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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 255

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本日2話目

前半ちょっと現実世界で、後半掲示板です

「瑠季ちゃん。浴衣ってどこで買えたの?」

「浴衣ですの?着物系はたいてい今のイベント中なら呉服店がありますし……………あっ、いえ。ちょっと待ってくださいまし。もしかして浴衣に限定したってことは神社に入るための浴衣のことを言ってますの?」

「うん。多分そうだね」

ログアウト後、瑠季と共に勉強をしていた伊奈野は条件として書かれていた浴衣が結局どこで買えるのか気になり瑠季に質問してみた。

着物系ならば呉服店で買えるという答えが返ってきそうだったのだが、瑠季が何かを思ったようでそれを途中でやめる。そして、伊奈野が浴衣が気になった理由の部分に推測ができたようで質問を。

伊奈野がそれにうなずいてみれば、

「あぁ~。それは4つ目の街から始まりの街、つまり王都まで順番に戻っていくような形でクエストを進行させていくことで獲得できるんですわ。めちゃくちゃ面倒くさい手順を踏まなければなりませんの」

「そうなんだ。瑠季ちゃんがそこまで言うならよっぽどか~」

「いや、私だって面倒なことには面倒と素直に言いますわよ?ただ、やっぱり今回のイベントは特に面倒な類ですわね。私も1日で終わらせるつもりだったのに結局3日かかりましたし」

瑠季の目が一瞬だがハイライトを失う。瑠季が浴衣を手に入れられたのかどうかは分からないが、確実に苦労したのだろうことは理解できた。

そんな瑠季の様子を見た伊奈野はしみじみと、

「そっか~。なら、森を走って抜けたのは正解だったかな~」

「そうですわねぇ。それが正か……………はい?今何て言いまして?」

瑠季は伊奈野の行動が正解だと言おうとしてそれを止める。信じられないものを見る目を伊奈野へとむけていた。

だが、それもそうだろう。一般のプレイヤーからすれば条件を満たしていない状態で森に入れば、

「あ、あの転移地獄を走り抜けましたの?あれを?」

「え?うん。まあ時間をかければできるでしょ。最後の何人か一緒に出始めた時はちょっと無理したけど、それ以外は何とかなるし」

「え?は?え?……………えぇ?」

瑠季はもう理解が追い付かない。

ただでさえ森を走り抜けたという部分が理解不能だというのに、それ以上に何人か一緒に出てくるなどという聞いたこともないことを言われればそうもなるだろう。

「最後の何人も出てくるっていうのは……………」

「ん?そのままだよ。あの巫女服の人がたくさん出てきて避けても避けてもすぐに次の人が出てきて邪魔してくるんだよ」

「……………へ、へぇ」

瑠季の感想はただ1つ。それは何という名の地獄なのかというものだ。

ただでさえ捕まったら強制的に転移させる存在がいるだけでも厄介なのに、それが複数いるなんて難攻不落どころではないだろう。

だがしかし、伊奈野はそれを突破したのだというのだから余計に訳が分からない。

伊奈野がどういったスキルやアイテムの構成をしているのかは分からないが、転移をどうにかできるなんていう話は聞いたことがないので全く予想もできない。

「ちなみに、時間がかかったとおっしゃられてましたけどどれくらいかかったんですの?」

「ん~。10分くらいかな。休憩時間にやったからそれ以上は時間かけられなくてね~」

「……………そ、そうなんですのねぇ」

遠い目をした瑠季の心には、1つの単語が思い浮かぶ。

ただその言葉は伊奈野を傷つけるかもしれないとそっと仕舞い込まわれるのであった。

【走って】鍵付き 余威與都スレPart51【突破】

322:酒守り

化け物で草www

323:現場監督

それは絶対に化け物ニャ~

あの森を走り抜けられるとか言うだけでもあたおかなのにそこから森超えた先で複数相手にするとか本当に廃人レベルでやり込まないと無理だと思うニャ~

324:ぶんぶく侍

クイズ大会で優勝すると転移されるよりも早く走ることができるでござるかぁw

325:ロキ

ちょっと!せっかく私は言わないようにしてたんだからやめてくださいまし!私の知り合いなんですのよ!

それに、もしかしたら森の入り口に入ってたどり着くまでに現実世界の10分がかかったとかいう話でそれまでにも何度も練習していたとかいうことかもしれませんのよ!というか、絶対そうですわ!そうとしか考えられませんわ!

326:脱法おハーブ

練習ナシならそれはもう化け物じゃ収まらないくらいの怪物だよ

それはそれとして、あれをかいくぐれるだけの速さがあるならおじさんの薬草採集を手伝ってほしいねぇ~

それだけ速く移動できるなら採取ポイントへの移動なんかすぐに終わりそうだし

勧誘とかできないのかい?

327:パトラ

おじさまに賛成する

採取に限らず味方にいてくれれば幅が広がるのではないかと主張する

328:酒守り

おっいいなそれ

俺も酒が切れた時にすぐ持ってきてくれるやつは欲しいな

329:ロキ

わざわざ直接持ってきてもらわなくてもアイテムは送れるんですからいらないでしょう!

勧誘に関してはおそらく無理だと思いますわ

本来はそんなことに時間をかけてられないくらい忙しいはずなんですけど

ま、まあ、正月の期間休憩時間にずっと練習してたとかならギリギリ納得できないこともないこともないですけど

330:ぶんぶく侍

それにしてもでござるな

331:現場監督

【結論】結局化け物だったニャ~

332:ロキ

うぅ~

申し訳ありませんわ私の知り合い!化け物を覆せませんでしたわ!!

【面倒な】総合スレPart3044【逆戻り】

788:名無しのプレイヤー

>>777

そこで不幸装備なの草www

789:名無しのプレイヤー

悪役令嬢の周りには化け物しかいないというのが確定したな

なんだよ森を走って突破って……………

790:名無しのプレイヤー

悪役令嬢の知り合いの話嘘かと思って運営に問い合わせたんだけど、本当っぽいんだよな~

マジで化け物過ぎて反応に困る

791:名無しのプレイヤー

あの転移をどうやって躱せばいいんだよ!

走って避けられるようなものじゃないだろ…………

792:名無しのプレイヤー

AGI特化勢が何人か挑戦してるけど、転移を回避するのは無理だって言ってからなぁ

どんなステータスしてるんだその化け物

793:名無しのプレイヤー

確かクイズ大会で優勝したのと同じプレイヤーだよな?

なんか海外鯖で移動能力あげる方法が有名になってたりしないか?

794:名無しのプレイヤー

魔法か?

AGI補助系の魔法を大量に重ねがけして超高速スピード突破とか

795:名無しのプレイヤー

攻撃も防御も必要なく今回必要なのはAGIだけだから、本気で特化しようとすればやれなくはないのか?

796:名無しのプレイヤー

謎過ぎるだろ

ただ公式の反応見る限りそのプレイヤーかどうかは分からないけど突破したやついそうなんだよなぁ

何か特殊なアイテムとかあるのか?実は邪神の使徒になると移動系の能力に凄い便利なものがあったりとか……………

797:名無しのプレイヤー

よっしゃああぁぁぁぁぁぁ!!!!!

森抜けたぞ!証拠のスクショも撮った!

でもこれ以上は無理ぃぃぃぃぃ!!!!!!

【画像】

798:名無しのプレイヤー

複数人で攻めても1人1人に出てくるから無理なんだよな~

799:名無しのプレイヤー

実は森に入らず空から滑空していくことで対象範囲に入らなかったりとか……………

800:名無しのプレイヤー

>>797

ふぁ!?

801:名無しのプレイヤー

>>797

まじか

802:名無しのプレイヤー

>>797

ま?

803:名無しのプレイヤー

>>797

くっそw合成にしか見えねぇwww

804:名無しのプレイヤー

>>797

ただ神社のところで巫女のお姉さんたちを大量に貼り付けただけのようにしか……………

805:名無しのプレイヤー

>>797

確かに悪役令嬢の知り合いの証言でもそうだったんだけれどもwww

806:名無しのプレイヤー

>>797

まずどうやって森を突破したのか教えてくれ

それ俺も試してみるから

807:名無しのプレイヤー

>>797

巫女ハーレムw

808:名無しのプレイヤー

>>797

巫女増殖バグw

809:名無しのプレイヤー

>>797

ふっ残像だw

810:名無しの森越

コラじゃねぇぞ本当だもんw

まあ真面目にやり方教えるからほかにやりたいやつがいるならやってみろ

とりあえずAGI極振りでレベル500くらいまでは欲しいとして、そこからさらに『縮地』と『スライディング』を走りながら交互に使って行けばやれた

できればスキル使用後すぐに最高速に復帰できるように『連続ダッシュ』も欲しいかも

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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