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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 323

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世界の裏側から戻してもらいログアウトした後。

伊奈野は少し現実の方で作業を行なってからゲームに再度ログインを。

今回入るのはいつものダンジョンがある海外サーバであり、

「あぁ~。最近ここ増えてるよねぇ。何かあったのかな」

伊奈野は表示を見て眉を顰める。

今までもそういう傾向にはあったのだが、最近だんだんとこのサーバに入る人が増えてきているのだ。おかげで、まだシステムの方に影響は出ていないものの、場合によっては時間間隔の延長が小さくなってしまいかねない。それこそ、日本サーバのように。

それがいつまで続く傾向なのかもわからないし、どこまで増え続けるのかもわからない。

最悪の場合、伊奈野は新しいサーバで新しい勉強の場所を見つけなければならないなんて言うことになりかねないのだから。そういう部分が、非常に不安な点であった。

今は非常に大事な時期であるため、時間を最大限に使えないことも時間を使って場所を探すことも両方問題でしかない。

「なんかないかなぁ。私の勉強できる場所って少ないんだけど……………いっそのこと、バトルフィールドの方に出てかまくらと魔力障壁で安全な状態を作って勉強するとか?」

街の中で難しいのなら、バトルフィールドに出ればいいじゃない。

何ともマリーさん的考えである。

ただもちろんそんな簡単な話ではなく、かまくらと魔力障壁が使えることは間違いないのだが、

「そういえばアーティファクトはこっちじゃ使えないんだっけ?そうなるとやっぱり、バトルフィールドはきついかな。あれの凍結効果は結構大きいって話だったし」

ただかまくらと魔力障壁を使うだけでは、どうしても心もとない。

やはり凍結のアーティファクトがなければ万全とは言えないだろう。伊奈野もその力を正確に理解しているわけではないようだが、魔女さん達からいろいろと効果の話を聞いているためそれが強い物であると認識しているのは間違いない。

そんなアーティファクトなしで自分の安全が確保される空間を作るなんていうのは到底考えられないことである。

もちろん集中した時に出る気迫だけで十分と言えなくもないのだが、それは本人のあずかり知らぬところ。

そうした結論になってしまうのも、ある意味仕方がないことと言えるだろう。

ただそうしたことを考えていればあっという間に時間は過ぎて、と言うより元からログインにかかる時間はほとんどないため、

「あっ。ダンマス。お疲れ様です」

「ああ。炎さん。お疲れ様です。お久しぶりですね」

「え?久しぶり??……………いや、そんなことはないと思いますけど?週に2回くらいは会ってますよね?」

「あっ、そうですよね……………何で久しぶりな気がしたんでしょう?」

何故か久しぶりな気がする炎さん。

伊奈野と炎さんはその伊奈野の言葉と感覚が不思議で首をかしげることになる。

そしてさらにそこに加わるのが同じくなぜか伊奈野にとってはほぼ毎日会っていることになるはずなのに久しぶりな気がする、

『む。ダンジョンマスター、何か不調があったりするのか?休んだらどうだ?』

「あっ、骸さん……………そうですね。ちょっと今日はいつもより忙しかったのかもしれません」

骸さん。

相も変わらず名前の通り(なお伊奈野がそう呼んでいるだけで当然ながら正式な名前ではない)骨で全身が構成されており、夜に出てきたら飛び上がるくらいには怖い見た目をしていた。

2人(?)と軽いあいさつと数秒の雑談のようなものを交わした伊奈野はすぐに勉強の準備を始めて、

『む?この気配は!?』

「あれ?ダンジョンに侵入者が!?」

「え?……………あっ」

伊奈野の前で驚く2人に首をかしげる。侵入者がダンジョンに来ることなんていつものことで驚くことではないし、驚く理由が分からなったのだ。

しかし伊奈野はその後すぐに何が起きたのか気づく。

数時間前は見かけたような見かけてないようなそんな微妙な存在だった黒い本を、確実に今度は目で捉えることができたのだ。

すぐに裏世界へと飛ばされたためこちらは伊奈野も気づいていなかったのだが、今回も前回と同じように黒い本によってまず別の場所へと移動させられる。

当然異変を感じた骸さんや炎さんが対応しようとはしたのだが、その黒い本の動きは俊敏であり無駄がない。

伊奈野も黒い本もあっという間に姿を消すことになるのであった。

『魔導書に、攫われた?』

「そういう風に見えましたね。あの魔導書が、どうしてこんな急に……………」

『理由のはっきりしたことは分からんが、間違いないのは今見た魔導書は邪神の力が明らかに普段より上昇し暴走しているようだった』

「暴走、ですか。ではそれで?」

『うむ。それで影響が出たというのも今のものの要因の1つではあると思われるな。ただ、なぜ暴走して破壊などではなくダンジョンマスターをさらうというある意味冷静な行動ができたのかは不明だが』

残された2人は今見た光景から起きたことを推測する。

流石にすべてを理解するというのは無理な話だが、とりあえず邪神が何かをしたのであろうことは予想できた。

実際それは間違いではない。

詳細は割愛するが、伊奈野が大罪のイベントに参加している最中に邪神が襲撃を仕掛けてその際に内部からも攻撃をということで黒い本を暴走させたのだ。

そして暴走させるとどうなるかと言えば、これで2度目にはなるのだが、

「こ、この空間は!?」

伊奈野は見覚えのある空間にいた。

もちろん裏世界とかそういうわけではなく、どちらかと言えば伊奈野が喜ぶような空間である。

そう、そんな空間と言えば当然、

「黒い本の問題全部解くまで出られない部屋だ!」

絶対に流行らないだろうジャンルの部屋である。

黒い本がいくつも問題を出してくれる素敵な空間。前回この空間に来たときは少し傾向は古いように感じたがかなり難易度の高い問題が大量に出てきて伊奈野もテンションが爆上がりしたものだ。

そしてそんなことがあったのだから、今回も当然期待大。

ワクワクしながら伊奈野は問題を受け取り、

「なん、だと!?」

驚愕することになる。

伊奈野としては適度な受験問題がいくつか出てくればそれでいいと思っていたのだが、そんな伊奈野の考えとは相手側は違うようで、

「全部英語、だと!?」

全てが英語となっていた。

それは、教科である英語の問題が出てきたというわけではない。英語で全ての問題が書かれて出題されたのだ。

数学も国語も生物も化学も世界史も。ついでに情報まですべて英語で書かれているのである。

「うわぁ。知らない単語が凄い多い……………これ辞書なしでやれるかな?」

首をかしげる伊奈野。

ただ、その顔に大きな笑みが浮かんでいるのは間違いない事であった。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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