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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 269

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ある程度耐性のレベルが上がったからとマターに挑戦した伊奈野。

しかし、結局効果の及ぶ距離が縮まっただけであり完全に無効化することはできなかった。

となるとやはり伊奈野はまた自身を眠らせるためにアイテムをいくつも使用していくということも行なうのだが、そればかりだと普段から伊奈野が行なっていることもできないということで、

『これが恐らくダンジョンマスターの希望にそうだろうボス、チャージシープキングだ』

「おぉ。これはまた有りがちな……………」

伊奈野の前にいるのは、巨大な羊。しかも、頭には王冠が載せられており、周りの毛は静電気だとは思えないほどの電気らしきものがほとばしっている。

どこかで見たことがあるような羊のモンスターの要素をとりあえず詰め込みましたと言った存在である。

『では、せいぜい励むと言い』

「はい。そうします」

この羊を前にして伊奈野がやることは1つ。

羊というモンスターのイメージから分かるように相手の使ってくる眠り系の状態異常に耐えることは勿論なのだが、

「メエエエェェェェ!!!!!!」

「最初から突進って、なかなか好戦的だねぇ……………『龍落とし』」

「メェッ!?」

それだけでなく、突撃を仕掛けてくる羊に伊奈野は反撃を行なう。その手段はそこそこの訓練で鍛えてきたのでおなじみとなっている『龍落とし』だ。

色々なパターンのモンスターと戦ってきたためこの突撃のような単調な攻撃に対応するのは容易であり、何の問題もなく対応できる。

のだが、

「あ、あああ、足がしびれるぅぅぅ!!????」

どうやら帯電していたのは毛だけではなかったようである。

毛におおわれていない顔面付近を蹴ったはずだったのだが、伊奈野は攻撃に使った足がしびれていた。

弱いが麻痺の状態異常にもなっている。

「これは近接攻撃がほとんどダメなタイプの敵じゃない?『龍落とし』の練習にも使えないでしょ」

伊奈野は素直な感想をこぼす。

伊奈野のスタイルでは、近接攻撃をすることにデメリットしかない敵と戦うなどありえない話なのである。『龍落とし』の練習相手には向いていないだろう。

「雷の属性とか、麻痺とかに耐性つけないと駄目なやつじゃない?睡眠だけじゃないのか~」

伊奈野が戦う理由と合致しない相手である。

その後も文句を垂れながら何度か相手の遠距離攻撃をかわしつつ突撃のタイミングで『龍落とし』を決めるのだが、毎回ダメージと麻痺を受けて歯がゆい思いをすることとなった。

「メェェェ!!!!」

「くっ!叫んで遠距離ばっかりとはまた、煽ってるようにしか見えないんだけど?」

麻痺した脚はさすがに使えないので、転移を繰り返しながら遠距離攻撃は避けていく。『龍落とし』が百発百中くらいにまで使えるようになれば、今度は遠距離攻撃を避ける練習も始めなければならないかもしれないと考える伊奈野であった。

ただそれはそれとして、

「骸さん。チェンジでお願いします」

『む?あれでは駄目だったか?』

「ダメですね。近接攻撃したら逆に私がダメージ受けてましたし。私のやりたい練習とはちょっと方向性が違うかもしれないです」

『むぅ。そうか。であれば、次の開始までに他の眠りを使うボスを用意しておくとしよう』

「お願いしますね。私のやりたい訓練と合致するようなモンスターでないといけないので」

伊奈野は骸さんに頼み、相手を変えてもらうことにする。一度の戦闘だけでお払い箱となったかわいそうなチャージシープキングであった。

ただ伊奈野は同情など一切することなく勉強を始めていく。

その頭の中には、柵を飛び越えで増えていく羊など全く存在はしていない。

その後勉強を終えた伊奈野はまた眠りの耐性上げと『龍落とし』の練習のためにまた専用の階層へと飛んでいくのだが、そこで待ち構えているのは、

『ポイズンマッシュだ。これもまた眠りを使う上に近接攻撃も使ってくる恐ろしい存在だぞ』

「え、えぇ?これ近接攻撃使ってくるんですか?全然そういう風には見えないですけど」

巨大なキノコ。途中で三又に分かれており、1番高い位置にあり地面からまっすぐ伸びた先にある傘が頭。途中で横へとそれている傘が腕のように見える。

実際、頭だと思われる傘の少し下の部分にはかおのようなものがあるので おそらく伊奈野の考察は間違いないように思える。

どこかで見覚えがあるような、ポケットに入るかもしれないモンスターでいたような見た目のモンスターである。変化があるとすれば、傘の部分が毒々しい紫色をしていて白や緑の胞子を不規則に噴出していることくらいだろうか。

「まあまずは向こうが近接攻撃してきてくれないとこっちも『龍落とし』できないわけだけど、おっと!?早速近接じゃない攻撃してきたけど?」

相手の出方を窺い、近接攻撃を待つために腰を下げて重心を低くしていた伊奈野。

しかし伊奈野の期待とは裏腹に、まず相手は遠距離攻撃を仕掛けてくる。

先ほどから舞っている胞子などとは違い完全に伊奈野を狙ったそれは伊奈野へ向かって降りかかってきて、

「躱せた?今の躱せたのかな?こういう攻撃あんまり受けたことないからちょっと分かんないんだけど……………あっ。避けられなかったっぽいかな。毒状態になってるし」

少しは避けられたかもしれないという期待はあったものの、しっかりと伊奈野は毒状態になっていた。

お陰で、じわじわと毒によりHPが削られていくことになる。もちろん、それが伊奈野の回復能力に対して意味を出せる程度のダメージなのかは別として。

「もぉ~。なんで遠距離攻撃から始めちゃうかな~」

伊奈野は不満を垂れつつ、次にまた毒が来ても避けられるようにと身構える。

ただ、次のキノコの行動というのは当然予想できないものであり、先ほどとはまた違った動きを見せて、

「うわぁ。傘の下からとんでもない量出てきたんだけど」

少し背伸びをするように動いたかと思うと、次の瞬間自分で自分を圧迫するように縮こまり、3つある傘のすべての裏の方から胞子というか、煙を噴出する。

先ほどまでとは違い毒々しい色ではなく白とピンクの中間くらいの可愛い物が好きな女子の加湿器の色みたいな色で、

「あっ。これが眠らせてくる攻撃ってことかな?もうちょっとちゃんと食らいに行かないと」

少し触れて効果がなかったため、おそらくねむり系のものだろうと伊奈野は予測しさらにその効果を受けるために近づいて行く。

より近づいて多く吸い込んだ方が耐性を上げるのにはちょうどいいだろうと考えたわけだ。

しかし、伊奈野は忘れているが、

「ん?今度は回転?」

伊奈野が近づくとキノコは回転しだす。

地面に根でも張っているのかと思っていたのだがどうやらそうではないようで、滑るような回転を見せている。

そしてそのまま独楽のような回転と動きで、

「あっ。もしかしてこれが近接攻撃?」

伊奈野へと突撃を繰り出してきた。

ここで初めて、伊奈野が求めていたものがすべて出てきたわけである。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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