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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 288

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「……………撤退、撤退だぁぁ!!!」

「ちくせう。また負けたか」

「戦力が集まらないのきついなぁ」

伊奈野が勉強を再開させた後。

何度目になるかは分からないが、プレイヤーたちはあらわれる化け物を前に撤退を余儀なくされていた。

撤退と言ってもリスポーンであり、まごうことなき敗北である。

単純にそれを相手にされるか自分で行なうかという程度の違いでしかない。

ただ、そうして負けていったとしても、

「大丈夫大丈夫。前回よりだいぶ効いてただろ?攻撃あんまり今回集中してなかったけど、武器にエンチャントしたおかげでダメージ量は多くなってるわけだし」

「地中からのあれはどうにかなってるけど、問題は氷の壁出してくるあっちの小さい方なんだよなぁ」

「動けないところで氷の壁で圧殺しようとするのは避けられないよなぁ」

失敗は成功の母。

次は絶対に行けるといった雰囲気でまた動き始める。

協力するプレイヤーも増えてきてとれる手段も多く成っているため、まだまだ対策はとれるのだ。

だが、少し気になることがあるかもしれない。

そこまで数が増えなければならないほど伊奈野の防衛は圧倒的に強力なのか、と。確かにアーティファクトだか何だか知らないがアイテムを使って凍結をさせたり手駒を生み出したりはしているみたいだが、それは全くプレイヤーたちでは歯が立たないものなのか、と。今のプレイヤーたちと伊奈野には、そこまでの差があるのか、と。

「……………これで日本鯖に行ってるやつらがもうちょっと少なけりゃなぁ。今の作戦でもいけたと思うんだが」

「そうだよなぁ。今回のイベント、メインシナリオにしてはあんまり重要じゃないとか言って参加しない奴多いもんな。確かに今までのメインシナリオ中に日本鯖で起こってたこと考えると参加しない方が楽しめるんじゃないかとは思うけど」

「そうなんだよなぁ。こんな部屋貰って個人戦するだけなんて何か意味があるとは到底思えないもんな」

当然ながら、そこまで伊奈野と一般プレイヤーとの間で圧倒的な差が開いているというわけではないはずなのだ。

だが今回は運が悪いというべきか、残念ながら質の良し悪し関係なく全体的に参加しているプレイヤーの数が少ない。そのため伊奈野に対抗できるようなプレイヤーも少なくなってしまっていた。

「最強とかいてくれたら、こんなの余裕で倒せると思うんだけどな」

「確か悪役令嬢は参加してたよな?呼んでこれないか?」

「余威與都の参加メンバー悪役令嬢とおじさまだけだろ?一応有名どころハッピートリガーとか爆弾魔とかも参加してるだろうけど、あいつらは人の話聞かないからなぁ」

決して0というわけではないのだが、それでもほとんどの参加している上位勢は他人の話をあまり聞かない好き勝手する者達となってしまっている。ここのことを伝えたところで協力してくれるかは怪しいところだ。

どちらかと言えばこの化け物たちを強化してより被害を大きくするなんて言うことを考えそうな連中が集まってしまっているのである。

一応参加している中で常識人(なお比較対象が異常なだけであって普段は非常識枠としてとらえられている)もいなくはないが、少なくなっているとはいえ各国のサーバから参加しているプレイヤーたちの中で1人を見つけ出すというのは非常に難しい事となる。

到底できるわけがないだろう。

ではイベントに参加せず適当に日本サーバで活動しているプレイヤーたちが、イベントを不参加にした価値があったかというと、

「おい!そっち抜けたぞ!」

「気を付けろ!弱体化食らったらすぐ逃げないと解除時間がめちゃくちゃ長くなるぞ!」

「前に出過ぎるな!囲んで落ち着いて処理しろぉぉ!!」

「俺に続けえええぇぇぇ!!!!」

「ここは確実に死守……………ニャ~」

こんな声が出てきてることからも分かるだろう。あったのだ。ありすぎたのだ。

もう正直次からイベントに参加するプレイヤーなんてほとんどいなくなるのではないかと心配になるくらいには参加しなかったことにより得られた体験は大きかったのだ。

起きたことは単純で、邪神が攻め込んできたというものになる。

それも、前回のサーバ対抗戦で優勝したため基本的に世界全体の指揮を執ることとなった日本サーバにである。

もうその時点でドンピシャだったのだ。

イベントの際に何かあるのは確実に日本サーバであったため、そこにいるプレイヤーの数は尋常ではないほどに多いのである。

「その程度じゃ俺に攻撃は当たらないぞ?もっと楽しませろぉぉ!!」

「うわぁ。さすが最強。格が違ぇ」

「1人でもう邪神の使徒50人くらい倒してないか?しかも全員ちょっと強めのやつだっただろ?」

「あらあら。外の人間にばかり活躍させてはいられないわね。私たちもしっかり片づけるわよ」

「もちろんです。ちょうど邪神にいろいろと攻撃を受けているようですし浄化を……………と、何ですか魔導書?え?自分が邪神の影響は取り除けるから問題ない、ということですか?」

「ああ。私も何度かやってもらってますし、確かに問題はないかもしれませんね」

プレイヤーが活躍するのは勿論のこと、NPCたちも邪神の勢力に対して有効打を与えることができている。

邪神の力を受けてしまったものを浄化したり、単純に少し強化された邪神の使徒を撃破したり。

それぞれの活躍を見せている。

今回伊奈野のイベントに顔を出さなかった黒い本も十分活躍を見せており、重症なものの邪神の力を奪うことで積極的な活躍を見せていた。

「よし!とりあえずまだまだ守れるな!最後までやり切るぞ!」

「「「「おうっ!」」」」

はっきり言って、メインシナリオによるイベントの何倍もの盛り上がりを見せていた。

こういったものの方が地面から出てくる化け物におびえつつ対策を話し合いゾンビ戦法を取るような遊びよりも楽しいと思うものが多いのは当然だろう。

「……………どうします?」

「どうする、か。どうしようもないように思うのは俺だけか?」

『次回のイベントはもう少し盛り上がりのあるものにしなければ参加者は激減するかと思われます』

「そうだよな。神もそう思うよな。社長も頭抱えてそうだなぁ」

「もっと時期をずらすべきでしたね。賢者の師匠のせいでイベントの裏で何か起きることが多すぎて、今回は来る人が多すぎました」

「イベントに参加しなかったプレイヤーたちでギリギリ防衛しきれないくらいの試算でイベント作ってたし、結構つらいよな」

運営が頭を抱えるのも当然のことだった。

全てのイベントをかなり先の段階で順番など決めているため、こうしたプレイヤーの行動などの影響を受けて変更などができなかったところが痛い部分である。

「しかも日本鯖が最初のイベントで勝っちまったのがつらい」

「あれさえなければモンスターも邪神が管理できるようになりますし、もっと戦力を増やせたんですけどねぇ」

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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