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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 385

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「嘘だろ!?チュートリアル生存で終わらせやがったぞ!!」

「惜しかったですね。もう少し頑張れば所持金全ロスを狙えたんですけど」

「それだけじゃねぇぞ。所持金全ロスは無理でも魔獣の王の世代交代もできたっていうのに……………どっちも回避されるとか完全に予定外だ」

いつもの如くというべきか。運営達は自分たちの詰めの甘さにより後悔をすることになっていた。

あと少し、もう少しボスを強化するなり何かしらの仕掛けをできていれば伊奈野をチュートリアル中でキルして所持金をすべてロスさせられたのだ。

だがそれを回避されたどころか本来世代交代が起こるはずだった魔獣の王も変わらずに継続。さらに加えて、

「魔獣の王が自由になるのは余計に予想外でしたが」

「そうだよな。魔獣の王の飢餓状態を回復させれば無抵抗になるように設定してはいたが、あれって別に好感度自由に上げてテイムさせるための設定じゃなかったんだぞ」

「あの魔法陣が存在しているのは相当問題ですよね。ゲーム内の調整値を余裕で越えて美味しく感じるようになってますし。本部に規制してもらえるように要請しますか?もともと調整する程度には危険だということをこちら側も発表しているわけですし、それを抜けるバグのようなものが見つかったから修正したということにすれば魔法陣の規制も問題なく行えると思いますけど」

魔獣の王のギミック。満腹にさせると動きを止めるそれは、本来隙だらけにしてキルしやすくするためのものだった。というか何をやっても抵抗しなくなるためキルしやすくするどころかキルさせるためのギミックだったのだ。

まず満腹にするために相当な量本来は食料を渡さないといけないため難易度が高いと考えていたのだが、財力による暴力で解決されてしまうとは思っていなかった。だからこそそこに油断が生まれてしまったのである。

ただその油断も仕方がない物であり、テイムの条件を満たすための好感度上げへ誰かさんの作った魔法陣は効果的過ぎたのだ。

それも、今までの成果などを併せて考えると今後の規制が検討されるくらいには。

「……………規制の話は後にするとして、魔獣の王をどうするか決めないとな」

「そうですね。世代交代前の魔獣の王って英雄と下手すればタメ張れるくらいの強さですよね。かなり邪神の進行にまた問題が出るのでは?」

「そうかもなぁ。殺される前提にしてたから飢餓状態じゃない通常状態は本気で問題になるくらい強いんだよな……………」

今の目先の問題は、魔獣の王。

それは強すぎるのだ。もうどうしようもないくらいには。

単体として強いのも当然として、それに加えて名前の通り王であるため配下がいる。

統率力も高くどうしようもないのが運営たちの頭を抱える要素である。

このままではあっさりと日本サーバは邪神に勝利してしまいそうなのだから。

「今日は残業日和っぽい、な……………エナドリ買ってこよ」

なんて、人の労働時間を知らぬ間に増加させている伊奈野のほうに目を向けよう、

《称号『チュートリアル特殊完全修了者』を獲得しました》

「……………やっと終わった」

「終わった!!」

「終わったね」

疲れた様子の伊奈野。

モンスターたちとの打ち合わせを終わらせ、新しいボス戦の形を作り出すことに成功したのだ。かなり時間がかかったため、その疲労も当然と言える。

ちなみに一応最後にまたその新しい戦い方で伊奈野達には戦いを挑まれたのだが、

「犬っころはちゃんと強いんだね。もう咆哮だけで大体解決してたし」

「んふふ~。そうだよ!ボク凄いんだよ!……………まあ、あいつがちょっと疲れてたのもあるけど。ちょっとだけね」

「ああ。相手側の疲労ね。確かにそれもあったけど、それにしても差ははっきり出てなかった?」

まず最初に行なうことになった咆哮。

本来プレイヤーたちはそれに対する対抗手段など持ち合わせていないため非常に有効だと思われるのだが、今回ばかりは相手が悪かった。同じ力を使える犬っころには意味がない。

それどころか犬っころの咆哮の方が強いため、相手側がその圧に押し切られたのだ。

そうなってしまうとモンスターたちの作戦はほとんど潰れる。

「でも、主が最終的には心を折ったんだよ?」

「あ、あぁ~あれは悲しい事故だったね。うん」

もちろんモンスターたちにできることはまだまだ残っていたのだが、そこを襲うのが我らが伊奈野である。

そういえば試していなかったななどと考え、牽制の意味も込めて少し外れた方向に構えて伊奈野が魔導銃を使ったのだ。

神の裁きなどとまで言われたそれは、外したとしてもすさまじい圧力を生み出す。

それはもう、完全にモンスターたちの戦意を喪失させるほどに。

どうしたってそれには勝てないという物を伊奈野は見せてしまったのである。

「ご主人様が頑張って考えたのに、ほとんど見れなかったよ?」

「うぐっ!そ、そうなんだよねぇ。このままぶっつけ本番であのいろいろ用意したのをやっていくんでしょ?ちょっとさすがに何かしら不具合とか出そうだけど」

「心配だね~」

「そうだね。やっちゃった……………」

これは、あれ?私何かやっちゃいました?

みたいな軽い物ではない。自分が何をしてしまったのか正確に理解したうえで本気で落ち込んでいる状態である。

といってもその落ち込みはそこまで長続きすることもなく、

「……………ん~。落ち込むのにも疲れちゃった。それじゃあ、犬っころ。図書館に連れていくからついてきて」

「は~い!」

落ち込むのに疲れた。

何というパワーワードだろうか。

だが実際その言葉は嘘ではなく、現在の精神的疲労が積もっている伊奈野には落ち込むことすら長続きさせるのは難しかったのだ。

ただすべての気力が何1つとして失われたというわけでもなく、伊奈野は犬っころを図書館へと連れていく。

いつもならすぐに転移しておいて行ったことに気づくところではあるが、今日の伊奈野は普段とは違うためそこまで考えることができていた。今と普段とどちらが良いかというのは難しいところだが、なぜか普段のやる気が十分にある時と気力がほとんどない時が同じ程度だというのは何とも悲しい話である。

「ねぇねぇ。主!あれはなんで本になってるの?」

「ん?黒い本は恥ずかしがり屋だから他の人に人化してるところをあんまり見られたくないんだって」

「ふぅん?変なの!」

図書館への道中伊奈野はショタ状態の犬っころと会話しながら並んで歩いて行く。

犬っころはどうやら黒い本が人化せずにフヨフヨと漂っているのが気になるようで不思議そうにしており、人見知りだというのもあまり理解していなかった。

人見知りという物自体は認識しているようだが、それはそれとして本の状態と人化した状態でそこまで差があるということは理解できないようである。

「人化してても本の時でも見られてるのは変わらないのにね?」

「そうだね。でもまあ、人化してる時だと多分視線にこもる感情とかが変わってくるんじゃないかな?」

「そうかな?そうかも?」

完全に納得したわけではないが、理解が全くできないわけでもないという様子。

ちなみに、その話題の中心となっている黒い本は現在伊奈野達の後方でプレイヤーたちに囲まれてちやほやされていた。伊奈野がいない時に黒い本が街を漂うとこうなるというある意味普段通りの光景なのであるが、伊奈野はあまり見たことがなかったため少し驚きを覚えている。

本の時は人見知りが緩和されるとは思っていたが、ここまで大勢に囲まれても問題がないほどだとは思っていなかったのだ。

「人化って、何なんだろう。ここまで性格が変化するのも不思議」

「興味あるの?」

「いや、そんなに?私もともと人だし」

「そっか!」

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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