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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 252

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分量間違えてていつもの1.5倍くらい書いてしまった作者……………どおりで日曜にストックの余裕なくて2話投稿できなかったわけだ(白目

質問権を争い近づいてきたうるさい人と司書さんを置いて、伊奈野は外に出る。

行く場所はログインした時の噴水近くから見た屋台などがある大通り。

「リンゴ飴売ってる……………1つくださ~い」

「はいはい。りんご飴1つねぇ。毎度あり!」

屋台で売られている物を買い、リンゴ飴を食べながらこれから何をしていくかと考える。

一応ここを楽しんでいくつもりではあるが、だからと言ってあまり時間を使い過ぎて勉強時間を少なくする気は毛頭ない。

「神社とかあるかな?この世界と宗教全然違うけど、このゲームならありそう………」

このゲームの中で何度も宗教的施設は見たが、どれも神道のものには見えなかった。普段神社らしきものがないことは理解している。

だが、今この時期ならばどうだろうかと気になるのが伊奈野である。

もしかしたらこの新年のみ神社のような場所があるのではないかと考え、

「ん?ここは……………」

あながち考えは間違っていなかったのではないかと伊奈野は考える。何せ、伊奈野の前には行く手を阻むように大きな森が広がっていたのだから。

森と言えば呪いを使う怪しい服の人も森にいたが、それとは少し木の種類が違うように思える。

そして何より、その伊奈野が見る森の一部に、

「浴衣装備必須、か~」

通常の装備では侵入が許されていない。

浴衣を着た者だけが入ることができるということが書かれているのだ。

「甚平はどうなの?甚平だと入れない感じ?」

浴衣装備としか書かれていないので甚平を着ている場合は入れないかなどと言うことが気になる伊奈野だが、それはそれとして、

「ここって多分神社系の施設だよね。浴衣でしか侵入できなくするとかそれこそそういう雰囲気の場所に行くときにしかやらないでしょ」

伊奈野の見立てではここに隠されているのはおそらく神社か何かしら正月に関係する宗教的施設。正月に深く関係する施設なのではないかと予想できるわけだ。

一応初詣もしていないし神社で受験の合格でも祈っておくべきかと考えたのだが、

「入るのに浴衣が必要なのか~。どっかで売ってるかな?」

残念ながら伊奈野は浴衣を持っていない。ここに入る条件を満たしていないのである。

となると浴衣を買わなければいけないわけだが、ここまでくる中で浴衣を売っているところはなかった。ということはまず浴衣を売っている場所から探すこととなり、

「ちょっと時間かかりすぎるかな~」

そんなことをしていては時間がかかりすぎるような気がする。転移ができるのである程度移動時間は短縮できるかもしれないが、探して買った後この森の先までどの程度の距離があるのかも分からないため確実に想定していた以上の時間が掛かってしまう。

流石にそこまでして祈る時間があるなら伊奈野としては勉強を優先したい。神に祈り天命を待つのは人事を尽くしてからなのだ。ということで、

「おとなしく諦めて帰るか~……………あっ。でもその前に一応」

無理だと判断して帰る。そのまままた屋台で少し買いものをしてから帰ればいいだろうと考えた。

しかしそんな伊奈野の頭に、一応やってみても良いのではないかと思うことが思い浮かんだのだ。

それが、他のプレイヤーも試していそうな事ではあるが、

「浴衣なしで突撃~」

である。

注意書きには浴衣を着用していなければならないことになっているが、そう書いてあるだけで本当に浴衣でないといけないのかは分からない。

そういうイベントの雰囲気だけ作っておいて、実際は別に必要なかったなんて言うこともありえなくはないのだ。いろんなゲームで、シナリオで誘導されているアイテムをとらなくたってラスボスを倒し世界を平和に導くことだってできるのだから。

そうして普段のTシャツで突撃した伊奈野は、

「あなたは条件を満たされておりませんのでお帰り頂きます」

「えっ?」

森に入り込み数歩小走りをしたところで、突如として目の前に狐の面をかぶり巫女服を着た何者かが現れる。

その人に触れられると伊奈野は一瞬にして、

「も、戻ってきた?」

森の前に戻されていた。つまり、転移されたというわけである。

腕輪での転移は何度も経験していたが、他人から転移をさせられるという経験はあまりなかったため、伊奈野は少し理解がしばらく追いつかなかった。

ただ、それはそれとして数秒経てばなんとなくどういった仕様なのかは予想がついてきて、

「入れないところから強制的に戻される仕組みみたいな感じかな?なるほどねぇ~」

ゲームでもよくある仕様ではある。なんでそこから先に行けないんだよと思うところでも戻されてしまうなどと言うことはよくあることだ。

超人的な身体能力を持つ主人公なら簡単に乗り越えられそうな机や棚もなぜか越えられないし、いつもは積極的に止めに入るはずの主人公が人が喧嘩してるだけで近づかなくなる。

それに比べればこうして転移という手法を取ってくれるだけでも設定としては充分納得できる方ではあるだろう。たとえその存在が本編に出てくれば簡単に問題解決しそうな存在だったとしても。

「転移、転移か~……………それならこっちも同じ手法でやらせてもらおうかなぁ」

問題があったとすれば、伊奈野のことをあまり考えていなかった点だろう。

いや、もし考えていたとしてもこんなことになるとは予想できなかったかもしれないが、伊奈野になら簡単にとまではいわないが攻略されてしまう可能性はあるのだ。

やりかたはそう難しくなく、ただ伊奈野は転移をするだけ。

先ほど進んだところまで転移をするだけである。

後は、

「あなたは条件を満たされておりませんのでお帰り頂きます」

「おっと、来たね!」

追いつかれるまでに、どこまで先に進めるかどうかである。

すぐに向こうも転移をしているのかは分からないが現れて戻される。しかし、それでも伊奈野が転移した場所から更に少し奥まで進めたことにより、転移できる地点がさらに奥になるわけである。

後はただ、ひたすらにこうして連れ戻される前までに転移をして奥に進んでいけば、

「あなたは条件を満たされておりませんのでお帰り頂きます」

「おっ。ちょっと今何か見えた?」

2分したかどうかといったタイミングで、視界の奥の方に建物のようなものが見えた気がした。

もう少し頑張ればそこまでたどり着くこともできそうである。

絶対こんな攻略方法は考慮されていないだろうが、伊奈野は気にせずに奥を目指すことにする。いや、しようと考えたのだが、運営のことは気にしなくとも、

「あぁ~。でも、このペースだとまだ数分かかりそうかな?ちょっとそれだとかかり過ぎなきもするけど……………」

戻されてはまた転移して進んでということをしており、かなり牛の歩みとなっている。まだまだ時間がかかりそうだった。

ただ、伊奈野としてはあまり時間をかけたいとは思っていないため、現在のペースだと少しマズいような気がしている。

となると、やはり選択肢として出てくるのが、

「この辺でやめにして、またどこかで時間作ってやる?あと少しお正月っぽいイベントは続くと思うしできなくはないと思うんだけど……………」

諦めるということ。

クリスマスの時も1週間ほどはイベントがあったため、お正月関係のイベントもまだ数日はあるのではないかと伊奈野も考えたわけだ。

今日はここまでにして、続きはまた後日としてもいいのではなどということも考えだす。

ただ、すぐに伊奈野は首を振り、

「この後が空いてるなんて保証はないからね。ここで終わらせなきゃダメでしょ」

今回はたまたまサーバが混雑していなかったが、この後もそうとは限らない。

冬休みシーズンはずっと混んでるなどと言うことはありうることなのだ。

であれば、今回で終わらせてしまうことが1番のように思える。

ただ終わらせると言っても今までのペースを考えるとそう簡単なことでもないように思われるが、

「とりあえずこの間の瞑想イベントのお邪魔キャラはこれでどうにかできたから聖属性の魔力を操っておくの必要でしょ。後は、確かこの靴なら何歩か空中も歩けたはずだし、これと魔力障壁使えばそこそこやれるかな」

気合を入れなおした伊奈野は、転移すると同時に体から聖属性の魔力をあふれさせる。ただこれの効果を確かめたりはせず、そのまま全力で少し高い部分を走っていく。

地面には木の根があり上には枝が大量にあるので、その中間くらいを走れるような高さだ。

先ほどまでは地面を走っていたため多少のロスがあったが、これで最高効率で走ることが可能になる。

数歩は空中を靴の効果で走れるためそれで走り、効果が切れたら『魔力障壁』を足元に作ってまた空中を歩くことができる歩数を回復させる。

「あとやりたいのは……………」

「あなたは条件を満たされておりませんのでお帰り頂きます」

「『魔力障壁』」

更に現れる人の前に『魔力障壁』を作る。

いかにして速く走り、自身が戻されないかを考えた結果こうなったのだ。たださすがに『魔力障壁』で戻しを回避できるということはなく、

「……………ん~。残念。聖属性も効果あるかちょっと微妙だったけど、まあ距離自体は伸びたしこれならいけそうかな」

《スキル『疾走1』を獲得しました》

《スキル『連続ダッシュ1』を獲得しました》

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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