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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 351

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『氷鎧』が猛威を振るい、ボスはどれだけ対抗しようにも即座に潰されてしまう。

伊奈野は恐ろしいほどまでの武力を手に入れていた。

が、ここで伊奈野はその武力に喜ぶだけでは終わらず、自分の状況をしっかりと確認していて、

「『凍結』しても『龍落とし』とか『氷鎧』は使えるっていうのは便利」

まず大事な点が、伊奈野の状態異常に関係なくスキルが使える、という部分だ。

『氷鎧』には申し訳程度のデメリットとして使用後に『凍結』の状態異常が付与されてしまうのだが、そういった状態異常になったとしても関係なく追加の『氷鎧』や『龍落とし』の使用は可能。

『龍落とし』など完全に体を動かすタイプのスキルであるにもかかわらず凍結中でも普段のように動いて使えてしまうのだ。

だからこそ、伊奈野を止められる要素はない。ただひたすらに『氷鎧』と『龍落とし』のコンボが襲い掛かる。

相手をするボスの方ももう攻撃したくなくなるくらいには完全に攻撃の意思を見せた瞬間に毎度やられているのだが、それでもダンジョンに配置されたモンスターとして戦いからは逃れることもできずに延々と伊奈野のスキルの餌食となるのだった、

そうして伊奈野は暴れまわったわけだが、そうして好き勝手した報いと言うことなのかは分からないが、

「う、ぐぐぐぐうっ!勉強が!勉強がやりづらい!!」

『それはそうだろうな。あそこまで何度もやっていれば動きづらくもなるだろう』

「全く。動けなくなるのは良いですけどあんまりグリモワールに迷惑をかけちゃダメですからね?」

伊奈野は凍結を受け過ぎて思うように体が動いてくれず、若干のやりづらさを感じていた。

細かい動きだけなら支障はないし姿勢変化の転移もあるため基本的には文字を書く部分に問題が出たりはしないのだが、顕著に影響が出るのはページをめくる時。

めくるページに指をかけるところまではどうにか転移で解決できても、さすがに開く動きには支障が出る。そこで動きが止まり、伊奈野の集中が途切れてしまうのだ。

「私への心配ではなく、黒い本の心配ですか」

「何を当たり前のこと言ってるんですか。ダンマスの心配は死亡リスクでもない限りしませんよ」

『うむ。ダンジョンマスターにはそこまで心配の必要性を感じぬからな。まあどうにかできるだろう』

「ひどい」

支障が出るのであればどうするか。

そこで伊奈野が頼ったのが、黒い本だった。なんと黒い本を傍らに置いておき、常に自分を行動を観察させる。

そして、問題を解き終わりそうなタイミングで移動してもらってちょうどいいタイミングで次のページを開いてもらう。ただそのページを開く作業のためだけに、黒い本を傍らに置いているのだ。

黒い本とて情報収集をしたり情報収集をしたり情報収集をしたりとやることやりたいことはいろいろあるというのに、だ。

何とも横暴な主人である。

そんなことをさせているお陰で伊奈野に対する心配は全くなく、骸さんや炎さんは黒い本に同情し伊奈野をたしなめるばかり。

凍結解除のために協力をなんていうそぶりは全く見せてくれなくなった。

「くぅぅぅ。良いですよ。そういうなら黒い本を使い潰してやります」

『何と言うことを……………上に立つものなのだからもう少しそれなりの配下を大切にするような態度という物をだな』

「だから、グリモワールにあんまり迷惑かけちゃダメですって。グリモワールの優しさに甘えてちゃだめですよ?」

伊奈野は味方がいないということで、本来なら味方になってくれるのかもしれないが現在は人前であり本の状態であるため何もしゃべってない黒い本をひたすら働かせることになるのであった。

なお、その後の『氷鎧』と『龍落とし』の組み合わせによる訓練はあまり訓練にならない上に後に支障しかきたさないということで封印とまではいわないが頻度が極端に下げられることになるのであった。

やはり、慣れ親しんだいつものものが結局1番なのである。

「いやいやいや。受験生が古い物にこだわっちゃダメでしょ。常に新しい物にぶつかっていくことで理解が深まっていくわけで……………いやでも、受験じゃないことだから許されるかな?いや、でもやっぱり受験生として持っておくべきマインドは常に変わらないわけで」

なお、その決定にもかなり頭を悩ませた伊奈野なのであった。

そうしていろいろとありつつも、伊奈野の平日は過ぎていく。受験前、最後の平日が。

「……………あっ、平日は終わるけどすぐに受験になるってわけじゃないんだった!」

「急にどうされましたの、お嬢様。何を分かり切ったことをおっしゃってまして?受験日は明後日でしてよ?」

「いや、なんとなく平日が終わると受験って感覚がするじゃん?」

「まあ分からなくはないですけど、受験日くらいしっかり把握しておいてくださいまし」

「アハハッ。把握してたはずなんだけど……………明日はほどほどにして早めに寝ようか」

「そうですわね」

そういえば発売がもう4日後!?

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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