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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 374

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洞窟らしきものの最奥で鏡を見つけた伊奈野。

未だになぜ最奥がそれで終わったのか釈然としないものがあるし、あんなところに行った意味があったのかと悩む部分はあるのだ。が、それはそれとして、

「チュートリアルに従いますか~。考えるのも面倒だしねぇ」

今の伊奈野はチュートリアルに従うだけに近い存在。それは決して従うだけでその行動の意味などは考えない。

だからこそ次に行けと言われれば多少の文句は言いつつもすぐに従うことになるわけで、

「次は戦闘の基本的な立ち回りを覚えよう?」

ここまでアイテムを購入させ、どういった目的があったのかは不明だが覇者の関連する場所にも連れて来られた。

後はそのアイテムや本来は関連施設で知るはずだった自分の力を試すだけ。

そうなるとやはり簡単に試せるのは実際に戦ってみる事。戦闘チュートリアルが始まってくるわけだ。

「専用のフィールドに転移させられるっぽいけど問題ないかな?」

チュートリアル中に他のプレイヤーに邪魔されても面倒なため、戦闘チュートリアルは個別に行われるのが基本となっている。

この後の予定などを確認して問題ないと判断した伊奈野も専用のフィールドに転送されていき、

「わぁ。凄いチュートリアル用っぽいフィールド」

転送先は、伊奈野がそんな言葉をこぼすような場所。

無駄な装飾がほとんどない、一定間隔ごとに同じような素材を並べていそうな草原に伊奈野は立っていた。

辺り一面それが広がっており、他に誰かがいるといった様子もない。

そのまま探索をしてみてもいいのだが、

「チュートリアルは次にどうしろと?」

チュートリアルに取り付かれた伊奈野は探索なんて微塵も考えない。チュートリアルにやれと言われたらやるかもしれないが、とりあえず自発的にそんなことをする素振りは一切見せなった。

完全にチュートリアルの指示に従うだけのつもりなようである。

「まずは、自分のステータスを開いてみよう……………あ、もうそれやっちゃうんだ」

伊奈野が見てみれば早速地雷しか含まれていなさそうな作業を強要されてしまった。

ステータスなんてこれまで全く確認してこなかったため、どんなものが潜んでいるか分かったものではない。

ただでさえこれまでのチュートリアルでもかなりの数のスキルを手に入れているのだから、これまでにどんなものを手に入れているかなんてわかったものではないのだ。

それこそ、今日中には確認できないくらいに大量のスキルと称号がある可能性だってある。

「今まで無視して私は通常の初心者だって心の奥底で思ってたのが、これ開いたら完全に破壊されちゃう気がするんだよね……………本当にやるの?本当にやんなきゃいけない?」

ステータスを開くボタンに指を構えて躊躇をしている。

その手をゆっくりと前に押し出せばすぐに出てくるのだが、まだ彼女にはその覚悟ができていない。

……………かと思われたのだが、

「あ、いや、でも確認するなら今しかないともいえるよね。どうせ疲れてて集中してみるとかできないし今のうちにパッと見てぱっと忘れよう。うん。それが良いね」

その手は数秒中にとどまった後迷いなく前に突き出された。

まるで正確に目つぶしでもするかのように吸い込まれていったその指により伊奈野の目の前にステータスが開かれて、

《※PN登録なし※》覇者(シナリオ達成度19/50)

レベ(以下略)

「長ッ!?」

伊奈野は驚愕することになる。そのステータスの長さに。

かなりスクロールしていかないと下まで見ることができず、ただ下の方までスクロールしていっても、

「あっ。ユニークスキルね。ふ~ん」

こちらもまた確認したら確認したで面倒なものとなっていた。

現段階で激しいショックを受けずに済むのは一応大罪関連のイベントに参加したため把握していた『暴食』くらいだろう。

このまま何も分かんないといった雰囲気で進めていっても良いかとは考えたし実際それでも今の伊奈野の精神状態であれば問題ないのだが、

「あっ、『風林火山陰雷』?これってもしかしてこの間の?」

もうワンクッション挟むことでそこからさらに目をそむけることができる。

伊奈野が注目したのは自分だけのワールドを創ってスキルの力も使って勉強をしたときに活躍したと思われる物。効果を見てみれば実際に予想通りに、

「速度上昇あるじゃん。この間異様に私の速度が上がったのはこれの効果だったんだね」

自分の速度を上げてくれる非常に有用な効果を備えていたことを理解した。

他にも色々と能力を備えているらしいが、とりあえずしばらくの間使うことはないだろう。

こうして1つのユニークスキルに注目することによって他のユニークスキルからは目を背け、自分の興味を引き離していく。

そしてすぐに他のところへとさらに目線を移していき、

「称号もいっぱいあるけど……………なんか文字数はだいぶダンジョンマスター関連が稼いでるかな?ダンジョンマスターって単語だけで9文字あるからね」

その上にあった称号に目を付ける。

一見大量にあるように見えるが、伊奈野が考えたようにダンジョンマスターと関連は文字数稼ぎが激しいため実際は見た目ほどの数があるわけではない。

「うん。つまり大したことがないってことだね!」

だからと言って少ないというわけではないのだが、伊奈野は無理矢理そういったことにして称号から目をそむけた。

一瞬視界の端に瑠季から英雄として聞いたことがある賢者や教皇などと言った単語が見えた気がしたし、今までの経験からもほぼ間違いないという明らかな証拠を突きつけられてしまったのだが、

「あぁ~。ぼぉ~っとしてて変な物見ちゃったんだね。疲れてて幻覚でも見えちゃったかな」

伊奈野は真面目にそれに取り合わないことにした。

もう頭では理解してしまったが知り合いの関わるものということもあり自分から調べるということはしない。せいぜい興味を持つくらいになるだろう。

「あとはスキルだけど、こっちも多いねぇ」

スキルを見る伊奈野は、言葉の印象とは裏腹に嫌そうな様子はない。

称号やユニークスキルと比べると地雷が非常に少ないように思われるわけだ。

「どこで手に入れたのかさっぱりなのも結構あるけど、別に悪くはないんじゃないかな。うん」

実際見てみても比較的マシなものが多く、何があってこんなものをという物も多かったものの今後に支障をきたすほどのものはなかった。

と、最初の内は思っていたのだが、

「『寒冷の瞳』?『無視』?『テイム』?『三年殺し』?なんか凄い使えそうなのとか名前が物騒なのがあるんだけど。しかも『隠蔽』まで獲得してるし。『偽装』より前に獲得してたってことは、コレクターさんから『擬装』もらう必要は別になかったってことじゃん!あの時『隠蔽』か『擬装』のが欲しいって思ってたわけだし」

結局こうなってしまう伊奈野なのであった。

もちろん、ゲーマー魂に少しだけ火がついてこのスキル構成での戦い方を考えてしまったのは言うまでもないだろう。もちろん、すぐに気力が尽きて燃え尽きるのもセットで。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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