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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 363

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一部の受験生たちの試験開始後、1時間ほど時間が経ってから伊奈野たちの試験が始まった。

何度も模試をやっているからこそ社会科科目に関してはどうにでもなる。一次試験と言うことでマークシート式であり、筆記試験に比べれば単語を思い出す必要などがあまりないため少し楽には感じられた。

(基本的に暗記できてれば良いからこの辺はどうにでもなるよねぇ。複雑なのもなくはないけど)

不満と言うわけではないが、一次試験は一次試験で特有の面倒な問題はある。かなり思考に余裕があるようで、そこに文句を垂れながら止まらない手の動きでマークシートを埋めていくのであった。

そんなことをしていればあっという間に時間は経過し、

「……………終了です。筆記をやめてください」

1つの科目の時間が終了する。あちこちから小さいため息などが漏れて聞こえてくるが、伊奈野は特にそういった表情を見せることなく満足げな表情。

何度も見直しを終わらせてこれなら問題ないだろうというほどに完璧な状態へともってくることができたのである。

この年の問題はそこまでひっかけや複雑な問題が多くなかったようで、逆に伊奈野もそれで何度も見直しをしたくらいにはすぐに解くことができた。なお表情は晴れやかだが若干まだ心の中ではひっかけ問題に対応できてないのではないかと疑っている。

ここまで何度も見直しをしてまだなお信じられないのだから普段からどれだけひっかけ等の対応をしてきたのかがよく分かるだろう。

「お疲れ様ですわ、お嬢様。調子はどうでして?」

「ああ。瑠季ちゃんお疲れ。でも、ダメだよ。受験生に、どうだった?なんて聞いちゃいけないってよく言われてるでしょ?」

「普通ならそうなのかもしれませんけど、お嬢様の場合だいたい答えは分かり切ったようなものですし……………え?もしかして悪かったんですの?」

「分かり切ってたとしても何だけど……………まあ問題はなかったけどさ。簡単だったし、見直しも何回かできたから多分ミスはほぼなしだと思うかな」

試験が終われば次の教科までに時間があるため(今回は昼休憩も含まれることもありかなり長い時間休んでいられる)その時間で瑠季が話しかけてくる。

そして早速タブーを犯してしまったのだ。受験生には一番やってはいけないとされる、結果を聞くということを。

とはいえ伊奈野もまたそれでメンタルをやられるほどの抜けはなく、自信がありげな表情で対応している。

そこからふと気になったようで、

「逆に、瑠季ちゃんはどうだったの?試験官に渡す賄賂、ちゃんとこっそりやれた?」

「ええ。もちろんぬかりなく。すれ違う時にポケットへ入れておきましたわ。向こうも気づいていたようですし問題なしですわね」

「そっかそっか。じゃあ大丈夫そうかな」

問題を解けた伊奈野と同じように、瑠季もまた賄賂を渡すことに成功していた。これで瑠季は高得点確定と言うわけである。

歴戦の猛者である彼女に抜かりはないようだった。

となれば後は、

「頑張るのは私だけ、ってことかな?」

「そうですわね。正直私は出席すらしなくても良いかと思わなくもないですけど、一応アリバイ作りのために留まってはおきますわ。問題を解く必要もないですし、ここから本気を出さないといけないのはお嬢様だけでしてよ」

「そっか……………よっし!頑張るよ!!」

気合を入れた伊奈野が午後の始まりに向かい合うことになるのは国語。

現代文、現代文・古文、現代文・古文・漢文の3つの選択肢があり、伊奈野の場合は現代文も古文も漢文も受けるという選択肢を取ることになる。

入試での現代文でよく出る問題と言えば内容の説明や要約を選択するもの。

ただ問題として出てくるだけあって判断が難しく、ややこしい物が多いというのが伊奈野の正直な気持ちである。

ただでさえ本文が分かりにくい文章なのに選択肢も分かりにくいなど、入試でもなければ絶対に読みたくもなければ理解しようともしないだろう。

(古文とか漢文だと文章とか単語が現代語でどういう意味かって問われるのは確実だよね。ここは語彙さえ理解してれば解ける問題だから外せない、と)

ややこしい現代文を乗り越えれば今度は待ち受けているのが古文と漢文。

一応出題される文献が狭いと言えば狭い(特に古文)ので一通り物語などの内容を理解していれば対応能力が格段に上がるため、あとは語彙さえあればどうにかなる(通常はあんまりならない)。

そうして社会科科目を1教科受けるよりも長い時間をかけて国語の時間は過ぎていき、

「……………終了です。ペンを置いてください」

試験が終わる。

今回はさすがに伊奈野の口からも小さく息がこぼれた。

古文や漢文は兎も角として、現代文の選択肢を正確に判断していくというのはどれだけ問題と格闘してきたとしても悩む部分があるものなのである。

何かを覚えておけば確実に対応できるというたぐいのものでもないというのがつらいところだ。

ただ、だからと言って現代文の数を抑えてほしいと考えるのは皆が皆ではもちろんなく、

「なんで古文とか漢文とか学ぶのか理解できませんわ。使わないですし現代文だけでよいではないですの。もうちょっと分量の割合を変更してほしいですわ」

瑠季はそんなことを言ってのける。そのままどころではなく、現代文を増やしてほしいとまで言ってのけるのだ。

決してこういったことを言う受験生は少なくないと思われる。それどころかもしかすると現代文を減らしてほしいと考える伊奈野の方が少数派なくらいなのかもしれない。

「アハハハッ。古文とか漢文とかは昔の文化の理解をとかいう……………いや、別にわざわざみんなが言語(?)を覚える必要がないとは個人的にも思うけどさ」

「ですわよね!なんでこんなに必修みたいになってますの?現代語オンリーで受けることもできはしますけど、受け付けてくれる大学もそこまで多くはないですし」

「ん~。どちらかと言えば暗記とかの能力を判断するなら古文とか漢文とかの方が良いって大学側は考えるのかもねぇ。そんな記憶力とかが本当に必要なのかはともかくとして」

勉強の成果が生かせるから漢文や古文が必要。そうは言われても、その理由が記憶力を確かめるなどであるのならば正直伊奈野としては時代錯誤なようにも思うのだ。

現代において大事なのは、もっと別のように思われるのだから。

そうしてテスト中の少し長い休憩時間を過ごしていく2人だが、油断はしていない。

なぜならこの後来るのは英語であり、

「リーディングはどうにかなる、かな?」

「そうですわね。そうなればいいと個人的にも思いますわ……………そして問題はやはり、リスニング」

英語のリスニング。それが大きな課題となっていた。

なぜならリスニングには居るのだ。圧倒的な(ある意味の)攻撃力を持つ、

「「リスニング四天王!!」」

作者が受験する時もリスニング四天王みたいなのが出てきてくれればよかったのになぁw

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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