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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 338

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タイトルが変わってますね?つまりはそういうことです

労ったモンスターたちが処理されて骸さんの配下に変わっていっていることを再認識し。特に今まで深い思い入れがあったわけではないのだが大事なものを破壊された気分になる伊奈野。

とはいえだからと言って大きな精神的影響を受けることもなければ、何か行動に現れる事もない。

何も湧き出てくるものはなかった。

ただ、逆に伊奈野は感謝すべきなのかもしれない。そうして無慈悲に処分を行なっているからこそ伊奈野に労われることによってモンスターがより伊奈野に懐きやすくなっているのだから。骸さんがちょうどよく伊奈野にとっても利益になるようにしてくれていたというわけだ。

『予想以上に強化されておるし、計画に少し余裕が出てきそうだ。いつだってプラスとなる要素があるのは嬉しいことだな』

「どれだけ骸様の計画が実行されるまでの期間があるのかは分かりませんけど、強化されたものを増やせるなら良い事ですよね。まさかこんなところでもダンマスのクッキーが役に立つとは思いませんでした」

「そうですね。クッキーを渡すだけで労いの判定になるんですからかなり楽です……………あっ、炎さんもクッキーいりますか?」

「いや、いらないです。自分はさすがにそれじゃ労えませんよ?……………あと骸様、そういえばお前のことは殺してアンデットにしてなかったなっていう目をするのをやめてください。自分は痛いの嫌ですからね」

『なに。心配するな。そのようなことはしない……………しっかりと、痛みなく殺すと約束しよう』

「それでも駄目です」

骸さんと炎さんの2人でじゃれあっているが、そんな流れの中でもやはりクッキーに注目は集まっている。

これ1枚で相当好感度を稼げているのだから、今まで作ってきたのも間違いではなったと思えるわけだ。

最初こそ人が大量に来るし面倒だと思われたのだが、

「クッキーのお陰でDP収支は利益が微妙に追加されてますからね。今も人気のようですし」

『うむ。個数制限を付けて利益が出るように調整できたのも大きいしな。こうして繁盛していつまでも利益を……………む?』

利益が出ていて何より、という話の流れ。そのままそういう流れで終わっていくものかと思われた。

しかしながらそんな伊奈野も予想していたものとは裏腹に、

「どうしました?……………って、何ですかこれ?随分と面倒なのが出てきてますね」

『うむ。あれは何がしたいのだ?』

骸さん達は面倒くさそうな表情となっていた。

その視線の先にあるのは、1つのモニター。それも、かなり浅い階層の映像を映し出しているものだ。というか浅い階層どころかモンスターがまだ出てきてもいないような入り口近くの映像となっている。

そこにはいつも通りクッキー購入者が殺到しているのだが、そんな中に普段は見ない面倒そうな輩が紛れ込んでいて、

『騙されるんじゃねぇ!ここのクッキーはうまくない!』

『マズいんだよ!ここのクッキーは!』

『買うのをやめろ!金の無駄だ!!』

批判と言うべきだろうか、このダンジョンのクッキーは評判が独り歩きしていて実際はたいして美味しくないなどと言うことを声高らかに彼らは叫んでいるのだ。

伊奈野がこれでもかと言うほどに調整を重ねて作った魔法陣でありこれまで何人ものプレイヤーを感動させてきたこのクッキーがマズいなんていうことはあり得るはずもない(※個人の感想です)のだが、そうは言っても味の感覚など個人の感覚でしかない。マズいと感じる部分については、伊奈野達に否定できるまっとうな根拠を持ち合わせてはいなかった。

しかし、しかしだ。

そんなにマズいマズいと言われたら、美味しい物もマズくなるのは当然の事。ずっとマズいという単語を聞き続ければ楽しく食べられるはずもない。

『黙らせたいものだがな』

「人が減ること自体はかまわないですけど、それはそれとしてこの挑戦者たちのモチベーションを下げるのは勘弁してほしいですね。ちゃんと攻略しに来てる人たちもこれを聞けばテンションダダ下がりになるのは間違いないですし」

「ん~。無理矢理黙らせてもこのダンジョンが言論統制を強めてるとかそんなことを言うだけでしょうからね。単純にキルしたり禁止事項とするだけでは駄目でしょう」

即刻やめさせたいと考える骸さんと炎さんだが、伊奈野は力づくな解決はあまり意味がないと考える。

であるならば、何ができるだろうかと悩むわけで、

『下手なことをしてここへの挑戦者が減るのは困るし……………いや、ちょっと待て。減ること自体はかまわぬのではないか?』

「え?そんなことしたらDPが……………大丈夫ですね。骸様さえいれば今のダンジョンでも十分にDPはまかなえますか」

『うむ。そんなに悩む必要はないか?』

「そうですね。ここで終わっていいかもしれません。いい加減人が来すぎている気もしていましたからね。ここで量産されてるクッキーはダンジョンのモンスターたちにでも回して、労いということにでもすればいいでしょう。全体的にステータスが上がればこちらにとっても利益になりますし」

一瞬にして認識が改まる。

最近色々と慣れてしまってプレイヤーがダンジョンにいることが普通だと感じていたし、それがないとダンジョンは運営できないように感じていた。

しかし、実際はそんなことなどなかったのだ。ただの思い込みだったのである。

別にプレイヤーなんかいなくても、このダンジョンは骸さんとその配下さえいれば問題なくDPが入ってくるし運営していける。プレイヤーたちなんて本当はいらなかったのだ。

いつの間にかマズいとわめくプレイヤーを駆除する話からすべてのプレイヤーを駆除する話に変わってしまっているが、そんな変化でも別に問題はないと言った様子で2人は話していて、

「じゃあ、どうします?そうは言っても入り口近くに配置できるモンスターなんて限られてますし」

『うむ。ここまで大量にいるプレイヤーを駆除できるかと言うとなぁ』

やりたいことは分かったのだが、その手段が今このダンジョンにはない。そうしてしばらく、2人は頭を抱えることになっていた。

いつの間にかその中に先ほどまで参加していたはずの存在がいなくなっていることには気づかないまま。

そうしてそれから数分後、全く彼らに声をかけていなかったその存在が。

「……………すみません。これとか使えませんか?」

「『……………ん?』」

爆弾をその手にして現れた。

爆弾とは言っても、たった1枚の紙でしかないのだが。

「マズいマズいってうるさいので……………本当にマズいっていうのがどういうことなのか分からせようと思って」

「『ヒッ!?』」

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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