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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 330

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一旦冷静になったうえでさらに勉強まで行って時間も開けて、充分落ち着いて準備もできた。

もうここからさらなる活用方法を考えることにはならないだろうし、黒い本と共に検証に向かっても問題ないと考えたのだが、

「………………ん?」

伊奈野は困惑することになる。言われたことが理解できず思考が停止しているといった様子で固まり、ゆっくりと首が傾げられた。

ただ、それもそうなるだろう。なにせ、

「もう1回言ってもらえる?私、黒い本にもっとたくさん魔法をため込んでから使ってもらいたいんだけど」

「無理だよ?」

「………………聞き間違えじゃない、か」

本人(本本?)から無理だと言われてしまったのだから。

それがどう意味で無理なのかは分からない。例えば純粋に気持ち的にやりたくないとかいっぺんに出だせる量に制限があるとかため込んだ魔法を使うには実は魔力が必要とか色々な可能性が考えられるが、とりあえず無理なものは無理なのだ。

とはいえ伊奈野も無理だと言われただけではそう簡単に諦められるわけもなく、

「無理ってどういうこと?どこの部分が無理なの?」

「どこって……………あのね。僕のため込めるのは、10個までなの」

「ため込めるのが10個……………それって、魔法をためておける最大数がってこと?」

「そう!もっとたくさん力があって、それが封印されるとかしたら数は増えると思うんだけど、新しい能力だからまだあんまりいっぱいは使えないの」

「そっか。ため込む量を増やすには強化が必要……………うぅん。さすがに今すぐっていうのは難しそうだし、とりあえず10個同じようなのをため込んでいっぺんに使うとどれくらいになるかっていうのを見るしかないかな。それはできるんだよね?」

「うん!できるよ!!」

黒い本の能力にも、さすがに限界があった。

今回邪神から暴走させられるときに追加された力を伊奈野に封印してもらってから手に入れた力であるため、かなりの新参と言っていいような能力なのだ。あまりリソースをそこに割けていないので、いっぺんに溜められる量が少ないというのも仕方がない事である。

と言うか逆に、10個奪えるだけでも十分すぎるほどなのだ。たいていこの類の能力やアイテムは、1個溜めておけるのが限界なことが多いのだから。

伊奈野は不満そうだが、それでも十分なのである。

ただ、そんな伊奈野にとってこの結果がすべて悪い物であったかと言うとそうでもない。逆に、良い物といっていいほどでもあるのだ。

伊奈野はこの大量発射に関連して興味がわきそうになっていたのだから、それができないとなれば同時に考えても意味はないということで興味もさらにわかなくなるのだし。

「……………10個、10個かぁ。それでも威力10倍ってだけでは終わらないよね?11倍くらいになるかな?それともダメージ以外に激しいノックバック効果がついたりとか範囲が増加したりとか」

伊奈野は最大数である10個をまとめて使った時にどうなるのか考えながら転移していく。その後に続くようにして、黒い本も空間に裂け目を入れて移動を。

そこから特に時間がかかりすぎるということもなく同じ魔法を10個集めることにも成功して、

「………………発射、と。うん。とりあえずノックバックはしてるね」

同時にすべてが使われる。

そこで伊奈野が確認できたのは、ノックバック効果が出ていたこと。これは間違いないことだ。

ただ、

「ああ。そういえば私、どれくらいダメージ出したのかとか分かんないんだよね。困った……………というかよくよく考えれば1回分を使った時の素のダメージも分かんないじゃん。色々と破綻しちゃってるよ」

伊奈野にはダメージが分からない。

そのため、どれほど今回試したものが有効なのかも分からない。ノックバック効果は確かに確認できたのだが、逆に言えばそれだけでしかないわけだ。

「専用のスキルとかあるのかな。多分そういうタイプのスキルとかって獲得は簡単にしてるはずだけど……………」

ダメージを確認する手段と言うのはたいていのゲームで用意されているし、そこまで難しい獲得手段にはなっていないことが多い。

このゲームでも出したダメージを確認させないなんて言う必要はないはずだし、スキルなどでそういったものがあるようにい思うわけだ。ただスキルを獲得しようにも伊奈野はそんな獲得条件なども知らないし、こんな特殊なサーバの中で伊奈野が獲得できるのかも分からない。

特定のNPCにい教えてもらったりお店で買ったりということが必要なのであれば不可能だろう。関係性は最悪に近いのだから。

が、そうしてしばらく悩み諦めようかと考えたところで、

「ん?スキルにこだわる必要はないかな?やろうと思えば確認できるかも?」

別にそんな面倒なスキル獲得など必要ないことに気づく。

ダメージだけであれば伊奈野は今でも確認することができるはずなのだ。何せ彼女には普段あまりにも見ないせいで時々存在すら忘れそうな(というか今まで忘れていたから思いつかなかった)、

「ログ見ればいいんじゃん」

ログがあるのだから。

ログはスキルの獲得や称号の確認だけでなく、他にもいろいろなことを教えてくれるのだ。その中には当然、自分が出したダメージにも同じようにある。

それが分かれば早速伊奈野はログを確認していくわけで、

「えぇと。使った魔法がこれだろうからダメージが……………ん?さかのぼりすぎたかも?なんか知らないスキル獲得してるし。何これ?」

どれがどれだかパッと見では分からず適当にさかのぼっていき、知らないスキルの存在を確認する。

それは、直近で手に入れたスキルなのだから簡易とかいうごまかしの単語がついた無効化系スキル……………ではなく、

「『同時攻撃』?黒い本がいっぺんに魔法を使ったから獲得したのかな?」

《スキル『同時攻撃1』を獲得しました》

そこからさらに後に獲得した新しいスキルとなっていた。

伊奈野の予想した通り黒い本が同じ魔法を同時に使ったことから獲得したスキルであり、伊奈野の場合は、

「『牽制魔弾』『同時攻撃』……………あっ。なんかいつもより威力高まってる気もするかな?」

(伊奈野の知っている)数少ない遠距離攻撃手段の1つである『牽制魔弾』を同時にいくつか発動させてより威力をためることもできるようになっていた。素敵なスキルである。

「連射まで合わせて使えばいいダメージにはなる……………かな?」

最近はあまり使っていないのだが、『牽制魔弾』がまた強化されるようであった。

本来名前の通り牽制程度の意味しかなく逃げる時に使うようなものなのだが、いつの間にかこれがダメージソースになるような日も近くなるように思われるのであった。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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