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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 345

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伊奈野は何も知らないが、いつの間にか伊奈野達の作った魔法陣を使って強大な霊を祓っていた宗教勧誘少女。

そんな宗教勧誘少女は伊奈野たちにそうした報告をするとともに、

「これをカウンセラーさんに差し上げます」

「ん?なんですかこれ?球状岩?でも、それにしては透き通ってますね」

伊奈野へと黒っぽい結晶を差し出してきた。何やら禍々しい気配を感じる。

表面はガラスのような透明感があるのだが、持ち上げて覗き込んでみても向かい側が透けるということはない。内側が非常に濃く濁っているのである。

明らかに危険そうなそれだが、その感覚は間違いではないようで、

「これ、霊の恨みとかが詰まった結晶なんです。使い方次第ではありますけど、結構便利なんですよ」

「へぇ、へぇ?そうなんですか。具体的にはどういった使い方を?」

「例えば人の家に仕込んでおいて、何かのタイミングで割れると中に込められている恨みの影響でその家の人は衰弱していき……………みたいな使い方ができますね」

「え?私に誰かを衰弱させろって言ってるんですか?もしかして、私が誰かに復讐したいとか考えてるように思われてるんですか?」

「いやいやいや。そういう使い方があるってだけの話ですよ。他にも色々使い方があるんですから、1つにこだわる必要もないですし」

「えぇ?明らかに今の具体例だと人に害を与えるタイプの使い方しか思いつかないですけど」

何とも言えない表情で結晶を見つめる伊奈野。危険物過ぎてすぐに使い方なんて言うものが思いつくはずもない。

どう使ったって嫌がらせ以上の効果が出るように思うし、最悪死人が出かねない。

ジト目を宗教勧誘少女に向ける伊奈野であったが、そんな視線を受けるのは向こうも予想済みだったようで、

「それを同じような、というかそれ以上に危険な魔法陣を改良している人には言われたくないですね。その魔法陣を使う必要がある時にはきっと一緒に使うともっと役に立ったりするんじゃないですか?」

「う゛っ!」

痛いところを突かれた形である。

実際伊奈野が使っている魔法陣も宗教勧誘少女が持ってきた結晶と同様に、というよりそれ以上に凶悪な物でありまともな使い方なんて思いつかない。

結晶と同じように嫌がらせにすらない戦闘にしか使えないようなものなわけだから。

「あの魔法陣を使う機会があるなら、これだって使う機会があると思うんですよねぇ」

「た、確かにそれを言われるとそうですね。ただ、別に私は使いませんけどね?戦ったりはしないんですから。使うとすれば私じゃなくて、魔女さん達とかになるんじゃないですか?」

「なるほど。確かにそれもそうですか……………」

伊奈野が反論できる要素は自分が魔法は使わないという部分。

それしかないのだからとりあえずそこを強調してみれば、やはりそうなると代わりに使う代表者として選ばれた人間に視線は集まるわけで、

「あっ。私ですか?私はいらないですよ?そんなの使うくらいなら大魔法を1個使えばいいだけですし」

すぐにその代表者である魔女さんは首を横に振る。

これでも魔女さんとて魔法を極めてきたのだから、今更そんな結晶など必要ないのだ。それこそ術者の腕前が高いのだから、変にアイテムを使うよりも初級の魔法を使った方が十分効果を出せる。

となると、やはり結晶の持ち主となるのが、

「師匠が持ってていいと思いますよ。持っていて損をするものではないと思いますし……………そうでしょ?」

「そ、そうですね。さすがに身に着けてると恨みとかそういうのの影響を受ける可能性もありますけど、カウンセラーさんみたいに外の世界から来た人ならアイテムは仕舞っておけるみたいですし問題ないとは思いますよ?」

「じゃあ、結局私が持ってるってことで良いんですか?」

伊奈野。

このメンツではさすがにそれが必要になる存在はいないようだった。

一応研究狂いなんて言われている屈辱さんは興味が全くないというわけでもないようだったが、

「若干専門外だからなぁ。今はご主人様の知識とかで充分研究には困らないし、見送りでいいや。どうせすぐには使わないだろうし、必要になった時にでも見せてもらえればいいかな~」

「そうですか。じゃあ、使うことがあるかもしれないということでとっておきましょう」

こういう形で落ち着いた。

こうして、結晶は使う時があるかもしれないなんて言う十中八九将来使われないような言葉と共にアイテムボックスの肥やしへとなっていくのであった。

ちなみに、そうして肥やしとなっていく結晶を確認する伊奈野は、

「他にも絶対覚えてないだけで肥やしになってるアイテムとかありそうだけど……………」

などと考えて現在使えるかもしれないアイテムがないかと思いだそうとする(もちろん絶対知らないところで獲得してるアイテムとかあるため、それに意識を奪われないようにする必要もあり実際にデータで確認するなんて言うことはしない)。

ただ当然そんなことをしてもすぐに思い出すはずもない。

アイテムボックスの整理とかいつかしないといけないなと思うくらいで時間は過ぎていくのであった。

「……………でも、霊を味覚の刺激で祓えるって意外でした」

「それは確かにそうですね。私だって初めてやりましたよ、こんなこと。聞いたことがないですし」

「逆になんで試そうと思ったんですか?聞いたこともないのによくすぐにそんなこと思いつきましたよね」

アイテムのことを考えたものの何の成果も得られなかった伊奈野は、話題を宗教勧誘少女の行なったことに変える。

使い方を何度も検討した末に思いつくというのならば分かるのだが、比較的すぐに今回の事例で使用したということもあり不思議に感じたわけである。

そんな伊奈野の疑問に宗教勧誘少女は少し困ったように笑いながら、

「最近邪神が一層動きを活発化させてます。もしかしたら倒しきるのが難しい相手も出てくるかもしれないということで封印に空きを作っておきたかったんですよ。幸いなことにあなたのお陰で邪神の力を持っている相手を封印することもできるっていうのは分かりましたし」

そんな言葉と共に視線が向けられた先にいるのは黒い本。

黒い本は邪神の作り出した寄生虫が基になっており、伊奈野によって封印が施されている。そうして実際に封印が成功している事例があるのだから、宗教勧誘少女とも同じように封印を使えるのではないかと考えたわけだ。

ただ、できれば使いたくはないというのが正直なところでもある。それを使うということはつまり、それだけ相手が強いということになるのだから。

だがそんな気持ちなど知らない伊奈野は、

「黒い本。みたいに?」

目を光らせた。

封印が行なわれるときに現れる、問題の数々を想像して。

いや、さらっと流してるけど封印の空きって何ですか?

もうちょっと詳しい説明を()

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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