Switch Mode
Now you can use the translation tool for free for the first 200 chapters of each novel.

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 381

Please login or register to translate this post.

《称号『ちゃんとお世話できる?』を獲得しました》

《称号『魔獣の王の主』を獲得しました》

《称号『大物一点狙い』を獲得しました》

《上位者に勝利したため職業専用シナリオ『覇道』が進展しました。現在の勝利数は20です》

伊奈野の称号がまた増える。

テイマーとしての道のりが1歩前進し、久々に覇者のシナリオも進展した。

そこまでは良かったのだ。悪い事なんて1つもない。ボスクラスの強いうえにモフモフしてて癒しになりそうなモンスターをテイムできたうえに、自分の転職にも近づいたのである。良い事はあっても悪い事なんて何1つとしてない。

だが、良かったのはそこまでだった。

テイムした犬っころが急に変化を見せ始めて、

「主!主主!!」

「……………元気だね」

「うん!元気!!」

少年となって話し始めた。そう。少年になって言葉まで口にし始めたのだ。見た目は獣っぽい耳が生えてはいるもののそれ以外は一般的な人間と同じであり、残念ながらモフモフはできそうにない。

癒しとして期待していたそれは、あっさりと消えてしまったのである。

獣系、それも狼の人化なんて確実に反対派がいると思われるのだが、運営はそれをやってしまったのだ。

伊奈野は人化の過激派アンチというわけではないのだが、それはそれとして迂闊にこういったことをするのは下策だと考えていた部分もあり、将来的な炎上の可能性を見つけた気分になるのであった。

「こんなに元気だと、図書館でとどめておいてもらえるか分かんないな。面倒見てくれるところとかあればいいんだけど」

「ん~?図書館?図書館行くの?」

「え?うん。行くけど……………知ってるの?図書館を」

「知ってるよ!行ったことあるもん!」

「えぇ?……………図書館に、行ったことがある?」

伊奈野は困惑することになる。

テイムしたモンスターはきちんと世話をしなければならないと考えたのだが、そうしようにもかかわりがある図書館などでは騒がしくて無理だろうと思われた。

だがそれをつぶやいてみればショタな犬っころは自身が図書館に言った経験があるなどと話し出して過去をよく分からなくしてきた。

「チュートリアル用のボスじゃないってこと?」

「ん~?よく分かんないけど、お腹空く前はこんなところにいなかったから図書館とかいろんなところに行ったんだよ」

「へぇ?……………ちなみに出禁になってたりはしてないよね?」

伊奈野は犬っころのことをチュートリアルのために用意されたボスだと考えていたのだが、どうやらそれだけではないらしい。単純にそういった後付けの設定が行なわれているというだけなのかもしれないが、以前にチュートリアル用のフィールド以外にもいたなんて言う経験があることを聞くと重要なつながりなどもあるのではないかと思われた。

だからこそ図書館に行ったこともあるということで連れて行っても良いかと考えたのだが、ふと問題を起こして出禁になってたりしないかと考えたのだが、

「ん~……………司書には、地下以外には入るなって言われたよ!」

「地下?」

「うん!広~くて、いっぱい走れるの!」

「へ、へぇ~。そんなところあったんだ」

広い地下。そんなところに犬っころは連れていかれていたらしい。

虐待などと考えることもできなくもないのかもしれないが、伊奈野はそれ以前に、

「それって結局通常の部屋とかには入らせてもらえなかったって話だよね」

ということを正確に理解していた。地下の広い場所なんて言うところにわざわざ連れていかれたということは、普段一般市民が使う図書館は犬っころに使わせてはいけない場所だったということである。今伊奈野が連れて行ったとしても普段いるような部屋などで管理するのは問題があるということは容易に予想できた。

ただ、少し気になるのがその犬っころを普段お部屋には入れられないということを予想するのにも役立った広い地下という単語。

一度もそんな単語を伊奈野は聞いた覚えがないのだ。

一応魔女さんなんて言う個室が与えられるVIPがいるにもかかわらず、そういった話していた覚えが全くない。

誰にも教えず隠しきるというのは難しく、さらに言えば犬っころのような存在には知られているようなものであるためそれを魔女さんが知らないということはないのだから、

「私の知ってる図書館とは別かな?」

そういうことなのであれば納得できる。

考えてみれば図書館なんて言うものが1つしかないと他の街にいる人々が多くの書物から知識を得るということができないし、さすがに複数あるという風に考えられるわけだ。

となれば、犬っころのいう図書館というのが伊奈野の知る図書館と同一のものであるということも考えにくく、

「ん~?図書館は図書館だよ?王都にあるの」

「へぇ~。王都にあるんだ」

「うん!あと、司書がいるの!」

「いや、それはだいたいの図書館でいると思うんだけど」

「えぇ?司書は1人だよ?……………あっ、あと、そこによく魔法使いが遊びに来るんだよ!魔法使いが研究してるところが近くになるの!」

「ふぅ~ん。それはすごいね……………なんか私の知ってる図書館と特徴が一致してるんだけど」

王都にある図書館。

もうこの単語だけでかなり絞られたような気がする。司書がいる云々は兎も角として、そこからさらに魔法使いたちの職場が近いとなると伊奈野の記憶にある図書館の特徴と非常に一致していて、だんだんと自分の知っているものと同じなのではないかという気もしてきた。

もしかすると自分が知らないだけで地下に広い空間があるかもしれないなんて言うことも。

だがそれを考えるということにはならなかった。

考えようにもできないくらい、というか忘れてしまうくらいの状況にいつの間にかなっており、

「ご主人様!これ誰!」

「主!主!このチビ誰?」

「チ、チビッ!?同じくらいじゃん!!」

「そんなことない。ほら、ボクのほうが高い」

「そんなことないもん!」

いつの間にかショタが1人増えており、白い犬っころと黒い新しいショタという対比ができていた。

そんな2人はどうやら相性が悪いのか、それともたまたま出会いが悪かったのかは分からないが、浮気現場を目撃した彼女とその浮気相手のような雰囲気と言葉を出しながら、

「ご主人様は僕のだもん!」

「違うよ。ボクのだよ!」

「僕の!!」

「ボクの!!」

「……………いや、別にどっちのものでもないんだけど?私は私のものだよ?」

「「ご主人様(主)は黙ってて!!」」

「……………理不尽」

激しい(?)言い争いが引き起こされていた。それも、伊奈野の仲裁が効果を示さないほどの。

激しい暴力はないものの(それが出ていたら恐らく犬っころが即勝利する)お互い組み合って地面をゴロゴロと転がることになっていた。

伊奈野はただそれを何とも言えない眼で眺めていることしかできない。

「……………いや、というか人見知りどこ行ったの?人化した後は恥ずかしがって人前に出るとか無理だったはずでは?」

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

Comment

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

Options

not work with dark mode
Reset