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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 402

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仕事あるのにいつの間にか日を跨いで…………

大量に服を買い込んだ伊奈野。魔女さんに教えられた店にも行き、もうかなり自分の最後の時が近づいてきていると感じたところで、

「おや!そこにいるのは?」

「ん?警備の人?」

伊奈野は知り合いに会った。あまり仲がいいと考えはいない相手、それどころか若干苦手意識すらある相手だが、現在は悪い再会だとは思えない。

相手は警備隊の人で、以前コレクターさんの逮捕に動いていた存在。恐らく格好から考えても今も職務中であり、この人なら魔王を見たならば逮捕やら何やらに動くと思うわけだ。さすがに魔王の顔を知らないなどであればどうにもならないとは思うがそうでないならばと外には出さずに期待していたのだが、完全に伊奈野の予想を裏切るように、

「む?俺のことは無視か?警備隊長」

「む?むむむっ!?そ、そこにいるのは魔王!?いつの間に外に!?」

「先ほど封印を解除されてな。やっと出てきたところだ。俺、復活!フハハハハッ!!!」

「そ、そうかそうか!そいつは良かった!魔王が来てくれたならかなり楽になるな!」

警備隊長が驚いたために伊奈野は期待を大きくさせた。外に出たことに驚いたのは自分たちが封じ込めたからなのだ、と。ここできっともう一度捕まえて封印に動き始めるだろう、と。

しかし、その後はその期待を完全に裏切る形で警備隊の人は魔王との再会を喜んだ。絶対に捕まえるべき相手だと思う存在との再会に喜んだのである。伊奈野としては予想外もいいところ。

つまりそれは、

(警備隊の人まで魔王側、つまり反乱軍側ってこと!?もう無理じゃないこの国!?この国壊れちゃうよ!?)

警備隊の人すらこの国を裏切ろうとしている。考えてもいなかった展開だ。

これはあまりにも内部まで国が腐ってしまっていることを現している。伊奈野に希望などない。

それこそ英雄の誰かに見られたりでもしない限り、伊奈野に平穏など訪れることはなさそうだった。もうこうなってしまえば、

「あの」

「む?どうもすみませんな魔王にばかりかまってしまって!どうかされましたか?」

「……………何か、お手伝いすることとかありますか?」

伊奈野は覚悟を決めた。もう周囲がそれで固まりすぎているため、自分も反乱の仲間に加わるしかないということを。

ここまで内部まで侵入を許しているとなれば、国の側も相当苦戦することが予想される。ワンサイドゲームになるわけではないことを考えれば伊奈野がこちら側についてももしかすると生き残れるのではないかとも思えるわけだ。最終的にこちら側が勝つ可能性もあるし、そこまで先を見据えなくとも受験が終わるまではとりあえず身の危険が及ぶことはないだろうという考えによる行動である。

だが問題があるとすれば、すでに伊奈野は自身がもうすぐ消されるのではないかという風に考えていること。より明確に言うとすれば、すでに価値を見出されておらず処分されるのが確定しているのではないかということだ。

そうだった場合、今から協力しようにも遅すぎるし間違いなく消されてしまうだろう。

ということである意味伊奈野の想像ではこの警備の人から仕事をもらえるかどうかによって自身が生き残れるかどうかが決まると思うわけだが、

「心遣いに感謝申し上げます!ダンジョンの発生を止めただけでなく他の事でも貢献しようとしてくださるとは!私、感激いたしました!……………ただ、今のところは私たちだけで問題ありません!これでも十分警備体制は万全にしてあるつもりですので!何かあった際にはぜひご協力お願いいたします!!」

「そ、そうですか。素人が邪魔しても悪いですし、問題がないなら大丈夫です……………」

残念ながら伊奈野の申し出は拒否された。

これでもう伊奈野は確信してしまう。自分はもう用済みなのだと。

今日、自分が消されてしまうのだと。

その絶望を外には出さないようにしているものの頭の中は混乱していて周囲の様子は見えなくなっている。その間に魔王と警備隊の人はまた話をし始めて、

「……………ということがあってな!私はとても感謝しているんだ!!」

「あ~。あの蒐集家ならやりかねないか。あいつは平気で世界を滅ぼす者でも珍しければ抱え込むからな。下手をすれば邪神の手先にすらなる可能性があったと思うが……………そこは大丈夫そうなのか?」

「ああ。問題ないぞ!どうやら蒐集家は蒐集家で彼女のことを気に入っている様子でな!たまにストーキングして持っているアイテムなどを眺めていたりするな!もちろん見つけ次第捕縛しようとはしているが……………さすがに蒐集家が相手だと成功率も3割いくかどうかというところでなぁ。ハハハハッ!」

「あいつは逃げ足も速いからな。邪神の使徒から邪神の力のこもった武器を100以上奪い力の封印に貢献したのは伊達じゃないからな」

「だなぁ~。あれで他人に迷惑をかけない人間なら英雄にもなれた気がするんだが」

「無理なことを言っても仕方がないだろう。あいつはあいつだ」

変な話は全くない。

とりあえず伊奈野の想像していたような恐ろしいことに関連する話は全くこの場には出てきていなかった。

ただ途中まで聞いていなかった伊奈野は。

「しっかり監視しておいて変なことをするようなら捕縛しておかないといけないぞ」

「うむ!それは問題ないようにしているぞ!あいつが現れそうな場所は目星をつけているからな!確実にとらえて逃げられないようにしてやろう!」

「必要があれば俺も協力しよう。魔王の名にかけてあいつ程度には負けないということを証明してやろうではないか。復活したばかりだし、肩慣らしにはちょうどいいだろう」

「そうかそうか。であるならば地獄を見せてやってくれ。二度と手を出さないように。どちらかと言えば、こちらの指示に従って動くように」

こんな部分を聞いてしまったために危機感を覚えることとなった。

誰かが2人の連携によりつかまることになるなんて聞けば恐れないはずがないだろう。きっと2人が狙うのなんて重要人物、それも利用するなんて言う話まで聞こえることから権力者だったりするのだろうと思われるわけだ。

成功すればさらに反乱の効果が大きくなるのは間違いない。

これが失敗すれば魔王側の動きも弱まるだろうとは思うわけだが、

「……………お手伝いしましょうか?」

伊奈野はある意味チャンスだと思い手をあげた。

もう引き返せない。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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