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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 268

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「ふぅ~……………よし!行きます!」

「はい!師匠!頑張ってください!!!」

「師匠の変化、しっかりと拝見させていただきます」

冬休み明けの2日目。

伊奈野は最初の勉強を終わらせた後の休憩時間、マターへと挑戦しようとしていた。

もちろん前日のように10分眠るなどと言うことになるのは論外なのでタイマーをかけているが、それでも心のどこかにはタイマーをかけなくてもいいのではないかという期待がないわけではない。

伊奈野は昨日のダンジョンで行なった修行を思い出し、自信を持って踏み出して、

「どうなんでしょう。私この間どこまで進んだかあまり覚えていないんd、」

ですけど、どこまで行ったんでしょうか?

そこまで言い切る前に伊奈野の言葉が途切れる。昨日と同じように伊奈野は視界が暗転し前へと倒れていったのだ。

ただ、それを見た周囲の者達の反応は悪くなく、

「この少しの期間で鍛えてきたと言われたのでどれほどかと思いましたが、予想以上ですね」

「そうね。この間より結構進めてるんじゃないかしら?私たちの進める部分まで追いつかれるのも時間の問題かもしれないわね」

「どんな鍛え方したらこんなに進めるようになるんだろ?僕もちょっとその方法で鍛えたいんだけど」

伊奈野の出した結果は好意的に受け止められ、賞賛されていた。

結局眠ってしまった伊奈野ではあったが、魔女さん達は前回の伊奈野の眠った位置をある程度正確に覚えていたため今回が明らかに前に進んだ場所であることを理解している。伊奈野が間違いなく成長していることを感じ取ったのだ。

そしてその成長の度合いは、かなり大きい。それこそあと数日もすれば自分たちに追いつかれるのではないかと思うほどだ。

そんな評価を残念ながら聞いていない伊奈野ではあるが、

ピピピッ!

「ハッ!?私また寝てましたか」

タイマーの力により無事目を覚ます。

前日とは違いかなり短い時間でなるように設定していたので、復帰もそれだけ早い。少し伊奈野は肩を落としつつ、またもう少しレベル上げを行なわなければならないと反省を始める。

のだが、

「え?あっ!?もしかしt、」

伊奈野は何かを言い切る前に、その体から力を抜く。いや、正確には自分で抜くのではなく自然と抜けていく。

それもそうだろう。

何せ、起きた場所から移動していないので、マターの眠らせる範囲にまだ入っているのだから。

「ど、どうしますか?」

「ん~。どうするのが良いのかしらね。あの状態って起こそうと思ってもなかなか起きないでしょ?」

「そうですね。純粋に眠っているので、状態異常の眠りとはわけが違いますし」

「とりあえず移動はさせた方がいいんじゃない?もしまた起きたとしても効果範囲内だとまた寝ちゃうよ」

その様子を見た4人はどうするべきかとそれぞれ頭を悩ませる。

ただ、間違いなくここは助けに行った方が良い場面であることは間違いないだろう。ここで助けないことによるメリットなど存在しない。

なのだが、そうして結論が出るよりも先に、

「ハッ!?これはまた寝てたやつですね!?動かないt、」

動かないといけない。

タイマーを1つでだけではなくいくつかかけていたらしい伊奈野はまた目を覚まし、状況を理解する。そして、今のままではいけないことを理解したらしい。

全て言い切ることはできなかったが、言葉よりも先に体は動いている。

倒れていた体を起こすことは不可能だったが、少し腕に力がこもって若干上半身を起こすことには成功し、その結果また力が抜けて倒れた後に少し外へと移動することができた。

当然その様子を見逃すような外野でもなく、

「これは、もしかして自力で抜け出せるんじゃないかしら?」

「私たちの手助けは必要ないかもしれませんね。師匠も自力で抜け出せそうですしそれに任せましょう」

「そうですね。ご自身でできるのであれば私たちが手助けする必要はないでしょう。あと数回程度で起き上がれそうですし、そこまで待っておきましょうか」

伊奈野を放置し、自力で起きてくるのを待とうということが決められた。

いや、決められそうになっていた。まだ決めているのは全員ではなく3人だけであり、そしてまた、

「ん~。でもさ、そこで時間使われると僕たちにいろいろと教えてくれる時間が短くなるよね?」

「「「っ!?」」」

決めた意見を変えられることもある。

唯一放置で決定していなかった屈辱さんは自分の利益を考え、

「3人は放置するみたいだし、ここで私が助けても放置してる時に経過する分の時間は私だけの時間ってことになってもいいよね?今の選択は、そういうことだよね?」

「「「いや違う(います)けど!」」」

「えぇ~でも、起こすつもりがないってことはそういうことじゃないの?その時間は自分たちは必要ないって思ってるわけでしょ?」

屈辱さんは他の面々とは違い、自分が関わることで早く起こすことによってその早く起こした分だけ色々と質問に答えてもらえると考えたらしい。

さらに言えば、そこで起こす必要はないと判断した面々にはその起こさなかった場合にかかる時間までは質問する権利は必要ないだろうと考えているわけである。

当然そんなことを言われれば、3人は反発。揉めることになる。

自分も質問に答えてもらう時間は欲しいとなるわけだ。

ただそんなことをしていると、

「これ移動できたのかな?でも、もう1回!」

「あぁ。体勢は変わってるけど位置取りはどうなんだろう?やっぱr、」

「ん~。ちょっと寝るまでの時間が長くなってきたかな?効果がかなり弱まってきてるっぽい?これなr、」

着々と伊奈野はかすかな起きている時間に離れていく。

自分でも若干気づける程度には変化が出てきており、4人の話が白熱し始めた時には、

「ふぅ。大変でした。タイマー様様ですね」

「「「「あっ。終わってた」」」」

「え?ええ。終わりましたけど?」

伊奈野は完全に効果の出なくなる範囲まで抜け出すことに成功していた。小さく息を吐きその額の汗(出てない)をぬぐっている。

話し合っている間に時間が経過して結局何もできなかったわけだ。有りがちな結果である。

「ま、まあ、終わったならそれはそれでいいんですよ。師匠、ちょっと質問があるんですけど」

「あっ、私もいいですか?」

「あぁ。はいはい。何ですか?ちょっと時間を使っちゃったのであんまりたくさんは答えられないかもしれませんけど、ある程度はお答えしますよ」

特に時間が増えることはなかったが、伊奈野に質問をぶつけていく4人。

いつも通りの光景だった。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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