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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 337

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マッチポンプにより無事炎さんの好感度も大量確保に成功した伊奈野。

そんな彼女なのだが、労いというものの効果を感じていた。それも、かなり大きく。

炎さんは兎も角としてといったところなのだが、伊奈野が労いをしたモンスターたちの様子に変化が出てきていて、

「うわっ!?前より速度上がってない!?確実にステータス上昇してる気がするんだけど!?これ、私がおかしいの?私が遅くなったとかそういう話じゃないよね?」

いつもの練習中、伊奈野は相手の攻撃に衝撃を受けていた。

確実に、その動きに変化が出てきているのだ。ダメージなどに関しては正確な『龍落とし』を決めているためくらっていないし分からないのだが、速度がまず段違いに上昇している。それ以外にもノックバックにより吹き飛ばされる距離や防御の崩れ具合が段違いに変化していて、明らかに以前より強くなっているような気がしていた。

もちろん伊奈野は少し前から自分のステータスがガクンと落ちたことには気が付いていたのだが、それはそれとして自分の認識できる速度まで落ちているとは思っていなかったし、今でもそうなっているとは到底思えない。であるならばやはり、相手側の速度が上がっているように思うわけだ。

そして原因として考えられるのはやはり、労い。それくらいしかない。

となると、

「労いでステータスが上昇するならもっと積極的に労った方がいいのかも」

より労いというものの必要性が高まったような気がした。ここまで明確に違いが出てくるとは思っていなかったため、伊奈野は驚愕。日頃から配下の労いをしている骸さんのその能力に改めて感嘆するのであった。

ただ、確かに労いの重要性は分かるものの伊奈野とて毎日のようにモンスターを集めてブラッシングをしたり贈り物をしたりと言うことがしたいとは思えない。

ただ毎回小さなものでも何かしらはしておけばより強くなるだろうということはやはり考えられるわけで、

「はい。今日もお疲れ。これ食べていいよ」

「キュァ~」

手っ取り早い労い。

それはやはり、お菓子の提供だ。練習終わりにクッキーを1枚与えればそれでかなり喜ぶし、満足しているようにも見える。時間と費用の割にはかなりいい結果が出ているように思われた。これだけで相手が強くなるというのであれば、やらない手はないという話だ。

《スキル『餌付け1』を獲得しました》

これがどれだけステータスに影響のあるものなのかは分からないが、新しいスキルをも手に入れていた。

それだけこれが効果のあるものだったということだし当然そうなれば伊奈野だけでなく、

「ダンマス、もっと前に気づいてくれればよかったのに」

「いやいやいや。何言ってるんですか。気づけるわけないでしょ。今回は本当にたまたまだったんですからね?あそこで興味持たなかったら今でも気づいてなかった、というか一生気づいてなかった可能性の方が高いんですよ?」

「それは確かにそうなのかもしれませんけど、それでもやっぱり……………」

不満げな様子を見せる炎。やはりこういったダンジョンの強化できる要素と言うのにはもっと早めに気づきたかったし気づいてもらいたかったらしい。

伊奈野も労いを何度かしてそのたびに若干強くなっていってるのは感じているので、こうした積み重ね系の強化は早ければ早いほどいいということもで気持ちも分からないわけではない。だがそれでも、今まで気づけるきっかけなんてなかったのだ。今ここで気づけただけでも十分だろうというのが正直な気持ちである。

そうしてもっと早く気づいていればと言う炎とそれは無理だと首を振る伊奈野の会話はその後も何度か行われることになるのだが、ハッキリ言って今その強化にどこまで意味があるのかと問われると客観的に見れば何とも言えないところであった。

なぜなら、いまだ伊奈野の相手をしているモンスターたちは1体としてダンジョンの攻略者と交戦していないのだから。労っているモンスターと攻略者が戦うのなんて当分先の話なのである。

「もうちょっとしっかり労えば一段と強化ペースは速くなると思うんですけど、やってもらえませんか?」

「今のところ予定はないですね。あんまり強くし過ぎても私が対応できなくなりますし」

「えぇ。良いじゃないですか。それでこそ練習でしょう?」

「練習だとしてもですよ。毎回対応できない間に一撃死するのが目に見えてるじゃないですか。デスペナでどんなものを背負うことになるかもわかりませんし、できれば強化するにしてももうちょっと強化幅が分かるようになってからがいいです」

不満をいつまで持たれていても仕方ないと炎さんは今度は実益のためにより強化ペースが速くなるよう伊奈野によりしっかりとした労いを求めるが、あえなく却下される、伊奈野が少しずつだとはいっても予想していた以上に現在強化が進んでおり、下手にこれ以上大きく労ってしまうと練習にもならないような圧倒的な強さを誇り出すことになるかもしれないのだ。そんなのやってられないだろう。

と、そうして2人が配下の労いと強化について話し合っていると。

今までその会話に参加していなかったがこのダンジョンにしっかりとかかわっている存在が話題に興味を引かれて、

『む?最近の強化はダンジョンマスターが何かやった影響なのか?』

「あっ、そうですね。骸さんに学んで労ってみたら予想外に強くなって。ビックリですよね」

「骸様も、もっと早く教えてくださいよ。まさか労いにあそこまでの効果があるなんて思ってなかったです」

『ね、労い?どういうことだ?余の労いは別にあんな何かを強化するような効力はないぞ?純粋に労っているだけで、変化しているのはせいぜいモチベーションくらいだと思うがな。しかもついでに言うのであれば、1番それでモチベーションが変化するのは余であるし』

「いやいやいやいや。何言ってるんですか骸様。ここまでしっかり証拠が出てるんですから言い逃れはできませんよ」

さながら犯人を追い詰める刑事のように結果を示して隠し事をしていたことを追求する炎。

しかし、本当に骸さんは労いにそこまでの効果があったことを知らなったようにも伊奈野からは見えた。

が、そんな伊奈野がフォローを入れる前に、

『うむ。確かに最近はだんだんと強くなってきていて、今までは一撃で殺せていたのが2発必要になったからな。おかげで毎度のごとく絶叫されて耳が痛くなる。もちろん、それ以上に強い配下が増えるのだから構わんのだからな。カカカッ』

「あっ、そうですか。良かったですね……………」

自分が労っている対象を痛めつけられている(キルされてる)と再認識して何もフォローする気が起きなくなるのであった。

《称号『飴』を獲得しました》

《称号『チョロ魔物ホイホイ』を獲得しました》

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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