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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 311

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順調に食事と勉強を進めている伊奈野。その圧倒的なカロリー消費により無限に食べ続けることができ、順調にポイント(正確にはポイントではないイベントで計測される数値)を高めていた。

ではそんな伊奈野と同じように皆が皆順調に食べ進められているのかというと残念ながらそんなこともなく、

「ぐぇぇぇ。なんでこんなちょっとかじっただけ1割回復するんだよ。ふざけんなよぉ」

「全然進まん。どうしよ……………」

「スキル使っても消費が追い付かん!!これ暴食持ってたとしても絶対きついだろ!バランス調整ミスってるって」

苦戦も苦戦。大苦戦である。

クッキー1枚を食べるのにも一苦労であり、少しでもお腹を空かせようと激しく動き回っている。本来ならばほこりが舞うため料理の周りでやるのはよろしくないのだが、ゲームの中のためよしとしよう。

ただそれはそれとして、許されたとしてもきつい状況であるのには変わらなった。

ではなぜここまできつい状況であるのかと言えば、このイベントに出てくる食べ物のすべてが割合回復だからだ。

既定の数値分お腹を満たしてくれるのではなく、同じ量食べれば皆同じくらいの感覚で満腹になっていくのだ。

しかもそれが伊奈野が食べているようにクッキー1枚ですら完全に満腹に持って行ってしまうほど少量での回復量が高く、もう手の付けようがない。本当は手を付けたいのだが、そうできる程お腹の空きはないのである。

「スキルの制限があるのがさらにきつい……………」

「良いだろ別に。スキルくらい普通に使ったって。なんでこんな制限があるんだよ」

しかも、お腹を空かせようにも残念ながら運営は前回の反省を活かしてというわけではないが少しスキルに制限を施している。

それが、SP消費系のスキルの効果を1割にまで落とすというものだ。

つまり9割は効果を発揮してくれないということである。

大幅に通常ならSPを消費しお腹を空かせてくれるスキルも、同じ量減らすためには10回繰り返して使用しなければならない。

ただそうしてどうにかお腹を空かせたとしても、また少し食べればすぐに満腹になってしまう。

プレイヤーたちは激しい絶望を感じていた。

もちろん、絶望を感じているというのだからさすがにスキルの効果だけが問題ではない。

絶望を感じさせる要素というのはやはり他にも存在し、

「マズいわけじゃないのに……………いや、マズいか。俺はもうこれを、マズいとしか感じられなくなってる」

「味が……………味がもうちょっと良ければやる気が出るんだけど」

「もう俺はこの程度じゃ美味しく感じられなくなっちまったのか。変化っていうのも悲しいもんだな」

イベントで出てくる料理の数々。それらが、残念ながら美味しく感じられない。

大勢のプレイヤーたちが、そんな状態に陥っていた。基本的にイベントで出てくる料理というのはゲームで出てくる料理と同じくらい、それどころか少しだけ改善された味をしているというのに、だ。

それだけ本来であればゲームの中だと美味しい方に入るものを食べてもおいしく感じられないのはやはり、

「あのダンジョンがな~。あれがなければもうちょっといけたと思うんだけど」

「クッキーが忘れられない。どのクッキーも、あのクッキーは超えられてない」

「やっぱりダンジョンの菓子類と比べるとどうしたって味は劣るよな。仕方ないんだろうけど」

ダンジョン。その言葉が多くのプレイヤーの口から出てくる。

そう、ダンジョンなのだ。伊奈野の運営しているダンジョンで出る魔法陣を設置した菓子類があまりにもゲーム内の食べ物の味を改善してしまうために、この程度のイベントの食事では満足できないのだ。

ある意味、暴食として立ちはだかる伊奈野が勝負の前にからめ手で攻撃を仕掛けてきていたと言ってもいいだろう。

それほどまでに、ダンジョンの菓子類というものが与えた影響は大きすぎたのである。

それこそこのイベントで料理を美味しく食べられているのは非常にごく一部のダンジョンの菓子類を食べたことがなくなおかつそこまで本気でイベントに参加しておらずエンジョイして食べれるものか、その美味しい菓子類を作ることができる、

ボリボリボリボリボリボリッ。

「…………………………」

伊奈野……………かと思われたが以外とそんなことももしかしたらないかもしれない。

なぜなら、彼女は全く味わって食べていないからだ。適当に機械的にかじっているだけで味わってはいないのである。

このイベントは、フードファイトを本気でしている者達にとってはスキルに制限がかかり回復量が多すぎてまともに食べれない上にあまり美味しくもないという地獄のようなイベントとなってしまっておりほとんど楽しめている者はいなくなってしまっていた。

が、

「……………一旦休憩~」

そんな中、先ほどまで機械的に食べていた誰かさんがここにきて本格参戦を始める。

先ほどまでのようなクッキー自動処理ではなく、意思を取り戻したうえで自分から進んで食事をしようとしているわけだ。

「とりあえずクッキーはいったんストップかな。別の食べたいし。なんかいっぱいあるし見てみよ~……………これは、シチュー?こっちはハヤシライスかな?まあ私見ただけだとハヤシライスとカレーとホワイトじゃないシチューは見分けあんまりつかないけど」

伊奈野は色々と並んでいる料理を見ていく。どれも見た目は非常においしそうであり、伊奈野もどれを食べるか迷う。

そのまま食欲に任せて色々と盛り合わせたオリジナルプレートを作り、一口。

「うん…………………………微妙」

何ともいない表情と共に、魔法陣を設置したクッキーがどれほどおいしいか改めて実感するのであった。

その後、伊奈野は菓子類に魔法陣の設置を繰り返し、一切ご飯類には手を付けなかったという。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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