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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 366

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一次試験も終わり、まだ二次試験が残ってはいるもののこれで1つ大事なところを乗り越えたということで久々にしっかりとした休みを取ることにした伊奈野。

伊奈野とは違いよく休んでいる瑠季と共に昔よく遊んだゲームでまた久しぶりに対戦しようと考えたのだが、

「あ、あれ?」

「ん?お嬢様、どうされまして?」

「オンライン対戦サービス終了しちゃってる。オフライン対戦機能も元々ないから、瑠季ちゃんと戦うの無理じゃない?」

「あら。私たちが触っていない間にそんなことになってしまっていたんですのね。このゲームもずいぶんと年数がたちますしねぇ。新規ユーザーが獲得できなくなってくればそうなるのも仕方がないのかもしれませんわ」

伊奈野達が1番2人で遊んだゲームはすでに対戦サービスが終了。

そこまで世間では有名なゲームではなかったものの、インディー界隈ではそこそこ人気のあったゲーム。伊奈野達が良く触っていた時期にはこんなことになるとは思えなかったため、それだけ衝撃ではある。

知らない間に衰退していきサービス終了と言うのは何とも物悲しいものがあった。

「相手とマッチするまでに時間がかかりすぎちゃったのかなぁ」

「おそらくそんな感じでしょうね。人が減ると大抵そうなりますし。後は、マッチしても同じ人ばかりで飽きるとか」

「あぁ。ありうる。風属性特攻なのに火属性の同じ相手とばっかりだったら辛いよね」

「ですわねぇ。ピンポイントで相性最悪な相手と何回も戦うことになったらやってられませんわ……………そして嫌になった人が辞めて、もっと参加人数が少なくなっていってしまった、と」

「うわ~。辛いね。たまには参加しておけばマシだったかな~」

「いや、やめてくださいまし。お嬢様とかどちらかと言うと戦いたくない相手でマッチしたら通信切断されるのが当たり前なんですから。余計に人が減った気がしますわ」

「えぇ~?そうかな?」

人が少なくなっていってのサービス終了なのであれば自分もたまには参加すべきだったかと若干後悔する伊奈野ではあったが、瑠季に微妙な顔をされてしまう。

伊奈野の構築はギミックが成功するまでひたすらに耐えて耐えて耐え続けるかなり面倒な耐久構成であるため時間がかかるうえにギミックが成功すると一瞬でやられるかなり面倒な構成のため伊奈野の事を知っている対戦相手は割とよく対戦相手だと分かると通信を切断したりする。

そんなのが参加してくれば余計に参加者が減るのも当然だろう。

瑠季が否定したのも当たり前の話である。

そんな会話をしている間も伊奈野達はそれぞれ遊ぶためにいろいろと検索しているのだが、

「こっちのゲームもダメですわね。もう完全にサービス自体が終了していますわ。去年の11月にやるって発表してたアップデートも結局なかったみたいですしもう完全になかったことにされてますわね」

「うへぇ~私の400円返してほしいんだけど……………あっ、こっちはオンライン対戦できるっぽいよ?もうだいぶ長いこと触ってないし操作方法とか忘れちゃってるけど」

「あら。それはできるんですの?意外ですわね。私たちが触ってきた中で1番と言っていいくらいオワコンなゲームでしたのに」

他の触ってきたゲームもどうなっているのかと探り始める。

大抵もうオンライン対戦関係の機能が廃止されていたりゲーム自体が消え去っていたりといろいろあるわけだが、1つまだ使えそうなゲームが残っているのを見つける。

他のゲームに比べるとあまり触ってこなかったゲームで、やり込める要素なども少なくそこまで人気があったわけでもないゲームなのだが、

「あっ、どうやら大手ゲーム実況者が取り上げて話題になったみたいですわ。それ以降結構な頻度でアプデとかが行なわれて大幅な変更があったみたいですわね。今やもはや元の面影がほとんどない人気ゲームに変わってるみたいですわよ」

「へ~。あのゲームも変なところで運があるね」

非常に運がいいようで、有名な人に紹介してもらえたお陰で人気を獲得したらしい。

お陰で開発者も熱が入ったようで改良に改良を重ね新要素も盛りだくさんと言った感じで、今や原型をほとんどとどめていない。

それならまた触ってみても良いかと思うわけだが、

「ん?ちょっと待って瑠季ちゃん。どうやっても最初からになりそうなんだけど?」

「え?……………あら、本当ですわね。前のデータはどこに行ったんですの?」

以前触ったことがあるのだから、当然ながらデータは残していたはずである。削除なんてしなかったはずだ。

だというのに、なぜか引継ぎができない。何度試しても最初からにするしか選択肢がなくなってしまっているのだ。

アカウントを間違えただろうかとは考えるものの購入自体はされているため今使っているもので間違いないはずであり、

「……………あっ。分かりましたわ。3回目くらいのアップデートで、そこまででアップデート後1回もログインとかしていないプレイヤーのデータを全部削除するっていう措置が取られたらしいですわ」

「え?じゃあ私たちのデータも?」

「そうですわね。完全になくなっていると思われますわ」

「……………なんてこった」

天を仰いで死んだ魚のような眼をする伊奈野。

そこまでやり込むことはなったとはいえ進められるだけのところまで進めたはずであり、それなりの労力がかけられていたはずだった。しかしその苦労はデータとともになかったこととされてしまったようである。

「確かにしばらく触ってない人のデータは引き継がないなんて言う話はよく聞くと言えばよく聞くけどさぁ」

「さすがに予想外でしたわね。こんなことになっているなんて……………さすがに初期キャラで対戦するのは楽しくないですし、あきらめた方がいいかもしれませんわね」

「だねぇ。時間ができた時にやり込もうかな」

初期のキャラクターではそこまで自分たちが好きな構成にできるとは到底思えない。

瑠季はアクセサリーなど装備が少なくて嫌だろうし、伊奈野は大掛かりなギミックが仕込めないので面白くない。

ゲームを開始してからどの段階でオンライン対戦が使用できるようになるのかも分からない以上、今回は手を引いておくほうが良いと判断されれた。

「ことごとく私たちにゲームをやらせてくれないね」

「ですわね。厄日かもしれませんわ」

「受験日が厄日とか最悪だよ~……………もしかして、休んでないで勉強しろって私言われてるのかな?」

「えぇ?さすがにそんなことはない……………と言い切れないのがお嬢様の悲しいところですわね」

結局伊奈野達はゲームで対戦して遊ぶということができないまま時間を過ごしていくことになるのだった。

伊奈野は今にもその全く集中できない精神状態と疲れのまま勉強を始めそうな様子である。

一時期は待ってやり込んだゲームを久々に見に行ったら新しいパッチに適用しなくなってて……………うっ!頭が!!

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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