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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 376

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「……………あぁ~やっと終わった~~」

最初からかなり疲れた様子ではあったのだが、さらに疲れが追加された伊奈野。

もう疲れすぎて溶けそうになっている。どこぞの今は名前の影響で廃止されそうになっている子供用絵本のバターになって溶けける虎に近い状態だろう(虎は速さで溶けていたので恐らく別物)。

ふきとばしては追いかけてどうにか回避と防御のチュートリアルを終わらせることには成功したのだが、明らかにチュートリアルの疲れ具合ではない。

《称号『力の弊害を知る者』を獲得しました》

称号からは設定されてない部分で何やら知らないチュートリアルを行なっていると認識されてるかのような雰囲気が読み取れた。

伊奈野もそのログを見ながら何とも言えない顔を浮かべている。

実際本来チュートリアルで設定されているもの以外を身にしみて感じたのは間違いないだろう。それこそ自分の『龍落とし』が回避判定ではないのではないかと思ってしまうくらいだったのだから。

とはいえ、それを今後に活かせるかどうかというのは兎も角として。

「で、ここまで疲れたけどまだまだチュートリアルは終わりじゃないんだよね」

伊奈野個人としてはクライマックスのような気分だったのだが、チュートリアル側は無慈悲にも次を示してくる。

とは言ってもさすがに防御と回避の練習とは違いかなり易しい内容となっていて、

「スキルを使用してみよう?」

こういったもの。

別に成功しても失敗しても構わない。とりあえずスキルを使ってみろということである。

攻撃でも回避や防御でもある必要がないため、その場で使えるスキルをいくつか使ってしまえばそれで終わりなわけだ。

伊奈野も特にひねる必要はなく先ほどと同じように『牽制魔弾』の『繰り返し』の『設置』や、相手も今回は攻撃し続けるため『龍落とし』を使用しても良かったのだが、

「じゃあ、気になったスキルを使っておこうかな」

スキル確認の際に伊奈野が気になったものを使うということになった。

今回のチュートリアルではいくつかのスキルを使うことがやはり想定されているため1つでは終わらないということで、

「まずは『寒冷の瞳』……………おお。凍った凍った。なら次は、『隠蔽』」

スライムを凍らせ、さらに自分は身を隠す。

隠れてしまえばスライムがいつ攻撃を受けるかどうかも分からなくなり(なお攻撃されると分かってもスライムが攻撃を受ける際に何か対策をしているかどうかは別の話だが)、

「『三年殺し』『頭突き』」

何もできないスライムに伊奈野は何と頭からダイブ。

かなり長時間経過した後にダメージが出る三年殺しを使った影響で今何かダメージが出てくるというわけではないのだが、

「あっ、本当に全然攻撃が通った感じがない。面白~い」

逆に伊奈野にはそれが良かったようである。

かなり勢いをつけてダイブしたのだがスライムに触れたかと思うと自分の頭がぴたりと止まり、完全に勢いを殺されたのだ。今まで何度か『龍落とし』をしてスライムの感触を攻撃で覚えてきた伊奈野からすれば、とても不思議な感覚なのだ。

面白いのは間違いない。

「『龍落とし』……………おぉ!こっちも全然効いてる感じはないね。凄いじゃん」

何がどう凄いのかはいまいちわかりにくいが、伊奈野が感動している、というか楽しんでいることは間違いなかった。

非常に興奮した様子で、

「そういえばさっきの装備のお試しをしたときにスキル獲得してたし、こっちも試しちゃおうかな『三年殺し』」

伊奈野は装備を購入して試した再獲得した様々なスキルを『三年殺し』とセットで使用していく。

どれだけ攻撃しても『三年殺し』の効果のお陰で実際にダメージが出るのはかなり後になる。武器の攻撃でどれだけダメージが出るかは分からないというのが残念な部分ではあるが、それでも伊奈野として各スキルや武器を動く練習台相手に使えるというのは非常にありがたいこととなっていた。練習にはもってこいの環境なわけなのである。

「『三年殺し』の効果発揮時間を長くすればダメージ量も上がるって話だったし、次は2年とかで使っちゃおうかな……………意味ないだろうけど」

『三年殺し』は名前の通り3年後に殺すこともできると言っていいくらいのスキルではある。

今の伊奈野のスキルレベルでできるかどうかはともかくとして、スキル発動から発動までの期間長ければ長いほどそこで使った攻撃の威力が上がっていくのだ。それこそ3年経過したころにはダメージの増加量がとてつもないことになって相手を殺してしまえるということでそういったスキル名になっているのである。

スキルのレベルの影響で実際に3年は無理というのが本当のところなのだが、できる限り最長の時間経過した後に伊奈野の攻撃の効果がスライムに現れる事となっている。

そこまで時間がたった後、スライムがどんなことになるのかは伊奈野としても興味がある部分。

ただ問題は、

「そこまで待てないんだよねぇ。とりあえずこのスライム倒さないとさきに進めないっぽいし」

伊奈野が見るのは、チュートリアル。

いつの間にか指示がスキルの使用からスライムの討伐に変更されており、伊奈野がこのかなり時間が経過した後に大ダメージを受ける予定のスライムを倒さなければ先に進めない状況となっていた。

せっかくかなり後に効果が現れるよう設定していたにも関わらずこれなのだから、伊奈野としては当然不満だろう。

「せっかく仕組んだものを見れないっていうのは悲しいよね。しかもそれを破壊するのが自分自身だっていうんだから……………これもある意味、因果って物なのかな」

疲れによりテンションがおかしくなっている伊奈野はどこかの意味深キャラのようなことを言いつつ、

「『龍落とし』」

スライムを討伐する。

いままでのダメージが蓄積されていたからなのかそれとも単純に今まではチュートリアルの影響で影響がないように見えて本来はこうして一撃で倒せるような存在だったのか。それは分からないが、この一撃でチュートリアルが進んだことは間違いなかった。

それはもうわかりやすいくらいに変化が起きて、

「……………(プルルッ)」

「……………(プルプル)」

「……………(ポヨヨ~ン)」

「いっぱい出てきたね。ある程度自由にやっていいってことかな」

伊奈野の前には、先ほどまでとは違い何体ものスライムが出てきている。

それ以外にもウサギのようなモンスターや、草原を颯爽と駆ける馬のようなモンスターも。

種類も数もかなり出てきており、初心者がチュートリアルとして戦っていくにはちょうどいいくらいのバランスになっているように見えた。

チュートリアルで書いてある内容としては、

「モンスターと戦ってみよう、ね。分かりやすいと言えばわかりやすいけど」

こうして現れた様々な種類のモンスターと戦ってみろというもの。

もちろんそれに逆らう理由もなく、伊奈野は先ほどのスライム相手に使って有効そうだったスキルを他にも試していく。

その先に待ち構えているものを知らずに。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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