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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 314

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嫉妬と強欲。

強力な能力を持つその2人が、中央から離れて他の参加者へと襲い掛かり出す。それはもう圧倒的な差で力を見せつけていき、

「近づけないんだが!?」

「ちょっと待て!何人やられた!?まだ向こうに1ダメージも入れれてないぞ!?」

「今どこだ!どこにいる!」

プレイヤーたちは大混乱。まったく反撃の類もできずに次々と吹き飛ばされ切り裂かれ貫かれていく。集まった人数も多いだけに2人が動き回れば動き回るほど位置の把握が難しくなり、気づく事もなくキルされてしまう者も大勢。

「おいおい、なんでもう大罪持ちがこっち来てるんだよ!最初に中央に大罪持ちが集まって争うんじゃなかったのかよ!」

「悪役令嬢が出てきてるのが意味わからん。最強が大罪持ちにはいたはずだろ?争えばいくら悪役令嬢でも勝てないと思うんだが」

「無理無理無理、絶対あれ勝てないって。あんな味方で見えないところから次元斬とか使われたら対応できるわけないって。ちょっとくらい手加減してくれよぉ」

それは戦いではなく、蹂躙。暴れている2人にとってみれば、敵が自分から無駄に集まって殺しやすくなってくれている感覚だ。

そのまま大勢のプレイヤーは2人の力によって片づけられていく……………かと思われたのだが、残念ながらここは大罪持ちが集まる魔境。凶悪な力を持つのは、2人だけの特権ではない。

一般のプレイヤー側にも積極的に周囲のプレイヤーを倒すこと狙っている者がいるのは兎も角として、それと比べられ者にならない力を持つのはやはり、

「ふぅ。悪役令嬢は行ったな。次元斬でHP9割吹き飛んだときは死んだかと思ったぜ」

「それな。俺たちマジでついてる……………って、ちょっと待て。お、おい。あれ、見ろよ」

「ん?何だよ……………う、嘘だろ?ここは地獄か?」

大罪持ちからどうにか逃れたプレイヤーたち。

そんな彼らがみるのは、倒されていたプレイヤーたちの亡骸だった。

しかも亡骸とはいってもそれで大罪持ちがどれだけ強いのかが理解できたとかそういう話ではなく、

「あれだけいるのに、全部復活した?」

「あれだよな?日本鯖で目撃されてるアンデッドだよな?」

「たぶん、そうだと思う。通常のゾンビとかより明らかに原形を保ってるし……………俺たち、マズいのでは?」

その亡骸は、全てゆっくりと立ち上がっていったのだ。それも蘇生されたなどと言う話ではなく、アンデッドとして操られる形で。

そう。これは骸さんの弟子である誰かさんが動き始めたということだ。

あまり知る者は多くない凶悪な力を持つ大罪持ちの1人が、ここに来て本領を発揮し始めたのである。

先ほどまで暴れていた大罪持ちからは見逃されたもののさすがにこの大量のプレイヤーたちの亡骸に囲まれた状態であると当然ながらそれらがすべて立ち上がってしまえば逃げ場などないわけで、

「「「ギャアアアアァァァァァァァ!!!!!!???????」」」

逃れていたプレイヤーたちが亡骸の仲間入りをするのも時間はかからなかった。

争いの起きる土地に、平穏は訪れてくれない。そこに平和を望んでいる者がいるのかは分からないが、平和の兆しなど見えそうにもなかった。

そしてそんなことをすれば当然その使われている亡骸を生産していた者達もだんだんと復活に気づいてくるわけで、

「あ、あれ?私もしかして帰りも同じように戦わなければなりませんの?これはちゃんとMPの残りを見ておかなければなりませんわね。油断しておりましたわ」

「ほぅ。アンデッドが。悪くねぇな。確か強いタイプのやつだろ?」

アンデッドが注目を集めていた。

ある者は予定が狂ったと頭を抱え、ある者は獲物が増えたと好戦的な笑みを浮かべる。受け止め方は様々だが、影響が大きいのは間違いない。

ただ、そうして思われているとしても本来こういったことが起きた場合に必要なのは、アンデッドをどうにかすることではなく使役者をどうにかすることのはずなのだ。

しかも、丁度良くといっていいのかは分からないがその使役者は、

「スゥ………スゥ……」

寝息を立てて心地よさそうに眠っているのだから。

いつぞやに伊奈野がもらったような呪いの人形の改良版である非常に可愛らしい物をいくつも抱え、一切起きる気配なく眠っているのである。

だが、残念ながら誰も使役者を攻撃する気配を見せない。

確かに使役者の見た目は幼く若干気が引けるが、それでも一定数は気にせず攻撃する存在がいてもおかしくはないはずなのに、だ。相手が幼いからという理由で何人もの同志を失っているプレイヤーがとまるはずがないだろう。

では、なぜ攻撃されていないのかと言えば単純に、

「これ厄介なんですのよねぇ。使役してる主がどこにいるか分かりませんし。効果範囲が広すぎるんですのよ。とりあえずネクロマンサーっぽいのは全員始末してますけど、全く止まる気配はないですし……………なんでここまで効果範囲が広い物を誰にも気づかれずに使えてるのかが全く分かりませんわ」

気づかれていないのだ。

誰にも、その使役者がどこにいるのか分からないのである。

通常であればここまでの効果を出す能力であれば何かしら目立つ要素があるだろうと思うのだが(なお誰かさんの使うサクリファイス等々の例外からは目をそらすとする)、誰にもそのきっかけすら見ることができていないのだ。

それこそこのイベントは人が大勢で固まっていることが多く孤立しているプレイヤーなどほぼいないと言ってもいい状況に近いため、気づかれないというのは絶対におかしな話なのである。

だが、気づかれないのには当然理由がある。

なにせその使役者が寝ているのは、人目の付かない個室なのだから。

そう。大罪たちが集まっている個室の中の1つにいるのだから。

その周囲に個室の中を覗き込んでいる者など存在していないし、誰も気づけないのは当然と言えるだろう。

「……………ん゛~」

ただそんな使役者だが、万全な状態でありもう何も恐れるものがなくこのまま物量で押していけばこのイベントで優勝できるかというと、残念ながらそんなことはない。

色々と彼女は睡眠に必要な道具を持ってきていて万全な状態にしているのにもかかわらず、時折どこか寝心地が悪そうな声を出しているのだ。

しかしそれに本人は気づかない。眠っているのだから。

本人は気づかず。しかし着実に死は迫ってきている。

彼女の体は知らぬ間に、半分以上が氷で覆われてしまっていた。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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