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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 291

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「あ゛ああぁぁぁ~やってらんねぇですわ~」

「ん?瑠季ちゃん何かあった?そんな1回徹夜の仕事はさんだ後に居酒屋行って疲れ切ったおじさんみたいな声出して」

「そこまでひどい声でしたの!?私そこまでだとは思ってませんでしたわ」

イベント後。いつものようにアップデートやら何やらでゲームが使えないため現実の方で勉強をしている伊奈野と瑠季だったが、瑠季はあまり勉強に身が入っていないようだった。

とはいってもこうなり始めたのは開始から40分ほど経過したタイミングであり、集中力が切れてしまうのも仕方がない時間と言えるかもしれない。

通常の人が万全な集中力を1時間も維持できるわけがないのだ。伊奈野に付き合ってよく勉強に集中させられている瑠季であっても、40分程度が限界なのである。

そんな当たり前と言えば当たり前な様子を見せ始める瑠季に、伊奈野は相変わらず一切目線を向けることなく応える。

かなりの勢いで手が進んでいるが、それでも話は聞いてくれるらしい。

とはいっても、いつもよりも勉強の方に比重が傾いておりあまりしっかりと話を聞いてくれる様子ではないが。

とはいってもそのことは瑠季も理解しており、ただ聞いてもらえるだけで自分はスッキリするような愚痴をこういう時には口にするわけで、

「この間のイベント、予想通り裏で別のことが起きていやがったんですわ。私予想していたというのに、じゃんけんで負けてギルメンの中で負けくじの方のイベント参加者になってしまったんですの」

「ふぅん?」

「しかもイベントじゃ代わり映えのない光景ばかり!自分の部屋の防衛をしつつ隙を見て他のプレイヤーの部屋のコアを奪って…………とか、ずっと地味だったんですわ!本当にやってられませんわよ!何やらどこかでは地中から現れる怪物と戦ったりしてたらしいというのに、私の周りにはそんな話一切来ませんでしたし。本当に運がなかったですわ!」

「ほぇ~」

「唯一許せるとしたらイベントの特典として邪神特攻のスキルがもらえたことですわね。あれがあれば邪神の使徒に今までの100倍のダメージを与えられるらしいですし。もうワンパン確定ですわ。確定演出来ちゃいましたわ!」

「ふぅん?赤になったみたいな?」

「ん?ガチャとかだとそんな感じかもしれません……………いや、もしかしてそれパチンコの話ですの!?ガチャで赤っておかしいと思いましたけど、それパチンコですわよね!?というか確かに赤だと希望が持てなくはないかもしれないですけど、もっと高い確率の演出ありますわよね!?私やったことないのでよく分かりませんけど」

あまり真剣に聞いておらず適当な反応を返しているはずなのだが、なぜか瑠季に衝撃を与える受け答えを行なう。

ここで右打ちとか保留とか言い出したらアウトなのは間違いないだろう。

「へ、下手な話を振れませんわ。お嬢様のイメージ崩壊の危機ですの」

「転落するの?」

「はいアウト!アウトですわお嬢様ああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

「え?何が?」

転落(大当たりにならないまま当たりが出やすくなっている状態から外れる事)なんて用語が出てきてしまったのだから瑠季は頭を抱える。

どちらかと言えばそんな用語がアウトであると判定できるような瑠季の方がもっとアウトなはずなのだが、とりあえず瑠季は伊奈野の純粋なイメージ崩壊に頭を抱える事となるのだった。

ただしばらくそうした状態で机に突っ伏していたかと思えば急にガバッと顔を上げ、

「……………あっ。そうだ。頭を抱えると言えば最強の話がありましたわ」

「ん?」

「なんでも最強の名がついた称号を誰かが獲得したとかでそれを探しているそうですわ。プレイヤーネームが設定されてないとかいうことらしく、特定もできないそうでかなり手当たり次第にプレイヤーを襲っているんですの。あれのせいで治安がひどいことになってしまいましてよ」

「ふぅん」

「とはいっても、最強と言えど狙うのは戦闘職だけでしかも初心者は避けますし、ひどすぎることにはなっておりませんけどね。あれで暴れるのが爆弾魔とかハッピートリガーとかだったらもっと悲惨なことになってましたわね」

「ほぇ~」

伊奈野は適当な相槌を打ちつつ勉強を進めている。その頭には会話自体まず入ってきていないのだが、さらに言うと入ってきたとしてもその探されている『最強』を持つのが自分だということなど一切思いつきもしないだろう。

そうして一通り瑠季がイベント中などにたまった鬱憤を晴らす目的もかねて語った愚痴の類が底をつきかけてきたところで、

「ん~。ちょっと休憩」

「あっ。休憩ですの?でしたら丁度良かったですわ。実は買っておいたお菓子を開けようと思っておりまして」

「お~。おいしそう、まだお正月の時にお土産でもらったお菓子食べきってないんだけど……………まあ、これくらいは大丈夫だよね」

「大丈夫大丈夫。無問題ですわ。これくらいのカロリー四捨五入すれば0でしてよ」

「そっか。あっ、あと、いくつかお土産で穴空いてるお菓子もあったからそっちも0カロリーだよね」

「いえ。それはちゃんとカロリーありましてよ。ごまかさないでくださいまし」

「っ!?裏切り者ぉ!」

伊奈野も休憩に入り、じゃれあいを始める。

2人でおやつを食べつつ今度は伊奈野もしっかりと話を聞きながらの雑談が行なわれ、そんな中で、

「そうだ瑠季ちゃん。また今度何かイベントやったりしないかな?」

「イベント、ですの?」

「そうそう。この間のイベントで防衛にちょっと重点を置いて部屋にこもって勉強してたら思ってたより集中できてさ。やっぱり、新しい場所で新鮮な気持ちのまま勉強するのも大切かなって思って」

「なるほど?ただ、そういった勉強までできそうな直近のイベントとなりますと次のメインシナリオ辺りになってくると思うんですわよね。恐らく1次試験の終わった後になりますし最後の追い込みとしては使えないと思いますわ」

「そっか~。じゃあいつものところでやるしかないねぇ」

伊奈野はそこまで残念そうにはせず肩をすくめる程度で終わる。

ただ実際イベントの際の勉強がいつもよりもはかどったというのは確かであり、新しい勉強場所を欲しているのも確かだった。

最近はダンジョンが見慣れてきた存在になってしまったこともあり、微妙に勉強の際のスイッチの切り替えがうまくいかない時があるのである。

そういう意味では、イベント空間というのは非常に伊奈野にとってありがたい物だったのだ。

しかし公式が企画しているイベントはしばらくない。

勉強のできそうなものは存在しなさそうだった。

そう、この時はそうだったのだが、

《ワールドアナウンスです。ただいま条件が達成されたため、大規模サブシナリオ『大罪破りの聖戦』が開始されます》

「んぉ?」

作者は馴染みがあまりないためパチンコ用語は浅いものしか出せない(悔

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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