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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 301

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まず塵取りと箒で周辺のほこりを取り払い、それで当然すべての汚れが消えることはないため雑巾や布巾などで家具や床をふき(水は浄化作業中の宗教勧誘少女がわざわざ出してくれた)。

「この水けっこう綺麗ですよねぇ」

「それはそうですよ。なんといったって聖水ですから!」

「え?聖水?それってもしかして宗教勧誘少女ちゃんの……………」

「違いますよ!?さっききれいな水って自分で言ったばっかりじゃないですか!私の体から出たものじゃありません!そんなあの人が喜びそうなこと言わないでくださいよ……………」

聖水と言われると先にそういう系統の水が思い浮かんでしまった伊奈野だが、どうやらそんなことはなくよくゲームなどにあるタイプの聖水らしい。

汚れた雑巾などを洗って水の濁りが非常に薄いためそういった汚れも消してくれるような効果もあるのだろうということが読み取れた。

「それなら、雑巾とかで拭くよりもそのままこの水掛けちゃった方が早く水落とせたんでしょうか?」

「さすがにそんなことはないと思いますよ。いくら聖水の浄化作用が強いとは言っても、本来汚れを落とすために使うものじゃないんですから。落としきれない汚れがたくさん出てくると思いますね」

「え?これ掃除用の水じゃないんですか?てっきり変えずに何回も使える掃除に便利な水なのかとばかり」

「そんなわけないじゃないですか!聖水を何だと思ってるんですか!?」

聖水は本来、もっと大切に扱われるべき神聖なものである。

1番基本的な用途としては状態異常などを回復したり、アンデッドを浄化したり。戦闘や治療などに使われる物であり、決して掃除に使われるようなものではないのだ。

それを掃除用の水と言われて出せる宗教勧誘少女や、出されたものが聖水だと言われても聖水の効果を掃除に便利な水程度にしか認識しない伊奈野がおかしいのだ。

もちろん、伊奈野の場合はゲームなども色々とやってきていて聖水の効果は予想できるため、発言は適当な冗談でしかないのだが。

「聖水だって貴重な物なんですよぉ……………あっ。そうそう。そういえば、聞いて欲しい話があったんでした」

「ん。どうしました?」

伊奈野に不満そうな視線を向けていた宗教勧誘少女であったが、突如としてそれをやめてがらりと雰囲気を変える。何やら聞いてほしい話があるらしい。

そこから語られ始めるのは、

「実は最近信者の方は兎も角として、回復職などになってくれる方が少ないんですよね。今まで私がずっと新人さん達の相手に回ってないといけないくらいだったのに、今ではもう教育係の方々に任せるだけで十分足りるくらいで。まあだからこそ、わたしがやっとこういう浄化の作業を再開できるようになったんですけど」

「へぇ?人が減ってきたんですか?新しくこっちに来る人達自体がもしかすると減ってきたのかもしれないですね。私たちの方だって無限に人がいるわけでもないですし」

「アハハッ。それはそうですよね。ただ、そうして通常業務に戻れるようになったのは良いんですけど、やっぱりちょっと寂しい物もあると言いますか…………」

宗教勧誘少女の、悩みや愚痴とも言えないような話。

ちょっとした普段は言えないようなことを口にし始めたのである。

ただこれも、決しておかしい話ではない。

何と言ったって、伊奈野は宗教勧誘少女にカウンセラーとして認識されているのだから。

前回日本サーバの宗教勧誘少女と接触した時に愚痴や悩みを聞いていたため、もう完全に伊奈野という存在は悩みを聞いてくれる人なのである。

「でもこの先も状況は変化していきそうですし、やっぱり根強い人気はあるんじゃないですか?回復職なんていつまでだって必要になる物でしょうし。それこそ宗教勧誘少女ちゃんが呼び出されるときだってあると思いますけど」

「そうですか?またあんなにいっぱい人が来ること、あるんでしょうか」

「さすがに1番多いときと同じくらい人が来るとまでは言いませんけど、また時期によってはたくさん人が来る時もあると思いますよ。それこそもうちょっとしたら私みたいなのが急に暇になってこっちに来たがると思いますし」

「そうなんですか?じゃあ私もまた……………」

伊奈野も伊奈野で掃除をしているだけでは暇なので、適当に相槌を返したりフォローを入れるだけであとは向こうが勝手に話してくれる状況というのはありがたい方だと言える。自分から話題を振る必要もないのであまり考える必要もないし、掃除にある程度集中できる。それでいて飽きるほどではないというのがちょうどいい塩梅と言えるだろう。

それに、たまにではあるが、

「でも、あれだけ大きくなった霊に憑かれても全然問題ないのはすごいですよね。これならもしかしてもうちょっと霊が育ってそうなところに行っても大丈夫だったり?」

「いや、取り憑かれて大丈夫だとしても取り憑かれたいと思っているわけではないですからね?私だってそういうのは嫌ですよ?」

「え?そうだったんですか?」

「逆に何故そうじゃないと思ったんですか?そこで不思議な顔をされる方がビックリなんですけど」

愚痴以外の会話も行われる。

本当にたまに。それこそ10分ある休憩の中の20秒あるかないか程度でしかないが。

「じゃあ、私はまた勉強を再開しますね」

「あっ。はい!頑張ってください!」

ある程度掃除も進んで時間も経過したところで伊奈野は勉強へと移行する。

相変わらずずっと宗教勧誘少女は浄化作業を続けているようだが、この少しの時間伊奈野と話しただけでも十分気はまぎれたようで元気のある笑顔を浮かべていた。

伊奈野の勉強はいつも通り進んでいき、古い椅子と机だからと言って使いづらいということもなく取り組めている。

途中で、

「ギャアアアアァァァァァァァァァァ!!!!!???????」

「アバババババババッバッ!!!?????」

何やら奇妙な声が聞こえてきた気もしたが、勉強中なので特に一瞬も気にすることなく作業は続いて行く。

《称号『心霊スポットの真相』を獲得しました》

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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