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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 378

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「ほ~ら。こっちだよ~」

「ワオオオォオォォォンッ!!」

「ん~?吠えてるだけじゃ私には追い付けないよ。いや、元から格が違い過ぎて私には追い付けなかったか~」

「ワフッ!ワオオオオオオォォォォォォォンッ!!!!!!バゥバゥバゥ!!!!」

「いや、後半完全に犬が鳴いてるようにしか聞こえないんだけど?」

ボスと対面してから数分。

伊奈野は走りつつボスを煽りながら草原を駆けまわっていた。

まず飢えさせるのとお腹を満たすののどちらが早くできるかということで、伊奈野はただでさえ飢えているのだから今回は運動させるのを先で良いだろうという考えに至り追いかけさせているのである。

ちなみに煽っているのはあくまでもおまけ的な物でありモンスターには通じないだろうと思っていたのだが、予想外に伊奈野の雰囲気から感じ取っているのかは分からないもののかなりキレている様子だった。

強くとも煽り耐性は低めらしい。

ただ、

「ワゥゥゥゥゥ!!!!!!!」

「おっと、危ない『ロケット加速』」

煽り耐性は低くとも、純粋なステータスは高い。

それこそ速度では、というか速度でもかなり伊奈野の上、ただ走って逃げるだけではすぐに追いつかれてしまうような差となっていた。

しかしそこで役立つのが、先ほどステータスを確認して初めて認識したスキル。ロケット加速。

爆発的に加速をしてくれるスキルであり、これをまっすぐではなく横や斜め方向の加速に活用することで相手の攻撃を寸前で回避したり、

「ワオオオオオォォォォォォ!!!!」

「あ~。ダメダメ。そんなひねりのない素直な攻撃は私には効かないよ?『龍落とし』」

「ワフンッ!?」

龍落としをしたり。

一応ある程度犬っころもボスとしてかなり強そうなだけはあってフェイントを入れたりタイミングをずらしたりということもできるのだが、逆にそれができない時は完全に伊奈野の餌にしかならない。

段々と犬っころ側もそういうことをされていれば学習して感情任せや力任せに突撃など単調な攻撃をしてはいけないと分かっていくのだが、

「あっ。ごめ~ん。ここで私が攻撃しちゃうと弱い者いじめみたいだよね。弱っちい犬っころは蹴っちゃいけませんって動物愛護団体から怒られちゃうかも~」

「ワフゥゥゥゥ!!!!!バウバウバウッ!!!」

伊奈野がそんな正常な判断を続けさせない。

何かスイッチが入ってしまったようで伊奈野は小バカにした様子でひたすら煽り倒し、犬っころから正常な判断を奪っていく。

そうしてしばらく1人と1匹で鬼ごっこを続け。それ以外は伊奈野がスキルを使って倒したり犬っころが走る途中で接触して吹き飛ばしたりして、

数分が経過していくのだが、

「あ、あれ~?飢えさせていくっていうのは間違ってたかな?全然動きが止まるどころか衰えないんだけど」

伊奈野は自分の思い通りに行っていないことを冷静に受け止めなくてはならない事態となっていた。いつまでも頭をある程度緩くして煽ってるだけではいられなくなったのである。

こうなると、相手の疲労を誘うという作戦を中止して次の逆に相手を満腹にさせるとまではいかずともある程度満たすという作戦に移らなければならなくなる。

なのだが、

「え?この状態からあれの口の中にご飯とか何か入れるの?無理では?」

その難易度は非常に高い。

伊奈野に動きを悟らせないためなのか左右への揺れが激しく、的確に口へと物を運ぶのは至難の業。さらに加えて、口に入れたとしても飲み込んでくれるかどうかというのは未知数。

できる事ならば一旦今の追いかけっこを終わりにして相手の動きを完全に止めたい。

「何か簡単に勢いを止めるものがあればいいんだけど…………『魔力障壁』」

まず動きを止めるために使うのが『魔力障壁』。

初期選択スキルの1つである意味付き合いは長いものとなっている。魔力によって生み出された壁が犬っころの前に現れるのだが、

ベキベキベキッ!!

「ワオオオオォォォォオォンンッ!!!!!」

「あっ、全然意味なかった」

あっさりと伊奈野のそれは破壊されてしまう。

もうハッキリ言ってしまうとあってもなくてもそこまで変わらないというくらいだ。

だが相手の動きを止める手段はそれ以外にも存在して、

「『牽制魔弾』『繰り返し』」

「ワウンッ!」

「あっ。こっちも意味あるかどうか分かんないかな。全然ひるまないじゃん」

「『寒冷の瞳』」

「バウバウバウッ!」

「う~ん。これ、自分で発動できたかどうかすらわかりにくいから効果出てくれないと何がどう問題なのかもさっぱり分からないんだよね」

ことごとく打ち破られていった。

全く犬っころには効果が出ていないのである。

いくら犬っころでも、ボスとなっていて王の名を付けられているのは伊達じゃないということだろう。

そうして悩む伊奈野だったが、そんな様子を見せていればそれは隙となる。

いや、隙となると犬っころの方は考えたようで、

「ワオオオオォォォォンッ!!!!」

「ん?急に足止めたけど今がチャンスだったり、っ!?」

犬っころが足を止めた。そしてさらに遠吠えを始めたのである。

足を止めた上にさらに伊奈野を遠くへ行かせてしまうような行為である。

伊奈野にはこれが諦めたのかという風に読み取れたのだが、残念ながら(?)そんなことはなく、伊奈野は突然周囲から迫ってきたモンスターたちに気が付くことになる。

先ほどまではぽつぽつと草原にいた程度だったのだが、今は違う。

数体のモンスター、それも少しスライムなどよりは強い炎を纏った馬に似たモンスターが周囲から迫ってきたのだ。

流石に速度で伊奈野を上回っているわけではないが集団で来られると対処も完璧にはいかず、

「ヒヒィィンッ!!」

「うわっ!?」

1体の突進が伊奈野にクリーンヒットとまではいかないが軽くぶつかる。

お陰で走っていく方向も少し変化し、若干よろけることになる。

そんなことになれば当然犬っころも 見逃してくれるはずがなく、

「ワオォォォォンッ!!」

先ほどまでとは違いかなり力を込めて。

攻撃を決められると困るためタイミングは測りにくくしているが、かなり本気で仕留めるためにいろいろな使えるスキルを併せて使用し、

「ヒヒィィィィンッ!?」

「ワフンッ!?」

伊奈野に迫る爪と牙。

それも逃がさないためかスキルの効果で攻撃範囲が拡大されたそれが、伊奈野を正確にとらえた。

……………かと思われたのだが、予想外なことにそこから響いたのは犬っころの悲鳴と、その配下である馬の悲鳴。

なぜか伊奈野の悲鳴ではなく馬の悲鳴が聞こえてきたのだ。

それが意味することはつまり伊奈野と馬が入れ替わっていたということだったのだが、

「……………バ、バウ?」

犬っころは困惑するばかり。

その様子を気にすることなく、伊奈野は時間ができてこれ幸いと準備を始めていくのであった。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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