Switch Mode
Now you can use the translation tool for free for the first 200 chapters of each novel.

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 365

Please login or register to translate this post.

絶対値や二次関数を利用した不等式。式を利用した図形問題。確率問題。三角関数を用いた図形問題。統計。微分積分。虚数等々、いくつもの種類の数学の問題へと立ち向かっていく伊奈野。

周囲よりも明らかに高い頻度でページがめくられ、その問題を回答するペースが非常に高いことがうかがえる(なお諦めて次の問題にいって解いてるとか問題の解き方を間違えてるとかそういう話ではない)。

(思いつきが必要なのもあるけど……………一応考え方はこれであってそうかな)

考える時間が少し必要な問題もありはするものの、そこまで苦戦することなくすべてを乗り越えることに成功した。昨日からの疲労が若干溜まっていたのか普段よりかなり集中力は必要だったが、それでも解けたのだから問題ない。

あとは集中しないというわけではないがある程度落ち着きつつ見直しをしていくだけ。

計算間違いなどありがちなのでここで4点分くらいは稼げるかもしれない。

こうしてある意味難関ともいえる数学を乗り越えれば残りはもう1教科で、

「情報か~」

「情報ですわ。新しく作られたプログラミング言語なのは面倒ですけど、解説などは書いてあると思われますしそこまで問題ではないでしょう。数学と比べれば集中力は必要ないですし、社会科科目に比べれば暗記量が多くなくて済みますし。お嬢様なら楽勝ですわよ楽勝」

「ん~。確かに?……………いや、それはないでしょ」

納得しかけたが首を振ってその思考を頭から追い出す伊奈野。

なんだか情報が簡単なように言われたがそんなに言うほど簡単なわけがない。どちらかと言えばまだ新しい教科であり難しい分類だろう。

特にいつ大きく出題傾向が変化するかなど分かったものではないのだからやってられるはずがない。

「そういえば情報で言えば、学校によっては実際にプログラム書かせてそれが動くかどうかを確かめるようなテストもあるらしいですわね」

「あ~。あるらしいね。しかもそれって、テストとかに出てくる言語とは違う実際に使えるタイプの言語じゃなきゃいけないやつでしょ?私もできなくはないかもしれないけど、時間内に終わるかって言われると怪しいかもねぇ」

「そうですわよねぇ。私もうろ覚えですし、数字を大きい順に並べ替えるとかできる気がしませんわ」

適当に並べられた数字を大きい順や小さい順など特定の法則に則って並べていくプログラム。

穴埋め問題などでよくテストに出そうなプログラムではあるのだが、1から自分で書いて行くとなると意外と分からなくなっていくものである。

人の手を加えて半分に分けたり中央値を見つけたりしない場合は前後を比べて必要があれば移動させるというのをひたすらに繰り返すのが基本なのだが、それだけ簡単そうなものでもなじみがなければ自力で全て書き上げるというのは無理がある。

「私じゃそういう系統の大学無理かも」

「そうですわねぇ……………と言うかあれって、本当にテストに出していいやつなんですの?プログラミング言語が完全に学校で習うものではないではないですの。高校で習わない知識を前提としてるのは納得いきませんわ」

「いや、それに関しては仕方ないでしょ。難関大学とかだと普通に習わないような時短用のテクニック使わないといけないから。あと、瑠季ちゃんの賄賂だってある意味学校では習わないけど合格に必要な知識じゃない?」

「……………確かに?」

情報に関して不満を述べる瑠季だったが、伊奈野の言葉によりすぐに納得する。

賄賂を受験に使えるテクニックと考えている辺り相当ずれていると思われるのだが、その顔に引っ掛かった様子は一切ない。

「人前で渡すのは危ないけど、人目を避けると逆に余計に目立っちゃうこともあるからね。ちゃんと渡し方わかってないとすぐにバレちゃうでしょ」

「さすがに人前で渡すような愚か者はいないと思いますが、渡す場所づくりは確かに重要ですわね。合法的に疑われない環境で1対1が理想的ですけど、そこまで持っていくのは結構相手が忙しかったり自分が無名だったりすると難しいですし」

「だよねぇ。それを全く不自然に感じさせずに完璧にできるんだから瑠季ちゃんの技術はしっかりしてるってことでしょ。2人きりになるどころか結構人が集まってる中で昨日は渡したってことでしょ?」

こんな話をしている2人は、もう完全に情報分野に関する話をしていない。加えて言えば会話をしながら勉強をしているということはない。

他の分野の勉強をしているとそちらの知識が出てきてしまい情報と言う科目に対応できなくなるという理由もあるのだが、だとしても情報の勉強すらしないというのは奇妙に映った。

かなりの余裕がうかがえる。

当然それだけの余裕があるのだから本番でも手間取ることはなく、

(繰り返し処理は最終的に目指す数値にー1されるから1増加させておく必要があるから……………こんなかんじかな。0から始まるとか1から始まるとかごちゃごちゃしてて迷うんだよね、この辺)

注意点に気を付けていれば問題なく対応できる。

著作権の知識問題など微妙に悩む部分がないわけでもないが、それでもしっかりと意匠権やら何やらの違いを理解し暗記していられたら問題ない。

結局そんな順調なまま時間は過ぎていき、だいたい伊奈野が見直しの10周目近くまで通りかかったところで、

「……………やめっ!」

試験が終了する。

何度か聞いた声だが、この時ばかりは周囲の反応が違っていた。

一次試験最後と言うこともあり皆一層深く、そして疲れ切った息を吐き出していく。

もちろん周囲の受験生たちだけでなく、伊奈野もまた、

(ん~、結構しっかり頭が疲れてるね。今日はもう勉強無理かも)

終わると思うと力が抜け、一気に集中力が切れていく。ゲームでの延長時間を考えれば毎日24時間以上勉強している伊奈野でも、本番となると余計に集中力と体力を使うらしい。

試験前には休みすらしたというのに、それでもギリギリだったようだ。

「……………二次試験までにもっとメンタル面のコントロールをできるようにならないとな~」

「頑張ってくださいまし、お嬢様……………でも今はいったん休んでもいいと思われますわよ。というか、休んでくださいまし。お疲れでしょう?」

「そうだね。お疲れかも……………たまにはちょっと遊ぼうかな」

「それが良いですわ。昔やってたゲームにでも触りますこと?私も久々にやりたいですしお相手しますわよ」

「本当?じゃあやってみようかな」

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

Comment

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

Options

not work with dark mode
Reset