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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 340

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クッキーのこと書いてたらクリッカーやりたくなってきました……………

「え?何ですかアレ?」

『相当苦しんでいるように見えるが……………』

困惑した様子でモニターを眺める2人。骸さんと炎さんである。

伊奈野が用意した改良(改悪?)版クッキーの恐ろしさを目にしたわけだが、明らかにおかしいと感じるくらいの効果が出ているのだ。

炎さんはともかくとして骸さんの方はこれでも人間だったことがあったため色々と食べてきたのだが、ここまでになる食べ物なんて見たことも聞いたことも口にしたこともなかった。

それこそ、

『毒物か?』

「そうですよね。そう思いますよね」

食べ物なんていうくくりで表現はできない。もっと凶悪なものに見える。

炎さんも今まで食事の様子は見てきたしある程度元々食事に関する知識も持っていたのだが、そのどれと照らし合わせてもその反応は食べ物を食べた時のものではない。自分の知識にある限り、毒物などを摂取した時に見える反応だとしか思えない。

「まず飲み込めないという時点でおかしいですよね」

『うむ。体が拒否するなんてなかなかないぞ。せいぜいあったとしても飲み込んだあとに腹痛を起こすとかそれくらいだろう』

「しかも吐き出した後も様子がおかしかったですよ?まだ苦しそうでしたし……………いったいダンマスは何を食べさせたんでしょうか?ぜったい魔法陣とかいうものをあの短時間で改造してできるものだとは思えないんですけど」

炎さんの視線が伊奈野に向けられる。

外見からはよく分からないが、その目は困惑と恐怖の色が混じったものとなっていた。

短時間で作ったものでここまでの効果を出せるのだから、恐れるのも当たり前の事だろう。もしこれを長時間かけて改良すればと思うと、

「いや、意外といいかもしれないですね。口を狙ってこのクッキーを連射する罠とかモンスターとか設置すれば敵も対応できない可能性が?」

『……………ここで食べ物を粗末に扱うなと言うのは悪い事だろうか?』

恐れていたんじゃなかったのかとあきれた視線が今度は骸さんから炎さんに向けられる。

あまりにもそれを利用しようと考えるまでの時間が早すぎたのだ。もうちょっと悩んでもいいと骸さんは思うわけである。

ただ実際よくよく考えてみれば、こんな攻撃は誰もと言うわけではないがほとんどの存在が経験したこともない物だろう。それこそ、毒に慣れているといったことでもない限り。

しかも本当に毒と言うわけでもない(と骸さんは予想している)ので、『毒耐性』では完全に対応しきれない可能性だってあるわけだ。

『うむ。良いかもしれんな。中層辺りで出せば心を折ることも難しくはない。それに、いくら『毒耐性』で体への影響をなくしたとしても口の中にある不快感までは消えぬだろうからな。精神的ダメージの面を考えれば非常に良い選択だとは思うぞ』

「ですよね。骸様もそう思いますか……………ただ個人的には中層で出すのには賛成なんですけど、何度か出さないといけないと思うんですよね。これを乗り越えればどうにかなるなんて考えるかもしれませんし。まだ何度か同じ地獄があるということを思わせないと躊躇しない可能性もあります」

『ふむ。であるならば、3階層ごとくらいで用意していてもいいかもしれぬな』

伊奈野の作った新しい魔法陣の付与されたクッキーは防衛用兵器の1つとして使用されることになった。もうクッキーとは何だったのか分からなくなってくる。

本当はクリックして稼いでグランマを用意してさらに自動で稼げるようにしてついでに転生したりとかするもののはずなのだが、なぜか攻撃に使われるらしい。

では、そんな兵器として使われるようなものを作った張本人である伊奈野だが、

「……………あぁ。これ古い問題かな。反応熱って書いてあるし。後で反応エンタルピーに書き換えておかないと」

「ダンマスは気づいてなさそうですし。今のうちにこっそりやっておきましょうか」

『うむ。そうだな。いくら他人を苦しめるために作ったものと言えどさすがに兵器運用されるのは料理する人間にとって苦しい事であろうからな……………これを料理と呼んでいいのかは別の話として』

勉強中で2人の話を聞いている様子はない。現在は教科書などが改訂されいつの間にかそれに合わせて変化した単語に気づいて、自分で作った問題集に修正を入れようと考えているところ。それこそ30代も後半の後半に差し掛かってきた誰かさんにはまったく聞きなじみのない単語に置き換えて考えている真っ最中であり、忙しそう。この後もしばらく2人の方に意識を向けることはないと思われる雰囲気だ。

一応配慮としてそうした伊奈野が気づかないタイミングで運用を進めていき、ダンジョンの各階層へと設置していった。

ただ、そんな配慮を見せていた2人ではあったものの、知らないところでその配慮は全くとまでは言わないがほぼ意味をなさないことになっていた。

なぜならば数日後、伊奈野が今度は日本サーバへとログインし、

「師匠、また複雑な魔法陣を描かれてますね?」

「ああ。これですか?ちょっと味覚に刺激を与える魔法陣を作ってみたんですよ。聞いた話によると結構効果がありそうなので」

「へぇ?」

魔女さんの前で伊奈野が魔法陣を改良していた。もう堂々と攻撃用の魔法に変化させているのである。

だがそれも仕方のない事ではある。勉強する必要があったため実際に見ることはかなわなかったものの。骸さんや炎さんから聞いた話によればマズくなるように作った魔法陣の効果は相当なもので、多くがかなり苦しそうになっていたという。

そんなことを聞けば、当然相手が無防備をさらすことになるわけだし伊奈野としても使えるようになりたいと考える、ある程度自由自在に使うことができるようになれば、魔法陣によって相手の動きを止めたり攻撃を中断させたりと言ったことも可能になるわけだし見逃すわけがないのだ。

そしてそんなものを見逃すわけがないのは魔女さんも同じであり、

「実はこういう変化のさせ方があるんですけど…………」

「なるほど。そんな変化の仕方が……………じゃあここをこういう風に変えれるわけですか」

「そうですそうです。ついでに言うとここもある程度変化できればこういうバランスのとれた形にできるんですけど」

「あっ、なるほど。それを考えるとこっちに逆に追加して」

「なるほど!それは考えませんでした!相変わらず師匠の作る魔法陣はきれいですよねぇ」

いつの間にか2人の共同作業が始まっていた。

伊奈野と魔女さんが魔法分野で手を取り合って、何も起きないはずがなく、

「さて、誰に試しますか?」

「ん~。誰が良いですかねぇ。ちなみに効果がどれくらいあるか自分たちで試してからにしてみても……………」

その後どうなったのかは、ご想像にお任せすることとしよう。

書籍化に喜んで変なテンションで書店行って高校化学の問題集見たら「エンタルピー」とかいう知らない単語が生えてて頭を抱えました

未だに理解できてないですw

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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