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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 373

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ASMRってやはり人気なんですね(小並感)

感想でおすすめいただいたので早速試しで聞いてみましたが(本当に眠れるかどうか確認するため)、しっかりネタ枠が組み込まれてて確認の大切さを思い知りました

……………ネタ枠は目覚ましにでもしようかなw

「こっちにもあって……………ああ。ここにも?探すところ多すぎじゃない?」

チュートリアルに従って探索を進めていく伊奈野。

アイテムやお金がまだまだ転がっていて、伊奈野の得る利益は留まることを知らない。しかも奥に進めば奥に進むほど何やら強そうなものだったり貴重そうなものだったりが落ちている(なぜか武器とか首の入ったツボとかとは違いきれいに並べられたりしておらず落ちている)ため、伊奈野も引くに引けなくなってきている。

もちろん、チュートリアルに従うだけになりかけている伊奈野はここで引くという選択肢を最初から持ち合わせてはいないのだが。

ただ、ここまでいろいろと触って拾ってきたが、それらが覇者に直接的な関係があるとよく分からないというのが正直なところだ。

覇者という職業のチュートリアルを進めるうえでここに来る必要性があるのかどうかと問われると正直まだ感じられていない状況なのである。覇者が倒したかもしれない者たちの首や武器をもらったところでそれは覇者として必要なことを学べたわけではないのだから。

「……………ん~?またなんか雰囲気変わってきたかな?」

覇者としての成長を得られないまま進んで行っていると、周囲の様子が予想外なことに変化してくる。相も変わらず周囲は土ばかりで洞窟っぽいのはそのままなのだが、

「研究道具多め?これはもう完全に覇者関係なくない?」

置かれているものが違う。

いままではお金の他だと戦闘に関係するものばかりであり武器や戦闘補助用のアイテムが多かったのだが、今周囲にある者は全く戦闘には関係しそうにない物ばかり。

特に多いのが、研究道具らしきものである。

フラスコやビーカーなど実験器具も多く、屈辱さんの持ってくるものと似通った内容に見えた。

それはつまり、

「錬金術師になってる?」

ここを使っていたのが、錬金術師なのではないかという予想。

それを裏付けるように進めば進むほどもう悪くなってしまっているものも多いがモンスターのドロップ品や失敗作なのかもしれない薬品が数多く置いてあるような状況になり、

「こっちは研究レポート、これは観察レポートね」

確定要素となる研究の記録なども出てきた。

かなり熱心な研究が行われていることが読み取れ、その最終的な目標となっているのが、

「不老不死?」

不老不死。

それは時の権力者たちがいつも求めてきた力。

ゲーム内では英雄と呼ばれる存在が神から力をもらって不老不死になっているらしいが、現実で公式に不老不死であると認められた人物はいまだ存在していない。

老いや死というのは多くのものが怖がるもの、特に輝いている今に固執する者達が求めるものであり、過去にはそれのために様々な悲惨な事件が起きたという記録も残っている。

もちろんゲーム内でも大なり小なり現実と同じように不死へと憧れる存在がいるようで、

「うわぁ~。結構むごいことしてるね。まだ相手がモンスターなだけマシなのかな……………いやでも、人じゃないならOKとかいう話でもないよね」

倫理的にかなりの問題がある実験を行っていた様子もうかがえた。

ただそれだけのことをやれば当然成果も多少はあるようで、不老不死にとまではいかずとも寿命を数年引き延ばしたり全盛期の力を維持し続けたりというのには成功したようである。

「この方法の情報とか売ったらかなり高額で買い取ってもらえたりとかしそう……………比較的害がなさそうなやつは教えちゃおうかな。別にお金はいらないけど」

伊奈野はその情報が金になると考えたようだが、途中で自身がそれを必要としていないことに気づく。とはいっても隠しておく必要性も感じないため公開をするつもりのようであるが。

ただ、それに対して深く考えるよりもさらに重要なことを思いついてしまったためそれはいったん中断され、

「ん?もしここがただの錬金術士じゃなくて覇者の拠点だとしたら、この研究レポートも覇者のものになるってこと?」

伊奈野は覇者というものがよく分からなくなってくる。

いままでチュートリアルに従って移動してきたが横道もいくつかあり、思い返して見ればそういった先にある部屋には実験などで使われたのかもしれない拷問器具じみた何かも置いてあったような気がした。

それはつまり覇者もまた不老不死を求めて自らの力でそれを達成しようと研究を行なっていたわけであり、

「覇者って何目指してたんだろ……………ここまでの研究するのにも結構時間かかっただろうし、逆に時間無駄にしてた気がするんだけど?それこそ覇者っていうくらいだから戦いの方が主体だっただろうし、研究に長い時間かけてちょっとだけ寿命伸ばすくらいだったらそんなこと考えずに修行とかだけしてた方がよっぽど強くなれたような気もするんだけど」

本当にそうだったかは分からない。こうした実験のお陰でより生物の体に詳しくなったことで戦い方が変わったとかいう良い効果が現れたなどと言うことであれば意味はあったのかもしれないが、もしそういった要素がなく単純に寿命を延ばしただけであったというのであれば時間の無駄だった可能性も高い。

覇者がそれに気づいていなかったのかどうかは分からないが、もしそれに気づきながらもそれにすがるしかなかったとすれば、

「……………覇者も、寿命が近づいていたのを感じてたとか?もしくはもう、体が衰え始めちゃったとか」

寿命が近づいてきてもうそれ以上長くは戦えないと分かってしまった。もしくは体が衰えそれ以上の成長が望めないと感じてしまった。

そういったことであれば、全く行動を理解ができないということもない。

どれだけの人数がそれまでに不老不死という物へ挑んできたのかは分からないが、それだけの失敗があったにもかかわらず自分ならいけるかもしれないとすがるくらいには道が閉ざされ始めていたということは予想できた。

そして、ここまでの洞窟の中は伊奈野が全く気付いていないもののある意味覇者という存在のそれまでの歩みを現しているようなものとなっていた。

覇者となってからはすでにそれなりの力を備えているだけでなく資金もあったため自分を鍛えるだけでなく大金をはたいて装備やアイテムの充実を図り。ある程度のものがそろった後はさらなる成長を戦いの中へと見出して強者たちに挑んだ。

しかしそれらも段々と数も減り先が見えなくなってくれば自身の成長に陰りを考え始め、どうにかしたいと考えた末により長く生きより長く成長できる体を望んだ。

しかし結局は終わりへ向かっていってしまうものであり、

「ん~?ここが最後っぽいかな?」

覇者が最後に見た物。

それは、

「ほこりがついてて分かりにくいけど、この辺だけ壁っぽい?……………あっ、ここ鏡になってるんだ」

洞窟らしきものの最奥。

そこにはほこりをびっしりと付けたためほとんど見えなくなってしまっているものの巨大な鏡があり、その横には小さな池のようなものもある。

ほこりをぬぐってみれば鏡は汚れもほとんどなくきれいに伊奈野とその周囲を反射して、

「あっ……………私も結構疲れた顔してるね」

伊奈野にそんなことを気づかせた。

その鏡や池の水面が、覇者の何を映しだしていたのかは分からない。しかし覇者が最後に見たものは、単純に映し出された自分だけではなかっただろう。

「……………ん?また本が落ちてる。題名は、『神に挑む』?中は日記みたいな感じだけど、専門用語が多すぎて何言ってるのかいまいちわかんないかなぁ。しかも、ここでチュートリアル変更?こんな奥まで来てもらえるのがこれだけっていうのはひどくない?実はチュートリアルにないだけでもっと何かあるんじゃないの?鏡割ったら実は隠し部屋が、とか。割っちゃダメかな?」

なお、そうして数々の功績というかある意味の実績を残してきた覇者は、その足跡をほとんど伊奈野という存在に回収されてしまい、ギリギリ回避はされたもののかなり大事なものだと思われる鏡は木っ端みじんに破壊されそうになったため何が行なわれたのかはこの後も一切表に出てくることはなかった。

もしここで伊奈野がもう少し考えることができるくらいには回復していたら、考察などが行なわれて少しは明るみに出たのかもしれない。

ある程度何やってもスルーされる今の内に面倒でいつもなら関わってくれないだろう設定に色々触っておこうという浅い考え

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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