちょっと待って、何これ」

伊奈野は過去のかなりの情報をさかのぼる前に、その動きを止める。

そこに映っているのはまさしく直前といった段階でのログであり、

《スキル『繰り返し1』を獲得しました》

《スキル『連射53』は『繰り返し1』に統合されました》

というものになる。

そう。そこには、統合という2文字が書かれていたのだ。

「え?そういうことなの?じゃあ、『牽制魔弾』『繰り返し』……………おぉ~。ちゃんと出た」

伊奈野がそういうことなのであればと今までの『連射』と同じようにその新スキルである『繰り返し』を使用してみれば、今までのように『牽制魔弾』がいくつも出ていく。

しかも、以前までの連射よりも連射速度やその数が増えているようにまで感じられた。つまり、同じレベルの状態で比べたわけではないからハッキリとは言えないものの、おそらく『繰り返し』は『連射』の上位互換的なスキルであると思われるわけだ。

さらにさらに。

「『設置』『繰り返し』……………わっ!できちゃったよ!!」

伊奈野はその新スキルの強力さを認識させられる。

この『繰り返し』は、『設置』にも使用できたのだ。つまりそれは、伊奈野の現在抱えている問題を解決するうえで大きな役割を発揮してくれる可能性が高いのである。

「ふぅぅぅぅ!!!!これで余裕ができるぞ~!!」

伊奈野は珍しくテンションをぶち上げさせ、非常に楽しげな様子で勉強を始める。

この後、間違いなく作業の効率は上がった。

ちなみに、その後伊奈野の事前に考えた『牽制魔弾』に魔法陣を『設置』したうえでそれを『繰り返し』するという試みが行なわれた。

さすがに求めた結果は得られなかったものの、代わりにと言ってはなんだが、

《スキル『精密射撃1』を獲得しました》

《称号『上手い鉄砲は数撃ちゃ全て当たる』を獲得しました》

新しいログが流れることとなるのであった。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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