Switch Mode
Now you can use the translation tool for free for the first 200 chapters of each novel.

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 398

Please login or register to translate this post.

更新が遅れて申し訳ない

仕事の忙しい時期と体調不良が重なりまして(地獄)

……………べ、別に某大手グループの海外勢の方が引退するショックでモチベーション急降下してたわけじゃないんですよ!

氷をすべて水蒸気に変えた何やら強者風の雰囲気を纏った厨二病。すでに湿っていた全身はどうやったのかは分からないが乾いており、オシャレなのかもしれない状態となっていた。

それはまさしくもう伊奈野とはかなり格が違う実力者と言った雰囲気だったのだが、

「ちょっと!?そこも罠あるから!ストップ!!」

「いや、これくらい……………うわあああぁぁぁぁぁ!!!!?????」

「あっ、そっちに避けるともう1個罠が!」

「こっちは駄目ってことならそっちに、ギャアアアアアァァァァァ!!!!!??????」

「い、一旦落ち着こう?下手に動くとさらにひどいことになる気がするし」

「いや、もうここまで来たら慣れてきたしトラップの位置も分かるように……………ぐはぁぁぁ!!???」

落とし穴に落ち、落ちてくる天井に頭をぶつけ、動く床で足を滑らせ、触手のような何かに足を絡め取られ、焼き肉の網のようなものの上で焼かれ、血の池のように真っ赤な熱湯に落とされて。

もう散々なほどにトラップに引っ掛かっていき、伊奈野はそれらすべての助けのために動くこととなった。そこまで引っかかっているにもかかわらず立ち止まって考えることはせず、抜け出してはまた次と全く反省の見えない動きを見せていた。

そういったことが続くと伊奈野としても段々と助けなければいけないという気持ちは薄れてきて、動きもゆったりしたものへと変わっていく。どちらかと言えば自分の安全確保を優先しているくらいだ。

ただそれでも全く問題はないようで、情けない悲鳴は何度も響いているが厨二病にけがはない。ずいぶんと頑丈なようである。だからこそそれが故に余計に伊奈野は自身の身の安全の確保を優先するのだが。

「……………本当に全く反省してないんだね。何回罠にはまれば気が済むのさ」

「なんだ!?話はあとで聞くから今は助けてくれぇぇ!!!」

「そういってさっきから全く止まることがないし話も聞いてくれてないけど?……………まあいいや。ほら、『魔力障壁』」

「ぬっ!?これに乗れば……………助かった。それじゃあ俺はいかせてもらう」

「もう自分で言ったこと忘れてるじゃん」

伊奈野の言葉を気にせず、厨二病は先へと進んでいく。伊奈野も呆れてジト目を向けてはいるが、もう何度も同じようにされてきたため慣れてきてしまっていた。

あまりいい出会いではないように思えてしまうのだが自分が解放してしまった以上見捨てるわけにもいかず何かしら自分の精神に折り合いを付けたいようで、

「これはある意味漢解除をしてくれてて私がトラップに引っ掛からないようにしてくれてるってこと?そう考えれば帰り道が安全になるわけだし意外と悪くない可能性も……………ないか。さすがにないね。私だけなら転移で帰ればよかったし、歩いて帰るのは完全に時間の無駄だよね。ロスが大きくなってる」

何をロスしているのかはよく分からないが、とりあえず伊奈野はポジティブにとらえようにも助けながら帰ることのメリットを見いだせないでいた。

一応メリットと言えばメリットなのかもしれない、

《スキル『救助1』を獲得しました》

新スキルの獲得もあった。

だが、自分を守ることでも手いっぱいだというのに(とりあえずそういう認識)他人を助けてる時間がどれだけあるだろうか。そして、自分の身を護る状況ではなくとも他人を助けることは受験勉強以上に大切なことだろうか。

そう考えると、獲得したスキルはあまり輝くとは思えない。いらないゴミが増えただけでメリット足り得ないように思うのだ。

今はまだ責任をもって行動の後始末はしなければならないと考えているため対処に動いてはいるが、いつこの精神状態の伊奈野が放り出すか分かったものではない。

勉強優先となるため普段でも付き添ってはくれないだろうが、今の疲れた伊奈野もまた自分のためにならない時間とはかなり相性が悪いのである。

だがさすがにこのままではまずいことを自分でも理解はしているため、

「だいたい急いで出ようとしてるけど、行くところとかあるわけ?すぐに邪神と戦えるとも思えないし生活とかも大変じゃないの?」

「ぐわあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!??????助けてくれぇぇぇ!!!!!!」

「……………聞いちゃいないや」

軽く話をして情報収集も兼ねて気を紛らわせようとした。コールドスリープしていた理由を知れば少しは興味も出てモチベーションが上がるのかもしれないから。

しかし、相も変わらず会話は成立すらしない。向こうが聞いてくれさえしないのだ。これでは伊奈野のモチベーションを保てるはずもない。

「本当にどうしよう……………見捨てて転移してもこの調子なら意外と生きて帰ってきたりしないかな」

伊奈野は頭をかかえ、本格的に面倒くさく成ってきて投げ出しそうになるのであった。見捨てても意外と生き残ってくれるのではないかなんて言う少し危ない思想になったりもするのだが、そんな切実に気持ちのこもった言葉をつぶやいたからなのかは分からないが、

「転移?今、転移って言ったか?」

「え?あ、うん。言ったけど……………何かあった?」

罠にはまって身動きの取れなくなっていた厨二病が突然叫んで助けを求めるのをやめて伊奈野に問いかけてきた。転移に対して何かがあるようである。

伊奈野が素直に使用できると頷いてみるとさらに質問が続いて、

「転移を使えば、罠がない外まで出ることができるのか?」

「う、うん。できるけど……………私の転移じゃ一緒に人を連れていくのは無理だよ。私個人にしか効果はないし」

「そうか……………」

伊奈野が自分の転移で送ってもらうつもりなのではないかと考えて補足を入れれば、厨二病は何かを考えるようにじっくりと悩みだす。

だがそこまで時間をかけずに決めることができたようで、顔をあげて、

「であるならば、転移してみてもらえるか。俺を一緒に運ぶなどは考える必要はないから」

「あ~……………うん。それは良いんだけどさ、とりあえずそこどかない?結構燃えてるよ?」

「ん?」

伊奈野に転移を使ってみてほしいと頼んできた。伊奈野としても何か代償があるわけでもないのでかまわないと承諾したのだが、その前に指摘したいことが出てきた。

その伊奈野の指摘がよく分からないとは思いつつもその伊奈野の視線に合わせて自分の体の方を見下ろしてみて、トラップに現在進行形ではまっているということを思い出し、

「ギャアアアアァァァァァ!!!!?????助けてくれぇぇぇぇぇ!!!!!」

「はいはい。今度は転移とかいろいろ試すんだから勝手に進んでいかないでね?」

転移より先に伊奈野に助けてもらうことになるのだった。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

Comment

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

Options

not work with dark mode
Reset