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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 312

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プリン、ケーキ、ゼリーなどなど様々な菓子類に手を付け魔法陣で味を改善し食べていく伊奈野、さらにそれらを食べた後に流し込むようにして飲むホットチョコレートがなんとも格別である。必ずしも菓子類のすべてと相性がいい飲み物ではないというのにもかかわらずだ。

どれも魔法陣の効果でほどほどにおいしくなっており、あとはそれを大量に楽しめるということで伊奈野は十分に満足。今回のイベントは十分これだけで元を取ったような気がした。

とはいっても、元も何も料金など払っていないのだから取る元がないのだが。

「いちご大福まであるし。本当にいろいろあるねぇ。こっちはフルーツグミだし……………あっ。思ってたよりおいしいかも」

休憩時間内でも十分伊奈野は楽しめる。

そのままいい具合に大量に食べて口の中を十分甘さで満たしある程度満足した伊奈野は、また強いやる気を持って勉強へと向かっていく。英気は十分に養われたようだ。

ムシャムシャムシャムシャ

「…………………………」

もちろん、勉強を始めた後もお菓子をつまむことはやめない。今度はクッキーではなくマドレーヌなどの焼き菓子を中心に(なおクッキーも焼き菓子である点からは目をそらす)サイコキネシスによる回収を始めていた。

この勉強中に味を変えて食べてもその変化が感じられるのかは分からないが、そこは気分の問題だ。伊奈野がそれで新鮮な気分で勉強をできるというのならばそれでいいだろう。

と、そんな風に伊奈野はかなり楽しんでイベントに参加しなおかつずっと食べ続けていられるのだから間違いなく、

《『大罪破りの聖戦』暴食戦は大罪陣営の勝利となりました》

伊奈野の前にそんなメッセージが現れる。ここまでできる伊奈野が負けるはずがないだろう。

ただそんなメッセージが出てきたとしても問題があり、残念ながらというべきか現れたメッセージに伊奈野が気付くことはなく、

「……………あれ?イベント終わった?」

結局その言葉が出るまで数分かかった。

イベントの時間に合わせていたわけではないので気づくまで時間がかかってしまうのである。

ただ、数分かかったとはいえこれでもまだすぐに気づけたのだから妥協点だろう。下手をすれば数十分近くかかっていた可能性もあるし。

そうして大食い大会のイベントが終わったことを知った伊奈野だが、ちなみに勉強後に気づいたのはメッセージを見たからではない。

単純に、顔をあげてイベント用に並べられていた料理の数々が消えているのを見たからだ。

流石に伊奈野とて料理の数々が消えていればイベントが終わっていたことくらいには気づくのだ。

それにより衝撃を受けるのはやはり無限に食べ物を食べられる時間が終わってしまったこと……………ではなく、

「私、虚無をサイコキネシスで持ってきて虚無をパクパクしてたってこと!?」

こういうことである。自分がそんな間抜けなことをしていることが受け入れられなかったのだ。

ただ、そんなことをしていたという現実から逃げることなどできるはずもなく、

《スキル『霞食い』を獲得しました》

伊奈野のログには、しっかりとそんなものが流れていた。

自身の行いから逃げれないことを悲しむべきか、それとも新たなスキルを喜ぶべきか。それは伊奈野次第だとしか言えない。

もちろんそれ以外にも伊奈野のログは流れていて、

《称号『大罪の格』を獲得しました》

《称号『不変の大罪』を獲得しました》

また何か知らないが強化されていそうだった。

ただ1つ問題があるとすればそんないかにもイベントに勝利して終わりですと言った雰囲気の称号を獲得しているのにもかかわらず、

《『大罪破りの聖戦』最終イベントへ参加しますか? Yes/No》

「ん~?最終イベントってどういうこと?……………もしかして本番みたいなものってこと?」

ここでイベントは終わらない。終わらないのだ。

ここまで伊奈野を含めた大罪持ちのプレイヤーがそれぞれイベントに参加し多くのプレイヤーと戦ってきたのだが、今度はそういったそれぞれの戦いとは違う方向性で進んでいくようだ。

では実際に何が起きるのかと言えば、

「とりあえずYESを押してみるけど」

伊奈野が参加を選択すれば、すぐに視界が切り替わる。

周囲から完全に食べ物が置いてあった名残の長いテーブルやワゴンが消え去り、その分少し必要なスペースも減るため部屋も小さくなる。

「おぉ。狭っ……………個室なのは変わらないけど、なんか急に部屋の格が下がった気がするんだけど?」

伊奈野も先ほどまでの豪華な部屋の方が良かったようであり、不満げな様子を見せていた。

だがこの変化も仕方ないことではあるだろう。

なにせ伊奈野はこれから大食い大会の本番のようなものが始まると思っているようだが、実際に始まるのは、

《開始まで残り05:44。今のうちに敵を皆殺しにする準備をしておきましょう》

「ん?何か不穏なことが書かれてるんだけど。あれ?もしかして私何か間違えて血みどろな感じのイベントに参加することにしちゃったのかな?」

伊奈野の前にいつの間にか現れていたメッセージ。

どうやら実際のイベント開始時間を教えてくれているようだが、そんなことよりもやはり気になるのは後半の文章だ。

皆殺しというのはまた何とも不穏な単語である。これから考えれば、これから起きるイベントというのは明らかに大食い大会のようなものではないことは容易に理解できる。

「何のイベントなの?戦う関係のものなのはわかるけど、皆殺しにしろってだけじゃ流石に分かんないんだけど……………とりあえず個室は与えられてる状態だから暫くは勉強かな?この間のイベントの時みたいにかまくら作って凍結系のアーティファクトとか使っておけばしばらくは安全でしょ」

絶対的な安心感はないが、それでもある程度前回のイベントの経験からかまくらと凍結系のアーティファクトをセットで使っておけばある程度攻撃に来る人を減らせるのは分かっている。

あまりにもひどい状況になるのならば話は別だが、しばらくはこのまま個室で勉強しようという計画を立てた。

「イベントの詳細もっと見ておけばよかったなぁ。さすがにこんなのがあるとは思ってなかったから自分のしか見てないんだよねぇ」

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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