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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 321

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迫りくる範囲と凍結に多くのものが怯え苦しむ中、中央付近の部屋にいて凍結の耐性もかなり高い、そんなものをまったく気にしていない伊奈野は相変わらず勉強を続けていた。

が、丁度いいというべきなのかは分からないが伊奈野が設定していたイベントを終わらせたいと考えている時間はだいたい2時間程度である。

それが何を意味するかと言えば、範囲の縮小が最終的な部分に達するのが2時間に設定されているということである。

そしてその設定は、ある意味伊奈野にとって都合がいいものとも言えた。

なぜなら、

「ん~。そろそろ休憩……………思ってたより今はうるさくないね」

だいたい1時間ペースくらいで勉強と休憩のセットが繰り返されるためである。イベントが終わる時に休憩中でいられるというわけだ。

そうして休憩に入った伊奈野は、少しの驚きと共に安心感を覚えていた。

先ほどの休憩の時は相当周囲が騒がしかったため勉強の集中の妨げになりそうだと考えていたのだが、どうやら今回はそんなこともなさそう。

スムーズに勉強に移行できると思われる。

もちろん、それが本当にできるかどうかは別として。

「この辺で戦いが起こらなくなったならちょっと周りをのぞいてみてもいいかな?」

今までかまくらと個室の両方に囲まれているため外を見ることができなかったため、伊奈野はそんなことも考え始める。周りが静かになった今ならこちらを見ているプレイヤーもあまり多くはないだろうし、一瞬程度なら周囲を見てみてもいいのではないかと思うわけだ、

とはいえ、

「いや、でも見ても何か面白い物があるわけじゃないしいらないかな?イベント用のフィールドを見てもねぇ………」

フィールドに面白い物があるかと問われると今までの経験からするとそこまで面白い物はないだろうと思われるわけだ。

景色が奇麗や面白そうなギミックがあるというのはありえるが、その程度の可能性しかないと言われるとそれまでである。

「受験勉強に使えるのはないよねぇ。それこそ壁画みたいな物の問題を解くとかで大学入試レベルの問題が書かれてるとか……………ないか」

自身で可能性を即座に否定する。

流石にこのゲームに於いてそういったギミックは存在しないだろうというのは容易に想像がつくわけだ。もしこれが伊奈野限定のイベントであったりすれば(たとえば黒い本のように)話は別だが、今回のものはあくまでも大量のプレイヤーが参加するイベントである。伊奈野の期待できるようなものがあるとは到底思えない。

そんなものが出てくれば、間違いなく解くことができない者達からの大ブーイングを受けることになるだろう。それこそ全年齢対象ゲームでやってはいけないことだ。

さらに言ってしまうと今回のイベントの最初に明らかに戦闘系のイベントであることを示す表示が出ていた。

それを考えれば、受験問題なんて言うのは明らかに場違いなものでしかない。

と言うことで結局、

「適当に時間潰すか~。何しようかな」

外を確認することはしない。部屋の中で過ごすことに決めたのだ。

ただ何かするのは確定なのだが、何するのかまでは考えていなかった。魔法陣作成をしたり色々とやることやりたいことはあるのだが、特に決めていたわけではないのだ。

何をしようかと考えながら伊奈野が勉強道具をいったん片付け始めて、

《イベントが終了しました》

「んぉ?」

その動きを止めることになる。

伊奈野の目の前に現れたメッセージは、いくら落ち着きがあることに定評がある(???)伊奈野であっても驚かせるのには十分な効果のあるものだったようだ。

ただその反応も、当然と言えば当然。

「え?私最終的にはキルされるものだと思ってたんだけど……………違ったの?イベントの終了条件って、勝ち残りとかじゃないの?いや、イベントの内容知らないからわかんないんだけどさ」

伊奈野の頭にちらついたのは、皆殺しの文字。このイベントが開始されるときに現れたメッセージに書かれていた文字だ。

それの影響で伊奈野はこのイベントが1人だけとまではいわないが勝ち残り系のイベントなのではないかと考えていたわけだ。しかし現在の状況を考えれば、そんなことはないように思われる。

それこそ、勝ち残りで自分が狙われないということは明らかにおかしいのだから。

「気づいてなかっただけで実はいつの間にかキルされてたとか?……………ありえなくはないかな?それにしては全然部屋が変わってないのは気になるけど」

色々と可能性は考えられるが、とりあえずイベントが終わったというのは間違いない。

自分がいまどういう立ち位置にいるのかは分からないが、あれだけ伊奈野の周囲で爆発音が聞こえたりとやたら騒がしかったことを考えれば自分が気づかない間にキルされていたということも十分考えられる。

ただそうなるとこれからどうしたものかと考えることにある。

イベントが終わったとしても伊奈野の周囲にある空間は変わらない。かまくらの中にいるため正確なことは言えないが、見える景色だけから推測すれば伊奈野が個室の中にいるというのはおそらく間違いない。

だがいつまでその状況が続くかも分からない、自分がどうすればいいのかも分からない。

この先何をすればいいのかと伊奈野が考え始めたところで、

《これより表彰式を開始します。表彰台へと転移されますのでしばらくお待ちください》

新しいメッセージが。

しかもありがたいことにと言うべきか、伊奈野のやることは見えてきた。

同時に残念であるとも言えなくはないのだが、これから個室から転移されてイベントの表彰式に送り出されるらしい。

そうなれば伊奈野としては。

「私は参加しなくていいかな?退出、と」

当たり前ではあるが表彰式で勉強はできないと推測できる。

となれば伊奈野とて勝者をたたえる気持ちがないわけではないのだが、それでも明確に優先すべきことがあるため表彰式には参加せずイベントから退出することを決めた。

退出のボタンを押せばすぐに自分の姿がきえ、日本サーバのいつもの景色が見えてくる。

もうこうなってしまえいつも通り日本サーバで勉強……………をするには混雑していて時間がもったいないためいったんログアウトすることになる。

……………はずだった。しかし、

「ん?ここは、どこ?」

ログアウトを選択する直前、伊奈野は再度転移させられる。

そうした伊奈野がみることになるのは、全てが真っ黒に染まった不思議な、非常に不思議な空間だった。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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