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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 251

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「次は私が行かせてもらいます」

「負けませんよ教皇様。というか、あなたも年なんですからもう少し自分をいたわったらいかがですか?争いごとはあなたには無理でしょう。明日はぎっくり腰ですよ」

「ほぅ?であるならばこの老体をいたわってもいいとは考えないのですか司書。年寄りに優しくして悪いことはありませんよ……………あっ。あなたも大して年は変わりませんでしたか。ハハハッ!」

「確かに差に比べれば今まで生きてきた年数の方が圧倒的に多いかもしれませんが、それでもあなたの方がより年寄りで老害に近づいてるのには変わりはありませんよ」

「ほぅ?ですが、中途半端に年を取って中途半端にしか生きておらず知識ばかりで実際の経験が伴っていないようなあなたよりは何千倍もマシでしょう。所詮あなたに知識があったところで使う機会などないのですからおとなしく私に機会を渡したらどうですか?私も弱い者いじめはあまり好きではなくてねぇ、できればおとなしく渡してほしいんですよ。この圧倒的な実力差を見せつけるのは最後の手段にしてあげたいと言いますか」

「へぇ?ここは図書館、私のテリトリーですよ。いくら教皇様と言えどここで私に実力で勝つなどと言うのは不可能かと思いますが」

魔女さんが伊奈野を独占し質問をした後、残った3人はバチバチに争っていた。

その中でも特に争いが激しいのが、司書とうるさい人である。今のところ実力行使は行わず、お互いに言い争いをするだけでとどめている。

ただ実力行使も時間の問題になっているようにも見えなくはない。雰囲気としては一触即発のようにも思える。

「実力行使なら私も参加しようかしら。また眠らせてあげるわ」

「「あなたはさっきもう質問したから必要ないでしょう!」」

「あら。2人とも息ぴったり。仲良しじゃない。でも、仲間外れなんてひどいわね。研究狂いもそう思わない?」

「えぇ?全然思わないけど?もう賢者様の番は終わりだからすっこんどいてくれる?……………まあ変なこと言ってくれてたおかげで、薬がそろそろ効いてくる時間にはなるんだけどさ」

一度伊奈野から教えてもらう機会を得たにもかかわらずさらにもう一度得ようとする魔女さん。それに3人から批判され、表面上では少し不満そうにする。

ただもちろんそれは演技であり、適当にからかって遊んでいるだけである。

そうして言い争っていた2人は兎も角として人をからかって遊んでいた魔女さんまで気づかなかったのかは分からないが、屈辱さんの思惑通りの結果になっていき、

「……………あっ。ご主人様休憩?」

「ああ。はい、そうですけど……………今度は屈辱さん以外の意識がなさそうですけどね。大丈夫ですか?」

「大丈夫大丈夫。問題ないから気にしないで。それよりも、ここが気になったんだけどさ……………」

「えぇ?気にするなと言われても……………はぁ。まあ、分かりました。そこですね?ちゃんと説明しますよ」

2回目の休憩時間は、屈辱さんのものに。

魔女さんの時と違い屈辱さん以外の動きは完全に止まっていてそれぞれ椅子で寝ているような状態であり、伊奈野は何が起こっているのかと困惑させられる。

しかし屈辱さんはそれを無理やり勢いで押し切って気にさせず、自分の質問に答えるように誘導していく。

屈辱さんから出てくる質問もかなりレベルが高い物であるため、伊奈野も次第にそちらの方に集中していって3人のことなど頭から追い出されてしまう、まさに屈辱さんの計画通りで望み通りとなるのだった。

その後また伊奈野は勉強に戻り、そうしている間に眠らされていた3人が起きてくるわけで、

「残りは私たちになりましたか」

「ええ。まさか研究狂いにあそこまでいいようにやられるとは思っていませんでしたが、もう私は油断しませんよ?次は私がもらいます」

「それはこちらのセリフですよ司書。次は私で、あなたが最後です」

バチバチと火花を散らせる司書さんとうるさい人。質問できずにここまで残っているのが2人であり、次こそは自分がと熱くなっているのである。

ただ、だからと言ってお互いできることはあまり多くない。

魔女さんや屈辱さんと違い2人は相手を眠らせるような技術を持ち合わせていないし、何かしようにも決定打に欠ける状況なのである。

「こんなことなら針山だけでなく眠り薬も用意しておくべきでしたね」

「ふふふっ。侵入者にはその対応で間違っていないのでしょうが、こういった事態を想定していなかっただけであなたの負けですよ司書。おとなしく譲ってください」

「譲るのはあなたですよ教皇様。眠り薬という穏便な手段がない私は、針山という危険な手段をとるしかないんですから。私にそんなことをさせる前に早く辞退して私に譲ってください」

「いやいや。それで言えば私とてこの身を強化すれば強硬手段に出ることだって……………」

お互い実力行使が全くできないわけではない。ただ、それをするのは少し危険すぎると考えていた。

そのためどちらも決定打に欠ける。

どうするべきかと余裕があるふりをしながらも2人が頭の中で取れる手を考えていると、

「大して手段が思いつかないなら、師匠に決めてもらったらどうかしら?」

「あっ、良いねそれ。賢者様にしては珍しく良いこと考えるじゃん!」

「研究狂い?それどういう意味よ。馬鹿にしてるのかしら?」

「アハハッ!まさか~。そんなわけないじゃん。そ、それよりもほら。どうなのかな?ご主人様に決めてもらうっていう案は。僕は結構いいと思うんだけど」

魔女さんが提案を行なう。

決め切れないのであれば、自分たちで決めるのではなく伊奈野に決めてもらえば良いのではないかと。

要するに丸投げである。

もしここまでの様子をすべて見ていて会話をすべて聞いていたとしたら、伊奈野はものすごくいやそうな顔をするだろう。

ただ、伊奈野はたとえそうなるとしても、

「師匠に、ですか。あまり激しくこの場で戦うのも賢者と司書のためにやめてあげたいところですし、それが平和的で1番いいかもしれませんね」

「私もそう思いますね。教皇様のためにも実力行使で痛めつけるのはやめたかったですから」

お互い笑顔で、しかしながら自分の方が余裕があるのだという姿勢を崩すことなく圧を掛け合う。

こうして、最終判断は伊奈野にゆだねられた。

そのまま待つこと数十分。

いち早く質問できるようにとうるさい人も司書さんも伊奈野の近くに待機しており、伊奈野がペンを置いた瞬間、

「「私ここが分からないんですけどぉぉ!!!!」」

自分の分からないところを見せ、伊奈野の視界に入りに行こうと詰めていく。

その圧に伊奈野も押される

……………かと思いきや、

「じゃあ、私はちょっと街を見て帰りますね。お疲れさまでした~」

「「……………え?」」

うるさい人と司書さんってネタキャラだったか……………

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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