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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 261

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予想していたよりは順調に進んでいる魔法陣改良。

今まではトンデモ人間が生まれていたが、最近は伊奈野が魔法を使ってもせいぜい小指が逆向きになる程度の被害が少ない物に変わっている。

「たまに気づいてない人いますよね」

『うむ。痛みを感じて見てみるが何が起きてるのかわからず首をかしげるだけのものがいるな。どうして小指の付き方が逆になっていることに気づかないのか……………』

「曲げようとして逆に曲がって、初めて気づくのがまた面白いですよね」

その被害者たちの様子を見て伊奈野達は笑っている。

これくらいの小さな変化になりだすとかけられた側も気づかないことがあるようで、たまにそのまま戦いを続けようとした結果その変わってしまった部分の影響により殺されてしまうなんて言うこともあるのだ。指が逆になっていることに気づかず剣を強く握ろうとして、逆に剣を離してしまったりして。

「まあでも、ある程度は成功するようになってきましたから、あとは精度を上げて本番と言ったところでしょうか」

「そうなりますかね。うまく改良できると良いんですけど」

ここまでは順調な方だと思われた。

だが、そこから先というのがまた難しい部分となってくる。

これまでは1回1回転移を行なってそれぞれの体勢を変えていたが、これからは自由に転移できるうえで姿勢まで変わるようになりたいのだから、さらなるかなりの改良が必要となるわけだ。

「毎秒1ダメージが一生ですし、失敗できませんからねぇ」

『うむ。だがダンジョンマスター、どういった形式にするつもりなのだ?ここまでいろいろと実験を繰り返していたがこれらはどの程度応用できる?』

「とりあえずどこがどういう風に姿勢を変えられる形に変わるのかは分かりましたし、応用はできると思いますよ。基礎の理解はかなり深めたわけですから。ただ問題があるとすれば、応用したとしても完成までは見えてこないんですよね。さらに高度なことをする必要がありますし」

伊奈野はこの作った魔法陣を改良していって、自身の転移で自分の思った通りに自由な姿勢をとれるようにしなければならないわけだ。

ここまで使ってきた魔法と違い、決めた姿勢ではなく自分が考えた姿勢である必要が出てきたわけだ。

ここでも難しいというのに、さらにそれを伊奈野は半永久的に使えるようにしたいと考えている。

となると余計にいろいろと考えなければならないことが増えるわけで、

「うぅん……………難しいですね。どう作ったものか」

『転移をしてさらに姿勢を変えるからな。それを自由に使えるようになる権利を自身に付与するというのがそう簡単なことではなかろう。自分の意志で魔法を発動させるのではなく、あくまでも魔法の効果を発揮させるというだけであるからな』

問題点は骸さんが言うとおりである。

ここで問題を解決するために簡単な手を取るとすれば、自由に転移と姿勢の変化を使えるようにする魔法を作るのではなく1回1回魔法を発動して自由に姿勢を変える魔法を作って使うという方法もある。

だが、それは伊奈野からすれば甘えであるし、魔法が発動するまでの時間などを考えれば直接体を動かしたが早い。

どうにかできないものかと伊奈野が魔法陣と格闘していると、そこで発想を転換してみようと炎さんが、

「ダンマス、転移の部分を削れたりしないんですか?」

「へ?転移の部分を削るんですか?そんなことしたら転移できないですし根本的な部分がおかしくなるんですけど、転移で消えるという部分がない限り姿勢の瞬間的な変化は不可能なわけですし」

「それはそうかもしれませんけど、転移の能力で言えばダンジョンマスターの権能として持っているわけですからわざわざ魔法陣で得る必要もないと思うんですよね」

「……………まあそういわれると、確かに?」

ここまで姿勢を変えられる転移の能力を自分に与えてくれるような魔法を作ろうとしていた。しかしそれは、本当に大事な部分だけかというとそんなことはない。

転移する能力なら今も持っているのだから、転移する能力をまた追加で得るという必要性はあまりないわけだ。

ということで転移の能力の部分を削れるのではないかという考えになるわけだが、

「そうなると、姿勢を変える部分をどう考えればいいんでしょう?自分が転移の対象となるときに姿勢を自由に変えられるようになる魔法を作る、ということになるんでしょうか?」

「そうなるのかもしれませんね。さっきよりはある程度必要な要素が減った気がしますし……………あっ、でも、今度は条件を付ける必要があるから余計に面倒になるんでしょうか?ちょっと魔法陣のことは分からないのでこれ以上は自分は何とも」

転移の能力も授けられるような魔法陣を作る方がやりやすいのか、それとも発動するための自身が転移されるときという条件を付ける方がやりやすいのか。

炎さんの意見が採用されるかどうかはここで決まってくる。

ということで伊奈野も考えられる幅が広がってということで多少外れていても色々と試してみたりもしたのだが、

「これは姿勢の変化の能力だけを付けた方が楽そうですね。炎さんの発想採用させてもらいます」

「お役に立てたなら何よりです。ちなみに貢献したのでもうちょっとダンマスが日ごろダンジョンの改良に積極的に参加してくださったりは?」

「しないですね」

「そうですか。残念です」

炎さんの意見が採用されることが決まった。

それにより対価として炎さんは伊奈野へダンジョン運営への積極的な参加を求めていくが即座に断られ、あまり感情はこもっていないような残念という言葉を吐きおとなしく引く。

そんなこともありつつもやはり炎さんの意見の影響と貢献は大きく、

「あっ。もう今日中に終わりそうですね」

「え?終わるんですか?かなり早いですね」

『あと1月はかかると思っていたがもう終わるか。あれほど行き詰っていたのがうそのようであるな』

完成まで、そう時間もかからなかった。

伊奈野はこうして、さらなる進化を遂げる。受験が近づいていてもう数週間しかないとしても、まだ進化は止まらない。

《称号『上級転移者』を獲得しました》

《称号『命尽きるまで』を獲得しました》

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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