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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 293

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「それでは行きますね」

「おぉ。もうやりますか」

「さて、どうなるでしょうか」

司書の声を聴き周囲の者達の表情が真剣なものとなる。

ここから行われるのは、マターを起こすための諸々。遠距離攻撃の数々がここで火を噴く予定なのである。

多少のダメージは入るが、睡眠をしている間はHPやMPなどは回復するということなので現在のマターは万全な状態のはずであり、数発受けたところで問題はないだろうというのが司書たちの考えである。

使っていくのは司書が普段防衛のために図書館の各所に埋め込んでいる武器の数々であり、

「まずはクロスボウから行きましょうか」

「あっ、最初から割と高威力ので行くんですね」

まず使うのは投石や弓矢と言った生易しい物ではない。クロスボウだ。その圧倒的な威力でマターの頭を狙い起こすつもりのようである。

もし何もなく刺さったらかなり重傷だと思うのだが、司書は一切手を抜くことなく正確に狙いをつけ、

「あっ。すみません読み友。お願いしていいですか?」

「え?わ、私ですか?なぜ?司書さんがやらないんですか?」

「私も使えないわけではないんですけど、当たる気がしないので」

「いやいやいやいや。それを言ったら私だって当たる気はしませんよ!?クロスボウなんて1回も使ったことないんですからね?」

司書はクロスボウをうまく使える気がしないらしく、伊奈野を頼ってくる。

ただ、伊奈野としてもそれには首を横へ振ることになる。気づいていないと言えどスキルや称号である程度そういった武器の腕も上がっている伊奈野だが、さすがに最初から正確にヘッドショットできるほどではない。

自信もないし、実際経験も足りてはいないのだ。

伊奈野にできることと言ったらせいぜい、

「私にできるのなんて司書さんから貰った魔弾を連射するくらいですよ」

「ああ。あれですか……………であれば、クロスボウの代わりにお願いしてもいいですか?」

「分かりました。絶対クロスボウの方が威力とかは高いと思いますけど……………『牽制魔弾』『繰り返し』」

伊奈野の手のあたりから連続で射出される魔弾。当たった対象を麻痺させる効果があるものの攻撃力は非常に低いそれは、クロスボウの代わりになるほどの威力など当然ながらない。純粋な攻撃力で言えばクロスボウの方がよほど大きいだろう。

ただ、今回の場合はその攻撃力云々以前に、

「ん?消えた?」

「消えましたね」

マターへと向かっていた数十発の魔弾。それらはすべて、マターへと届く前に姿を消した。

まるで火が燃え尽きたかのように、消え去ってしまったのである。

その様子を見ていた伊奈野以外の面々には1つの可能性がよぎりそれが真実かどうか試す必要が出てきて、

「なんとなく嫌な予感がしますね。検証もしたいですし私の方も使ってみますか『奇襲魔弾』」

司書が使うのは、伊奈野に渡した牽制魔弾とはまた違う種類の魔弾。

奇襲魔弾という名前であり、状態異常を付与することはないが代わりにその魔弾を相手に気づかれていない場合に非常に高いダメージをたたき出すことができる特殊な魔弾となっている。

当然寝ているということはマターも攻撃には気づいていないということであり本来であればクロスボウでヘッドショットをするなんて言うのとは比べ物にならないえげつないダメージを出すことができるもののはずなのだが、

「消えました、ね?」

「そうですね。消滅しました。これは間違いなく、魔弾、というよりも魔法関係は無効化されるような何かがあると考えていいでしょう」

MPを消費して使うような魔力関係の攻撃は、基本的に無効化されるのではないか。そんな予想を司書は行なった。

当たったが効果が出ていないのではなく当たる以前に消滅していることからこの空間自体に何かの効力を発揮するような力をマターが持っていると考えられ、それはつまり遠くから魔法や魔弾などを使って起こすというのは難しいということとなる。

ただそんなことを言われてしまえば、

「へぇ?魔法を無効化?私もちょっと試してみてもいいかしら?」

「ちょっ!?やめてください!あなたが魔法を使ったらこの部屋がただじゃすまなくなりますから!!」

「いやでも、消滅するんでしょ?」

「消滅する以前の話です!絶対発動した段階でとてつもない被害が出る魔法を使うのは目に見えてるんですからね!あと、もし無効化されなかったら図書館が消滅してしまいます!絶対ダメです!」

魔法職と言えばこの人な魔女さんが黙ってはいない。

周辺一帯を吹き飛ばすどころか消滅させていしまいそうな魔法を発動しようとして司書から必死に止められることとなるのだった。

どうやら魔女さんも、専門である魔法が効果を発揮しないなんて言うことを言われると対抗心やプライドが出てきてしまうらしい。

そんなこともありつつ、それはそれとして、

「うるさい人、クロスボウ使えたりします?」

「いえ。申し訳ないのですが私はあまり武器関係は使えなくて」

「ですよねぇ。じゃあ、屈辱さんは……………無理かな」

「え!?僕確認すらされない!?もう最初から無理って決められてるの!?これでもたぶん武器に関してはこの中で1番使えると思ってるんだけど!」

起こす方法を探っていく。

魔法などは使えなくとも物理ならば行けるのではないかということで伊奈野がクロスボウを使うことを再度検討することになる。

うるさい人は使えないらしいが、どうやら意外なことに引きこもって研究ばかりしていて戦いなんて点で駄目そうな屈辱さんは武器の類が使えるというのだ。

「え?本当にぃ?」

「本当だよ!も~そんなに疑うなら僕の実力ってのを見せてやるんだからね!」

屈辱さんにクロスボウが使えるものかと首をひねる伊奈野だったが、そんな様子を見て使えると主張している屈辱さんは実際見せた方が早いとクロスボウを取り構える。

慣れた手つきで矢を装填し、そのまま狙いを定めて引き金を引いて、

ポテッと矢は落ちた。

「……………あ、あれ?」

「ほら。やっぱり駄目だったじゃないですか」

「いやいやいや!え?なんで?え?おかしいって!なんかおかしいんだって!」

予想通り使えないではないかと肩をすくめる伊奈野だったが、屈辱さんは困惑。

何かおかしいのではないかとクロスボウを眺めてみたり矢を眺めてみたり。

しかし、どこにもおかしなところは見つからない。

そんな困惑する屈辱さんの横で、

「ああ。なるほど。そういうことなのね」

「ん?魔女さん。何かわかったんですか?」

「はい。物理的なものでも、飛翔物などはすべて勢いが急激に低下するようになってますね。クロスボウが届かないのもその影響かと」

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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