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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 344

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最近は魔法陣の改造が日課となっている伊奈野であるが、前からの活動をなくしたわけではない。

それは、ボスと戦ってその後労うとかそういう話ではなく、

「ケホケホッ!ほ、ほこりがすごいですね、ここ」

「掃除が大変そうですね……………とりあえず使えそうなイスとテーブルがあると良いんですけど」

「ここも年季が入ってるし、強いのが憑いてそうねぇ」

「じゃあ、浄化は頑張ってください宗教勧誘少女ちゃん。私は勉強してます」

「あっ、はい」

宗教勧誘少女と行く、最初の街のお掃除ツアーである。

正確には浄化作業の付き添いなのだが、最近の伊奈野はもっぱらついて行ってもやることは軽い掃除と勉強であるためそこまで浄化作業と言う感じはしていない。

以前のように背後に巨大な霊がいたり人魂のようなものを見たりすれば話は変わってくるのだが、最近はもっぱらそういったこともなくなっている。そのためほとんど浄化作業と言った印象はなくなっていた。

せいぜい現実の方でも社会的に問題となっている廃墟の整理などを手伝っている程度の気分でしかない。

もちろんそうして浄化作業に連れられて行っても伊奈野達は掃除を多少はするものの、やはり1番集中して行なっているのが、

「また魔法陣ですか?もう試す相手がいないんですよね?」

「いやいやいや。いないわけじゃないですよ?それこそボス個体あたりならば耐えられるのもいるんじゃないかと思うんですよね。もちろん、味覚持ちで」

「え、えぇ?でも、もう人類最高峰(いろんな意味で)の味覚の持ち主を気絶させたんですよ?ボス個体だとしてもさすがに厳しいのでは?ボス個体だからって味覚系の耐性まで求めるのはさすがに期待しすぎですよ」

「そうでしょうか。きっと1体くらいはいると思ったんですけどね……………」

伊奈野達の改良を進めている魔法陣のこともすでに認知していた。

また、ある程度うるさい人とは距離が近い存在と言うことでうるさい人のそのある意味での強さについても深く理解をしており、気絶したなどと言う話を聞いたときにはそれはもう驚愕していた。

またそれと共に、そんなうるさい人が気絶するほどのものを完成させてもまだなお上を目指す伊奈野達に若干恐怖を感じているほどである。

下手に使って欲しくはない宗教勧誘少女ちゃんと司書さんが今後の運用に関して話している姿がしばしば確認されていた。

ちなみに、話をする相手が司書さんなのは単純に魔女さんも伊奈野もそういった話をしないからだったりしたがらなかったりするからである。

開発をする人間がそれをしないのはどうかと思わなくもないのだが、伊奈野はまず今後なんて考えてないし魔女さんはさらなる魔法の可能性を与えてくれると考えて社会的な問題を話すことより開発をする方がよほど重要だと考えている。ということもあって、開発に参加していないしできないメンバーがこうして話をする存在として選ばれたわけだ。

「だいたいボスでも生き残れるかどうか怪しいような魔法、どんな相手を想定して作ってるんですか?」

「ん?それは勿論非常に強くてついでに味覚を持っている存在ですよ。物理攻撃も魔法も効きづらい時に突破口として使えるじゃないですか」

「あまりにも限定的過ぎません?英雄や準英雄である私たちの攻撃が効かない相手って……………いや、私たちみたいな純戦闘職でない人間には結構いますけど。ただだからと言ってここまで改良をする必要はないのでは?」

「だめですよ聖女様。常に私たちは最悪を想定しなければ。有事の際に後悔したって遅いのです」

「それはそうですけど……………」

不満があるといった様子の宗教勧誘少女。

本当にそんなことがあるのかと思いながら現在絶賛勉強中の伊奈野へと視線を向け、

「……………ん?攻撃が通用しづらくて、しかも味覚があるかもしれない相手?」

「ええ。何か引っかかるものがありましたか?」

「そうですね。もしかしたらその条件に当てはまる相手、意外と知ってるかもしれないです」

「おや?そうなんですか?開発してる私たちですら思いつかなかったというのに、よくそんな相手をご存知で」

「いや、1体くらいいるかもしれないとか言いながら条件に当てはまりそうな候補すら思いついてなかったんですか!?本当にただ危険なもの作ってたってことじゃないですか!!」

宗教勧誘少女は何かを思いついたようである。それにつられて実戦機会があるかもしれないことを知った司書さんが口を滑らせたりもしたが、それはそれ。

司書さんは無理矢理ごまかして、

「それよりも、そんな相手がいるというのであれば早速試しましょう。善は急げと言いますしね」

「何でしたっけ?外の世界の言葉でしたか?禅の心は急ぐ心から始まるみたいな。ちょっと他宗教の要素が詰まってそうで私としては受け入れがたいですけど」

「多分違うと思いますよ???」

試すことを促す。

微妙に宗教勧誘少女が不機嫌そうになったが完全にそちら側の思い込みであり司書さんにとってはただのとばっちりである。

何とも不幸な話だ。

そんなこともありつつ宗教勧誘少女は改良された魔法陣を使うべく伊奈野達との浄化活動を終わらせたのちに移動を始めて、

『よこせぇぇ。食い物をよこせェェェェェェ!!!!!!!!』

「貧困による極度の恨みが積もりに積もった結果だとは聞いていましたが、さすがの圧ですね。封印するしか手段がなかったというのもよく分かります」

目の前にするのは彼女が現在の立場にいるずっと前から封印されていた貧困により死亡した人々の怨念がたまったといったようなものだ。ようなもの、と言うのは割かしそれ以外にもいろいろなものが混ざっているためである。

とはいっても、その大部分がやはり食欲のようなもので構成されているのは間違いなく、

「ほら。食べ物を食べてる気分にさせてあげますよ」

『味が、味がすr、ッ!?~~~~~~~~~ッ!!!!???????』

最初は味に喜んでいた霊達、しかし、すぐに目(がどこにあるかは分からないが)を白黒とさせ、困惑している様子を見せた。

そしてなんやかんやあった後に、

《称号『除霊具作成者』を獲得しました》

何も知らない伊奈野は知らない間に骸さん辺りが非常に嫌がりそうなスキルを獲得することになるのであった。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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