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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 270

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伊奈野の相手をしているキノコのモンスター。

伊奈野からは不評な毒もたまに繰り出して文句を言われてはいるが、ボスとしては非常に優秀な存在である。

というよりも、数多のボスの中でもかなり幅広くカバーのできる構成をしているモンスターなのだ。

中距離と遠距離には毒が使え、近距離には、

「うおっっと、『龍落とし』!……………このスピン攻撃対応しづらいな~」

高速でスピンしながら、まるでベイ〇レードのような攻撃を仕掛けてくる。

まず傘に凹凸があり、それがスピンしながらの移動で近づいてくるので非常に対応しづらいのだ。

伊奈野もここまで何度かタイミングが合わずに『龍落とし』に失敗している。

恐らく通常のプレイヤーであっても盾などで防ごうにもうまく角度を合わせられずにはじかれてしまったりしただろう。

何度も攻撃を受けては対応し自身の行動を変化させ改善していくその姿は、まさしくゲーマーだった。

「このモンスターも結局毒を躱しながら遠距離で撃ち合うのが攻略法だったりするんじゃないの?」

自身が行なうような近距離の攻撃はあまり適していないのではないかと思いつつ伊奈野は『龍落とし』を繰り返す。

それと共に、このキノコに本当にねむり系の状態異常は必要なのかということと、それがおまけ程度になっていないかということを考えながら。

だが、伊奈野の考えとは裏腹にこのキノコの眠りの使い方は非常に有効な使い方である。

そしてまた、使う順番もかなり理にかなったものとなっている。

「おっと。まだ毒かぁ。これいらないんだけどなぁ」

最初に行なわれるのが毒。

これが蓄積していけば、相手はどんどんと死に近づいて行く。最初に仕掛けておくのにはうってつけの状態異常だろう。

そこから続くようにして、

「眠り、と。これは積極的に浴びていかないと」

自身の周囲へとねむりを引き起こす胞子の煙を吹き出す。

伊奈野は耐性が高くさらにその耐性を鍛えていくことが目的であるため積極的に受けに行っているが、本来ならば全力でダッシュして離れたいような攻撃である。

そして重要なのが、このねむりを引き起こすタイミングである。

ねむりはダメージを受けることで解除されるが、その効果が強ければ強いほど高いダメージでなければならなくなる。

そのため、眠らせる前に付与した毒というのは継続的にダメージを与えてくれるがそれでは相手が起きることがないのである。

眠っている間に毒でHPをゴリゴリと削っていき、さらにそこへ、

「ぐるぐる体当たり~、なら『龍落とし』」

スピンしながらの突撃。

スピンであるため連続攻撃であり、眠っていた相手が初撃で起きたとしてもさらに何度もダメージを重ねて与えることができる。

しかもそこまで近づけば、

「おっと。この毒回避するのが難しいんだよね、っと」

また毒による攻撃が始まり、さらに眠りと突撃と順番で回っていく。

バレてしまえばパターンは分かるタイプのモンスターということだ。

ただ、この2回目の毒はスピンして突撃した後のものであり、かなり近距離からのものである。回避が非常に難しいのだ。

そして、その毒を避けるのに少し手間取ってしまうと眠りの煙の効果範囲に入ってしまい、スピンしながらの突撃をまともに受けてしまいかなりHPを削られてしまうのだ。

「でも、ちょっと慣れてきたぞ~っと」

それでも伊奈野は毒の直撃は避けたり眠りを無効化したり近距離の攻撃は『龍落とし』で対応できたりと対応できるし、時間がかかればかかるほどその少ないパターンには慣れてくる。

それこそ6分ほど経った頃には、完全に相手に対応できるようになっていた。

回避も耐性上げのための接近も『龍落とし』もすべてが完璧である。

攻撃パターンが少ないとなればそうもなるだろう。

ただ、

「ん?なんかキノコ生えてる?」

キノコがそれで終わってしまうような存在かというと、そんなことはない。

ここまで遠距離も近距離も使えてさらにそれらを全く無駄にせずうまく組み合わせた完璧な黄金パターンを見せてきたキノコだが、まだ力を残しているのだ。

しかもそれはこの組み合わせを壊すようなものではなく、

「あ、あれ?というかなんか似たような見た目になってない?もしかしてこれ、放置してると仲間増やす系の敵?」

キノコのボスモンスターは、スピンしながら回転するとき以外基本的に動かず、じっとして毒や眠りを使って攻撃してくる。

そのすべての間、常時不規則に胞子を噴出しており、そこには周囲を若干見にくくする以外に大した効果はない。そう思われていた。

しかし、伊奈野のそんな予想とは違いこのモンスターのまき散らす胞子というのは放置していると厄介な状況にするものであり、地面についた状態でしばらくするとボスモンスターを一回りも二回りも小さくした子供のようなモンスターを生み出してしまうのだ。

つまり、

「あれ?もしかしてここから集団戦になってくるの?私、この数相手に戦わないといけないってこと?」

そうなるのである。

ボスとの1対1だと思っていたら突然複数との戦いが求められ始めたのだ。

伊奈野もそんなことに急には対処できない。

「ど、毒が!毒が弾幕みたいになってる!これはさすがにきついんだけど!?」

今までも毒は煩わしかったが、こうなってくると煩わしいどころの話ではなく死活問題になる。

ボスだけでなく生み出した仲間たちも次々と毒を放ってきて、そのすべてを伊奈野が避けることは不可能。

弾幕のように繰り出される毒がいくつも伊奈野へと直撃してくる。

ただ、そこに関しては悪い事なのかもしれないが、

「けむっ!?ここまで囲んで煙り出されたらもう何も見えないんだけど!?」

良い事として、伊奈野の周りで大量に眠りを引き起こす煙が漂うということはある。

伊奈野としても積極的に受けていきたいものだったので、これに関して悪い事とは言えないだろう。

さらに言えば、

「視界が悪い中で『龍落とし』!?」

煙や毒で視界がかなり塞がれる中、それでも突撃してくるものはいるためそれぞれを『龍落とし』で対処しなければならない。

最適な訓練方法というわけではないのだが、集団に囲まれつつしかも視界の悪い中で『龍落とし』の練習をするというのはそこまで悪い事でもなかった。

「毒さえなければ結構いいボスだと思うんだけどな~」

《称号『胞子まみれ』を獲得しました》

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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