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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 386

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何やらプレイヤーたちと仲良さげにしている黒い本は放置して、伊奈野は犬っころを図書館へと連れていく。

犬っころとの会話からある程度覚悟はしていたのだが、

「図書館だぁぁ!!」

「ああ。やっぱり図書館ってここの事だったんだ……………本当にここって地下があるの?」

「あるよ!」

「地下っと地下っと地下地下?」

「どういうこと?」

伊奈野が生徒会室で踊っていそうなセリフを吐いたが、残念ながらそれは伝わらなかったようだ。

それはともかくとして、犬っころが言っていた図書館というのが伊奈野の知っている図書館であるということが確定してしまった。何やら伊奈野の知らない物が隠されているようである。

知るべきではないことを知ってしまったのかもしれないという小さくはない不安に襲われるのだが、そんなことには気づいていないのかそれとも興味がないのか犬っ頃の視線は図書館に固定されており、

「僕の知ってるのより大きくなってる!凄~い!!」

「ああ。うん。凄い、のかな?良かったね」

良かったのかどうかは分からないが、とりあえず犬っころが自身の知っているものと図書館が変わっていることにはしゃいでいる。

確かに改装されたという話は聞いたため変化しているというのは理解できるのだが、そこまで伊奈野の知っている図書館の外観は大きな変化はしていない。と考えればやはり、

「いったい何年前に観たのと比べてるの?」

「ん~……………いっぱい?」

「5年以上?」

「うん!もっといっぱい!!」

犬っころが図書館へ来たのは、プレイヤーがこのゲームに侵入するもっと前。

人々が経験していない、NPCや記録物に記憶や記録などでしか存在しないデータ上の話だ。

そこまで伊奈野が至ると他の部分の考えも出てき始めて、

「そんなに時間が経ってるなら。司書は代替わりしてる可能性とかもあるのかな?」

「司書が!?司書って代替わりしたの!?いつ!?」

「え?いや、長い時間あってないみたいだしその間に替わっててもおかしくはないかなって思っただけだよ。そういう話を聞いたわけじゃないけど」

「な、なぁんだ。ビックリした!あの司書が死んじゃうなんて考えられないよ!たぶん司書が死ぬときは世界が滅ぶときだよ!」

「え、えぇ?司書さんってそんなに生存能力高かったっけ?」

伊奈野は犬っころの司書に対する評価に困惑する。その言い草はまるで、人でない何かを表しているようだったのだから。

それこそ、化け物だとっでも言いたげに思えるくらいだ。

伊奈野の知っている司書さんとは大きく印象が違うため、やはり世代交代などしたのではないかと思われた。

そんなことを考えたり話したりしながら伊奈野達は図書館内部に入っていき、

「すみません。個室に入りたいんですけど……………あっ、これ許可証です」

「っ!?ゴールド!?……………は、はい。確認させていただきました。どうぞお入りください」

久しぶりに許可証を取り出し、受付に驚かれることとなる、いまだに伊奈野の許可証は珍しい物となっているらしい、

注目を集めているわけではないので人が少なくて何よりだと考えつつ伊奈野は犬っころとともに個室のある方へと歩き始め、

ゴッ!

「来たぁぁ!!!!」

何やら重い音がしたかと思えば、犬っころの楽しげな声が図書館に響く。

伊奈野は即座に振り返り静かにしろと注意しようとしたのだが、

「え?うわっ!?『ロケット加速』」

そういった言葉を一切口にする余裕がないほど慌てなければならない事態になっていた。

伊奈野の目の前に天井から下げられた大きなハンマーのようなものが迫っており、回避が求められる。かと思えば、

ガンッ!ガンッ!ガンッ!!

「アハハッ!いっぱい!!」

「いや、そんなに楽しそうにするものじゃないと思うんだけど!?」

伊奈野の目に映るのは、天井から次々と落ちてくる杭のような何かと、それを非常に楽しそうに避けていく犬っころ。遊んでいるようにしか見えないが、内容はかなり物騒なのは間違いない。

もしこの連撃を受けるのが伊奈野だとしたならば回避なんてできずに穴だらけにされたことだろう。

「やっぱり図書館楽しい!」

「いやいや。図書館ってそういう場所じゃないから!っていうか、なんでこんなことになってんの!?何したの!?」

図書館では静かになんて言うことを伊奈野も忘れ、犬っころに何がどうなっているのかと問いかける。

とはいっても入ったら即座にこうなったため犬っころに理由など知る由もないと伊奈野はすぐにその言葉の意味のなさを感じたのだが、

「えぇ?図書館はずっとこうだよ?何もしてないよ?」

「えぇ?……………図書館って何?」

犬っころはきょとんとしながらこれが通常だと言ってのける。何も図書館として問題のないことだ、と。

そう会話しながらも次々と迫ってくるトラップを犬っころは回避していく。明らかにすべて即死トラップに近い物のように見えるが、犬っころはまったく気にした様子はない。ただのおもちゃ程度にしか見ていないように思われる。

「これ大丈夫かな。後で凄い司書さんに怒られる気もするんだけど……………いや、さすがにトラップの作動とか私は知らなかったし大丈夫かな」

かなり大変な事態になってしまっているが、伊奈野は自分の保身できるだろうかと心配する。そこまで図書館に大きな被害が出ているようには見えないが、ここまで大量のトラップをまたしまい込むというのは骨がある作業だと思われる。その原因を作った存在(?)としては、そこに関して責任を取らされないかが心配なのだ。

もちろん、取らされそうになった場合は全力で跳ね返して押し付けるつもりだが。

なんて考えている伊奈野は、お気づきの通り全く焦っていない。

それは当然犬っころが全くダメージを受ける事すらなさそうというのも理由の1つではあるのだが、それに加えて攻撃の対象に伊奈野が含まれていないというのもある。自分は安全な場所にいるからこそ色々と自由に考えられるわけだが、

「ん?何か嫌な予感が……………『魔力障壁』」

ガコッ!という何かが動く音が近くで聞こえたため危機感を覚えてそちらへと視線を向けてみれば、壁に大量の穴がありそこに尖った明らかに危険性の高い物が、おそらく矢のように思われるものが見えていた。

慌てて『魔力障壁』を伊奈野が使ってみれば直後ガッ!と音が聞こえて、

「あ、危なっ!?すごい量なんけど……………って、もう1回来るの!?」

伊奈野の使ったそれに、大量の矢が激突した。幸いチュートリアルの時のように『魔力障壁』が簡単に破壊できる紙同然の存在とはなっていなかったのだが、伊奈野も不安を覚える状況だ。

今の一度だけでなく、また矢が装填されてすぐに発射されそうになっているのだ。

これは犬っころであっても回避のしようがないような攻撃だと思い、

「大丈夫!?当たってない!?……………って、なんで私の後ろにいるの」

伊奈野が振り返ってみれば、犬っころは伊奈野のすぐ後ろにいた。

つまりそれは、

「何私を盾にしてるの。ひどくない?」

「ひどくないよ?だって主が使ってるのに入らせてもらっただけだもん。主に来る攻撃は変わんないよ?」

「いや、変わるでしょ。明らかにそっちを狙って攻撃してるんだから近くにいたら私が余計に攻撃受けるんだから」

「……………あっ、攻撃された~。逃げるね~」

「ちょっ!?逃げないの!!」

分が悪くなったと感じたのか犬っころは逃げた。

その背中に逃げるなと伊奈野は声をかけるのだが、内心ではそこまで本気では怒っていない。

どちらかと言えば離れたことによりまた攻撃があまり来なくなると考え安心したのだ。

それが油断というか、フラグとなったのかは分からないが、ガコッ!という音が伊奈野の耳に届く。

伊奈野の、足元から、

「えっ!?落ちる感じなのかな、これ!?」

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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