Switch Mode
Now you can use the translation tool for free for the first 200 chapters of each novel.

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 350

Free translation limit for this category has been reached for older posts. Please login or register to translate this post.
Balance: 0 coin

Click here to buy coins


受験生が自傷耐性とか手に入れてるのは痛々しいんですよね(自分で書いておきながら

ストレスがたまったなら逃げることも大切ですし、受験生もそうでない方もあんまり思い詰めて自傷行為に走ったらだめですよ?

作者みたいにあらゆること(現実)から逃げ続けても一応生きてはいられるのでw

新しいスキルを手に入れ、ついでになぜか耐性まで手に入れた伊奈野。

耐性は兎も角として『氷鎧』の方は日本サーバで有効活用できるということもありこれで満足して終わり。かと伊奈野は思っていたのだが、やはり世の中悪いことを考える人(?)がいるわけで、

『実にいいスキルだな。自傷耐性など可能性の宝庫でしかないぞ』

「そ、そうですか?HPを犠牲にしてステータスを上昇させるとかそういうのがよく使えるようになるのは分かりますけど」

『うむ。分かっておるではないか。余も生前はよく『短命の絶対君主』なる称号で身を削ったものよ。強くなるためにはやはり自傷からということだな』

骸さんは伊奈野から話を聞くと、これ幸いと自傷する代わりに色々と他のメリットをもたらしてくれる称号やスキルを勧めてきた。

実際自傷に耐性があるのだからそういったタイプの能力とは非常に相性が良く、デメリットをかなり小さくして強大な力を獲得できるのは間違いない。

ただ間違いないのだが、

『もちろんそれだけではないぞ。それ以上に自傷耐性が使えるのは、他の耐性を獲得するのに非常に便利であるということもあるな』

「他の耐性、ですか?」

『うむ。それだけの自傷耐性があれば、かなりの強さで自分自身を攻撃してもほとんどダメージなく済む。だが、そのとき耐性はしっかりとレベルを稼げるのだ。自傷耐性のレベルも上がりその攻撃への耐性も上がり、さらには使う攻撃に関係するスキルのレベルも上がる。良い事尽くしと言うわけだな』

「……………なるほど。一石二鳥どころではないと言うわけですか」

関係するスキルは軒並み上昇する。こんなにも画期的な鍛錬方法があるだろうか?いや、ない(過言)、

攻撃も防御も同時に鍛えられ、自分を爆発的に成長させてくれるのだ。やらない手はないという話である。

と言うことで早速伊奈野も、

「じゃあ、必要になったらやってみますね」

『うむ。それが良いだろう』

やるはずもなく。

それもそうだろう。何せ伊奈野には、やる必要性があまり感じられないのだから。

耐性なんて攻撃を受けるから必要なのであって、当たらなければどうということはないのだ。魔法は確実に黒い本がいればどうにかなるし、近接戦も『龍落とし』のお陰でほぼ問題ない。

耐性なんて無効化とカウンターで完璧に固めた伊奈野には全く以て必要ない物なのである(必要ないとは言ってない)。

唯一気になることがあるとすれば、

「状態異常の耐性上げられるんだったらたまにやってみてもいいかもしれませんね」

『あぁ~。そこなのだがな、やれたらいいのだが残念ながら上手くいかぬのだ』

「ん?そうなんですか?」

『うむ。自傷の範囲に直接的な攻撃しか含まれぬようで、状態異常を自分自身にかける行為には耐性の力を発揮してくれぬのだ』

「えぇ~。肝心なところで使えないですね」

『まあそういうな。余が関わりを持った人間の中ではかなり人気の高かったスキルだぞ?しっかりとした使えるスキルなのだ』

伊奈野の弱点は、状態異常。

いくら近距離と魔法に対応できるようになっても、状態異常はどうにもならない。魔法で使ってくるなら黒い本で対応できるが、毒の矢を飛ばしたり催涙ガスを投げたり腕時計型麻酔銃を使って眠らせて名探偵に仕立て上げたりなんてことをされたら対応できないのである。

伊奈野としてはそうした弱点をカバーするために、耐性のレベルを上げられるのであれば上げてみてもいいと思っていたのだ。だが、今回貰った自傷耐性はそういったことに関してはあまり効果を発揮してくれないらしく、結局自分自身への攻撃を応用した耐性レベル上げは先送りされることになるのであった。

なお、その送られた先が本当にあるのかどうかは謎とする。

そうして有効性を知ることはできたものの結局使われることはなかった『自傷耐性』。レベルが高いだけのいらない子になってしまったのだ。

しかし、そんないらない子を押しのけて今回優秀な子が現れて、

「ギャゥンッ!?」

「こっちは使えるじゃん。凄い使い勝手良い」

いつも通り『龍落とし』の練習中。伊奈野はその可能性と有効性に打ち震えていた。

使われているのは、

「『氷鎧』『龍落とし』……………うん。完成された完璧なコンボってところかな」

『氷鎧』。

名前の通り氷の鎧を作り出して自分の身を守ることができる非常に便利な勉強用スキルである(認識齟齬大)。

肘の部分だけ作り出して滑走性を上げ、勉強の際に腕を動かす速度を上げることに貢献している非常に大事なスキルだ。日本サーバでは活躍していたものの現在いるサーバではお蔵入りになっていたそれだが、こうしてまた実用性を示していて、

「ちょっと大きめの『氷鎧』からの『龍落とし』」

伊奈野の体を覆うのは、日本サーバで使っていた時とは明らかに違う鎧。

まず全身を覆っているという点で大きく違うのだが、そこから更なる違いを感じさせるのはその大きさ。

ある程度距離が空いていたはずなのだが、攻撃しようとするモンスターとの距離がほとんどなくなるくらいに巨大さを持つ鎧が現れているのである。

そう。ここで大事なのは、その距離がほとんどなくなるくらい、という点だ。

そこが何よりも大切だったのである。

なぜなら彼女にとってその距離と言うのは、

「『龍落とし』のタイミングに強制的に持ってこれるって便利だよね~」

攻撃が当たるギリギリのタイミング。それが、『龍落とし』を成功させられるタイミングだ。

いままでは相手の動きを見て完璧に合わせるために鍛えてきていた伊奈野だったが、今回その必要性がなくなったわけである。

何せ彼女の『氷鎧』がそのタイミングを強制的に作り出してくれるのだから。つまり彼女は、自分から『龍落とし』を能動的に使えるようになったと言っても過言ではない。

『なあ、炎よ。あのスキルは受動的でタイミングが難しいからこそあの強さなのだろう?』

「そうですね。かなり難しいからこそステータスとか関係なく大ダメージを出せるようになってるんだと思いますよ」

『であるならば、それが能動的に発動できるようになるのは駄目だろう?あんなのが使われるようになり出したら恐怖どころの話ではないぞ?皆があれしか使わなくなる』

「……………そうならないことを祈るばかりですね。せめてあれが、ダンマスにだけ使える物であることを」

伊奈野の様子を見る骸さんと炎さんは恐怖する。

そして、ただただ自分たちにその脅威が襲い掛からないことを強く祈るのであった。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

Comment

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

Options

not work with dark mode
Reset