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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 325

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英語の問題。それも、入試レベルの問題を英語で出されているのだ。

もちろんそうは言っても、海外の問題が出てきているとかそういう話ではなく。もしその場合であれエッセーなどで完全に詰んでしまいそうだが、今回はただ日本の入試問題が英語に訳されただけで済んでいる。伊奈野でも頑張ればどうにかなりそうな状態であった。

「いや~なんでわざわざ最近の教科書ってこういうことするのかなって不思議に思ってたけど、こういう問題解くためだったのかぁ。全然予想してなかったけど、教科書って意外と役に立つねぇ」

絶対そんな予測はしていないと思われるのだが、伊奈野は勝手にそういうことにして教科書を評価していた。

最近の教科書は、全てではないと思われるが重要単語の英訳が書かれていたり、世界史の場合はその国の名前で書かれていたりする。伊奈野もそれをすべて覚えていたわけではないが、教科書をスキャンしてデータとしてこちらへと持ってくればそれだけでもうある程度の問題が何を求めてきているのかわかるようになっていた。

「分かんない単語があるたびにログアウトしてたらとんでもないことになってたと思うけど、こういうまとめがあればその必要がなくなるからねぇ。いや~、便利便利」

教科書の重要単語の上のあたりに小さく補足のような形で書いてあるだけでなく、巻末では英単語の索引を引けるようにもなっている。おかげで分野さえわかってしまえばかなり単語を特定するのもやりやすくなっていたのだ。

どういった理由で本来追加されたものなのかは分からないが、こうして役立っているのは間違いないこと。教科書を作った人もきっと浮かばれることだろう。

こうして単語を読み解くことができて、それによってある程度問題は解けるようになってきた伊奈野ではあるものの、

「でも、こうして単語は分かっててもさすがに解く速度は落ちるねぇ。慣れないからかな」

流石にいつものようなハイペースで解くことはできない。

まず単語を調べることになるのだから当然時間はかかるし、さらにそこから意味を汲み取るとなると余計に時間がかかる。何よりこういったやり方に慣れていないのだから、いつものようにスムーズに進まないのは当然ともいえた。

いつもよりペースは落ちて、それこそ前回よりもペースは落ちて、1問20~30分くらいかけながらも問題を解いていく。

時間はかかるが、それでも着実に解けているというのは間違いのない事だった。

だがしかし、

「時間かかってますねぇ」

「かかってるな。よしよしよしよし!予定通り!これはいける!いけるぞ!!」

「確かに社長のお考えになったように、封印解除もできるかもしれませんね。言語変更がここまで効果を出しましたか…………」

時間がかかっていることは間違いない事実。となれば、当然この黒い本の問題を出している時間も無限と言うわけではないので、伊奈野が完全に黒い本を封印することは難しいのではないかということになってくる。

と言うより、運営がそうなるように仕向けたのだ。

問題の難易度としては前回のままだが、そのすべてを英語に変えるということだけを行なってこのくらいなら問題ないだろうと問題を選定するAIにも納得させた。

言語を変えただけであり、さらにその言語が勉強をよくしている言語となれば今までの期間中の進歩のことを考えるとできておかしくないと判断される大きな要素になったのである。問題の難易度自体を変えなかったのも、AIが今回の問題を認めた大きな要因ではあるだろう。

このゲーム会社の社長は、邪神の襲撃のタイミングなどは分からなったもののいつかこうして黒い本が暴走するときはきっとくるだろうと考えていた。だからこそ事前に検討に検討を重ね議論まで行い、こうして問題を作り出すことに成功したのだ。

毎日勉強しているとはいえ予想していなかった伊奈野と、この日のために試行錯誤を重ねた運営。どちらが上をいくのかと言えば当然、運営である。

とりあえず今のところは、そのように見えた。

「これは勝ったな。これで両陣営のバランスをある程度整えられるぞ!あと、ここでグリモワールが解放されれば間違いなくダンジョンは破壊できるし、それもおいしい。さすがにこのダンジョンはあまりにも強すぎるからな」

「ですね。おかげで今はダンジョン系のイベントができてませんし。アイディアだけは大量に溜まっているんですから、早々に退場してもらわないと」

黒い本が今いる場所もちょうどいい。

骸さんや炎さん達は逃したが、それでもまだ今存在自体はダンジョン内にある。

となればもしここで封印が解かれて邪神の力が暴走するなんていうことになると、ダンジョンコアが破壊されてダンジョンが崩壊するのは間違いない。

運が良ければ、準英雄たる骸さんもまとめて屠ることができてしまう可能性があるのだ。

その結果は、運営にとっても邪神陣営にとっても非常に大きなものである。

ミスはないが、時間が圧倒的に足りない。

そんな受験生としては有りがちな状況に陥っている伊奈野には今すぐに状況を改善するなど不可能に思われ、

「……………ん?ちょっと待ってください。明らかにさっきまでより解くスピードが上がってきてますよ」

「ん?……………た、確かに。何があった?なぜ急にこんな!?」

思われただけだった。

不可能を可能にする。それが伊奈野である。

とはいっても、急に問題が解けるようになってきたのには当然理由が存在して、

「だんだん分かる単語が増えてきた~。単純に受験問題を英語にしてるだけだし、ある程度単語が読み取れたら元の形も割とわかるね」

そう、伊奈野はある程度慣れてき始めたというほどでもないはずなのだが、だんだんと頻出単語を覚えてきてそこから問題の文章構造をある程度読み取れるように会ったのだ。

後は知っている問題のパターンに当てはめるだけでいいため、ほとんど苦労はない。

AIがバランス調整のためにこれ以上難易度を高めることはないため、伊奈野の知っているようなパターンに当てはめていけばすんなりと解いていくことができるのだ。

よって、進めば進んでいくほどに悩まなくなりペンが止まることもなくなる。

「ん~。英語の文法とか単語の勉強にもなるねぇ。結構いいじゃんこれ…………ただ単語の方はたぶん受験には出てこないけど」

悩む要素がなくなれば止まることもなくなり、テンションも上がっていく。伊奈野の集中はどんどん深くなっていき、運営達の考えていた封印失敗なんていうものはどこかへといつの間にか消えていっていた。

《スキル『高速適応』を獲得しました》

《スキル『最適化』を獲得しました》

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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